約60万株のレンゲツツジが彩る、初夏だけの湯の丸高原

初夏の山歩きといえば、新緑や高山植物を思い浮かべる人も多いはず。そんな季節に気になるイベントが、群馬県・嬬恋村の「休暇村嬬恋鹿沢」で始まります。
2026年6月8日から開催される「レンゲツツジ 湯の丸高原ガイドウォーク」は、約60万株のレンゲツツジが咲く湯の丸高原を、自然ガイドと一緒に巡る体験プログラムです。
会場となる湯の丸高原は、標高1,700〜2,000mに位置する高原エリア。丸みのある湯ノ丸山の景観と、オレンジ色に染まるレンゲツツジの群落が広がり、初夏らしい開放感を味わえます。
さらに、この時期は放牧風景も見どころのひとつ。高原をのんびり歩く牛たちとレンゲツツジが並ぶ景色は、どこか牧歌的で、普通の登山とはまた違った魅力があります。
実は“牛”がつくった景色だった?レンゲツツジ群落の成り立ち
湯の丸高原のレンゲツツジが特別といわれる理由は、その規模だけではありません。
実はこの群落、明治37年に始まった放牧によって現在の姿になったとされています。

レンゲツツジには有毒成分が含まれているため、牛たちは食べません。一方で周囲の植物は食べられていったことで、レンゲツツジだけが広がり、現在の約60万株という大群落になったそうです。
こうした独特の景観や希少性が評価され、昭和31年には国の天然記念物にも指定されました。
ただ「花がきれい」で終わらない背景があると、歩く時間もより印象深いものになりそうです。
ガイド付きだから、高山植物や自然の話も楽しめる

「景色は好きだけど、植物の名前まではわからない」
そんな人でも楽しみやすいのが、今回のガイドウォークの魅力です。
プログラムでは、自然ガイドがレンゲツツジの見どころや高原の自然について解説。コマクサやマツムシソウなど、このエリアならではの高山植物についても知ることができます。
また、休暇村から湯の丸高原まで送迎付きなのもうれしいポイント。土地勘がなくても参加しやすく、旅行ついでの軽ハイクにもぴったりです。
「ただ歩くだけ」で終わらず、景色の背景や自然の成り立ちまで知れると、満足感もぐっと変わってきます。
60万株のレンゲツツジ「湯の丸高原ガイドウォーク」
- 開催期間:2026年6月8日(月)~26日(金)
※平日限定
※小雨決行、状況により中止の可能性あり - 時間:9:00~12:00
- 定員:9名 ※最少催行人数1名
- 料金:1,000円(6月8~10日/リフト利用なし)
2,300円(6月11~26日/リフト利用あり)
※税込料金 - 予約:前日までの要電話予約
(休暇村嬬恋鹿沢TEL)0279-98-0511 - 準備物:動きやすい服装、履きなれた靴(軽登山靴推奨)、レインウェア、飲物
※虫刺され等が心配な方は虫よけスプレーをお持ちください
「湯の丸高原つつじ祭」や周辺スポットも合わせて楽しみたい

期間中は「湯の丸高原つつじ祭」も開催され、夏山リフトの運行や特産品販売なども予定されています。
リフトを使えば「つつじ平」周辺の散策も気軽に楽しめるため、「本格登山まではハードルが高い」という人にもおすすめです。
湯の丸高原つつじ祭
- 開催期間:2026年6月5日(金)~30日(火)
- 会場:湯の丸高原第一リフト一帯・つつじ平
- 駐車場:無料駐車場あり(1,300台分)


さらに、2026年4月には「鹿沢インフォメーションセンター」もリニューアルオープン。上信越高原国立公園の自然や動植物について紹介しており、散策前後の立ち寄りスポットとしても楽しめます。
花を眺めるだけでなく、地域の自然や文化にも触れられるので、週末の高原旅としても満足度が高そうです。
登山や温泉も楽しめる「休暇村 嬬恋鹿沢」

「休暇村嬬恋鹿沢」は、標高1,400mの高原に建つ温泉リゾート。周囲はカラマツやシラカバの林に囲まれ、ホテルから半径1,400m以内に民家や観光施設がないという、“ポツンと感”も魅力です。


敷地内には遊歩道やキャンプ場も整備されており、周辺にはハイキングや登山コースも充実。鹿沢温泉を引いた大浴場もあるので、歩いたあとのリラックスタイムまでしっかり楽しめます。
「花を見に行く」が、そのまま自然を満喫する山旅につながる。そんな初夏らしい楽しみ方ができそうです。
