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背中が蒸れにくい背面メッシュザック

【比較検証】No more 背中びっしょり! 汗っかきの救世主「背面メッシュ」のザック集めました

「登山の度に、背中が汗でびしょびしょになってしまう!」そんな人におすすめの『背面メッシュ』のザックを特集。フレームの形やパッドの形状など、各メーカーが工夫をこらして開発している“背中の蒸れを軽減するシステム”を詳しくご紹介します。とはいえ、「メッシュだと本当に蒸れないの?」という疑問もありますよね。そこで今回は、編集部員が背面メッシュの実力を検証!果たして、びっしょり背中とさよならできるのでしょうか!?

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目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部(グレゴリー ズール30 / 旧モデル)

ザックまでいつも汗でびしょびしょ……登山時の背中の蒸れ、どうしてる?

背面メッシュのザック
撮影:nao

ザックを背負うと、どうしても背中が蒸れる! 服もザックもびしょびしょで、歩いている最中はもちろん、ザックを背負い直すときなんて本当に不快ですよね。

どんなに速乾性のあるシャツを着ても、ザックと背中がくっついているとどうしても蒸れてしまいます。この問題…何とかならないのでしょうか?

ザックと背中に隙間をつくる“背面通気システム”が気になる~!

背面メッシュのザック
出典:Amazon

調べてみると、背中とザックに隙間があったり、背中部分がメッシュになっているなど、蒸れにくい工夫をこらした背面通気システムを搭載したザックが各メーカーにありました! 実際の背負い心地や通気性が気になるところ。


編集部 荻原
ねぇ大迫くん、背面がメッシュのザックを持ってたよね? 背中が汗びっしょりになりにくいザックを探してるんだけど、あれってどうなの?

編集部 大迫
僕の持ってるモデル(グレゴリーのズール35)は、背面メッシュやからザックと背中の間に空間があってめっちゃ快適ですよ。

編集部 荻原
そんなに快適なの? 本当に?? 奥さんに内緒で買ったのがバレて怒られたから、「いい買い物だった」って思いたいだけじゃなくて???

編集部 大迫
ほんまですよ!そないに疑うなら、背面メッシュザックの実力を検証してみましょ。

編集部 大迫
なんで怒られたこと知っとるんや……

背中に“隙間”があると本当に蒸れにくい? パッドタイプのザックと比較検証してみた!

背面メッシュのザック
撮影:YAMA HACK編集部

背面通気システムの実力を試すべく、[左]背面パッドタイプのザック30Lと[右]背面通気システム搭載のメッシュタイプのザック35Lを比較検証してみることに。

検証方法&条件

900mlのペットボトル10本
撮影:YAMA HACK編集部

900mlのペットボトル10本を入れた状態で背負い、階段の昇降を続けます。5分経過した時点での背中の汗のかき具合をチェック。

グレーのTシャツ2枚
撮影:YAMA HACK編集部

それぞれの汗の量が分かりやすいように、全く同じグレーのTシャツを着用して行います。

それでは、検証スタート!

階段昇降
撮影:YAMA HACK編集部

まずは、パッドタイプのザックを背負って走る、ひたすら走る。

階段ダッシュ

いい走りっぷりですね。

階段昇降
撮影:YAMA HACK編集部

5分が経過し終了。まだまだ余裕そうな表情を浮かべていますが、どのくらい背中に汗をかいているのでしょうか? 結果は後ほど。

背面通気システム搭載のザックを背負って階段昇降
撮影:YAMA HACK編集部

30分ほど体を休めたあと、続いては、メッシュタイプのザックを背負って階段ダッシュ! こちらも5分間走り切りました。

それでは、気になる背中の状態をチェックしてみましょう!

 違いは一目瞭然!

背中にかいた汗の比較
背面パッドのザックと背面メッシュのザック
撮影:YAMA HACK編集部

[左]の背面パッドタイプを背負って走った後の背中は、Tシャツの色が変わっている通り、たった5分間でも汗びっしょり。一方、[右]の背面メッシュタイプは、薄っすらと汗をかいてはいるものの、Tシャツに沁み込むほどではありませんでした。


編集部 荻原
実際に背負って走ってみて、それぞれ背中の感じはどうだった?


編集部 大迫
背面パッドのザックは、動いているうちに肩、腰、背骨のラインに体から出た熱がこもってくる感じでした。特に肩甲骨周りは熱がこもって暑かったし、途中から濡れてる感触もあってめっちゃ気持ち悪かったです。
背面パッドのザック
撮影:YAMA HACK編集部(背面パッドタイプは、背中とザックが密着)


編集部 大迫
撥水インナーとか着れば多少気にならへんかもしれないですけど、長時間あの感覚がつきまとうと思うと少し気が重いですね。


編集部 荻原
背中に密着してたら、そりゃ蒸れるよね。


編集部 大迫
ただ、背中とザックの隙間がないから、身体へのフィット感が良いというか、重心が身体に近い感覚がありました。背面メッシュと比べて荷物が軽く感じるというほどの感覚ではなかったですけど。
背面メッシュのザック
撮影:YAMA HACK編集部(背面メッシュタイプは、背中とザックの間に隙間あり)

編集部 大迫
背面メッシュのザックも、だんだん身体が熱くなってじわっと汗をかく感覚は同じですね。でも、熱がこもる感じはなかったです。腰や肩のザックが体に密着してる部分は、背面パッドと同じように熱はこもりましたね。

編集部 荻原
「メッシュだから涼しい!」というわけじゃなくて、背中の熱がこもりにくいってことなんだね!
まとめ
撮影:YAMA HACK編集部(余裕の表情を見せていたはずが…。親知らずを抜いて前週までドクターストップ中だった編集部大迫は、久々の運動で撃沈)
【まとめ】背面メッシュタイプなら、汗による不快感を軽減できる!

【背面パッドタイプ】

クッション性や身体へのフィット感が高く、背負いやすい反面、ザックと身体が密着している部分が多く、熱がこもりやすい。汗がTシャツに沁み込んだら、なかなか乾かない。
【背面メッシュタイプ】
背中とザックの間に隙間があることで、通気性が良く熱がこもりにくい。汗の逃げ場があるため、Tシャツが汗びっしょりになりにくい。

では、『背面通気システム』を搭載した“背中が蒸れにくいザック”には、どんな種類があるのでしょうか?

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