アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔
そもそも「エスビナー」ってどんなアイテム?

撮影:鷲尾 太輔(キーホルダーとして活用する人が多いSビナー)
S-Biner(エスビナー)は、アメリカのアウトドア用品メーカー・NITE IZE(ナイトアイズ)の代表作。
その名の通り、本体がS字型になったカラビナで、ゲート(開口部)が両側にあるデザインが特徴。キーホルダーなどに活用している人も多い人気のアイテムです。
2008年には、アメリカのアウトドア雑誌『BACKPACKER MAGAZINE(バックパッカー マガジン)』で、その年の最も優れたアウトドア製品に贈られる「Editor’s Choice賞」を受賞しています。
登山でも使えるかも!?

撮影:鷲尾 太輔(キーホルダーとして活用する人が多いSビナー)
様々な活用法がありそうなエスビナー。登山でも色々なシーンで役立つのでは……?
そこで今回、堅牢性の高いステンレス製の全8種類(別途アルミ製・プラスチック製もあり)を用意。登山シーンにおける活用法を探っていきましょう。
【活用法①】ザックへの様々なアイテムの装着に

撮影:鷲尾 太輔(ザックのグリップにおにやんま君を装着。大きめの#4を使用)
ふたつのゲート(開口部)にふたつのループを通せるエスビナーは、ザック各部のベルトやループに様々なアイテムを装着するのにぴったり。
今回は虫除けに効果があると言われている「おにやんま君」を装着してみました。安全ピンなどで装着している人が多いアイテムですが、エスビナーだとより手軽に、しっかりと装着可能です。

撮影:鷲尾 太輔(「ココヘリ」の発信機も装着可能。#1を使用)
小さめの#1でコード状のストラップと会員制捜索ヘリサービス「ココヘリ」の会員証(発信機)も装着可能。「ココヘリ」発信機はザックの雨蓋への収納や上部への取付が推奨されているので、おすすめです。
ただし、過度に大量のアイテムをザックに外付けするのは、他の登山者や木の枝に引っ掛かって転倒・滑落するリスクを増加させることもあるので注意しましょう。
【活用法②】よく使う小物の一時保管に

撮影:鷲尾 太輔(ザックのショルダーストラップにコンパスを装着)
大きめの#4・#5などのエスビナーを常にショルダーストラップに取り付けておくと、何かと便利。今回はコンパスを取り付けてみました。首にかけておくよりも低い位置になるため、コンパスが見やすくなりましたよ。
ザックからの出し入れが面倒なアイテムが特におすすめ!

撮影:鷲尾 太輔(帽子やグローブなど、様々なアイテムの保管にも便利)
状況に応じて使ったり使わなかったりするアイテムは、いちいちザックに収納して出し入れするのは面倒ですよね。どこにしまったか分からなくなったり、紛失してしまうことも。
写真で紹介した帽子やグローブの他、ストラップを付けたサングラスや腕に日焼け痕を作りたくない時の腕時計など、様々なアイテムを簡単に取り付けて保管可能。必要な時にはすぐに使うことができます。
何も付けていない時には、タオルや手拭いをかけておいても便利ですよ。
【活用法③】大切なアイテムの紛失防止に

撮影:鷲尾 太輔(サイドポケットのナルゲンボトルをザックのコンプレッションベルトと連結)
登山道に落ちているペットボトルやナルゲンボトルを見かけたことはありませんか。これらの大半はわざと捨てたものではなく、知らぬ間にザックのサイドポケットから滑り落ちてしまったもの。
ペットボトルはストラップ付きのケースに入れる必要はありますが、ナルゲンボトルはそのままザックのサイドにあるコンプレッションベルトなどとエスビナーで連結可能。紛失の心配はありません。
現金支払の多い登山では、財布を置き忘れてしまうことも多いもの。ストラップ付きのアウトドア用財布を、ザックやサコッシュと連結しておくのもおすすめです。
【活用法④】小さなアイテムの「まとめ」に

撮影:鷲尾 太輔(クライミング用のナッツをまとめてハーネスに連結)
ループ付きのテントペグなど、バラバラになって困るアイテムの「まとめ」にも便利なエスビナー。写真ではクライミング用のナチュラルプロテクションの1種であるナッツをまとめてみました。
ただしあくまでもナッツの保管用、エスビナー自体は絶対にクライミングやレスキューには使用しないでください。
