映画生きてこそ

『生きてこそ』厳寒の山脈で72日間生き残った実話を元にした衝撃の物語

映画『生きてこそ』についてのまとめ。生きてこそは1972年にアンデス山脈で起きた飛行機事故の実話を元にした1993年のアメリカ映画です。極限の環境で生き残った16人の事実を元にしたストーリーは、観る者を釘付けにする衝撃の内容が語られます。

目次

アイキャッチ画像出典:IMDb

映画『生きてこそ』とは

書籍、生きてこその表紙出典:Google Books
『生きてこそ』(原題:Alive)は、ピアズ・ポール・リード著作のウルグアイ空軍機571便遭難事故を題材にしたドキュメンタリー小説『生存者-アンデス山中の70日』を原作にした1993年公開のアメリカ映画です。
生きてこそ、劇中のワンシーン
出典:PsiMovie.com
1972年10月13日、ウルグアイのステラ・マリス学園のラグビーチームとその家族や知人を乗せた乗員乗客45名のチャーター機がアンデス山脈に衝突・墜落してしまいます。厳寒の山脈で72日間生き残り、生還した16人の事実を元に、彼らがいかに生き残れたかをドラマチックに描いています。映画生きてこそのワンシーン出典:IMDb
墜落したときに生き残ったのは28名、彼らは水も食料もほとんど持ち合わせていませんでした。さらに通信機も故障し救助要請も不可能。捜索隊を寒さの中じっと待つしかありませんでした。下山も試みるものの人里から隔絶されたアンデス山中では装備も体力もなく失敗してしまいます。そして9日目には捜索が打ち切られたことをラジオで知ります…。

そんな極限状況で、彼らは一体どうやって生き残ったのか?そこには衝撃の事実があったのです。

『生きてこそ』の実話

ナンド・パラード本人出典:Nando Parrad Official Website
生存者のひとりで遭難者の救出に大きな貢献を果たしたナンド・パラード氏が、映画の主役のモデルとなっています。生存の見込みなしと救助活動を打ち切られた事を知ったパラード氏は、仲間と共に極めて危険な道程を9日間歩きとおして、救助を呼ぶことに成功します。パラード氏が語るノンフィクションも書籍化されています。

アンデスの奇蹟

著:ナンド・パラード
  ヴィンス・ラウス
翻訳:海津正彦
出版社:山と溪谷社

ナンドパラード氏の写真

この映画にはショッキングなシーンがあるため、公開当初は実話なのか?と疑う声もあったそうです。確かにこれは『奇跡の生還』という輝かしい冒険譚のようなものではありません。しかし極限状態に陥ったとき、人間がいかに迷い、勇気をもって乗り越えていくか、生々しく活写する『実話』なのです。ウルグアイ空軍機571便出典:Wikipedia
実際の事故の流れについては、Wikipediaに詳しく綴られているので、興味のある方は下記のリンクからどうぞ。

<ウルグアイ空軍機571便遭難事故>

『生きてこそ』の本編について

本編はDVDとして発売されていますので、購入するかお近くのレンタルショップで探してみましょう!

生きてこそ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

言語:英語/日本語
字幕:日本語/英語
販売元::パラマウント ジャパン

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人はどこまで“生”にしがみつけるのか

ラグビーチーム出典:IMDb *左側のコーチはカメオ出演のナンド・パラード氏
自分が同じ状況になった場合、はたしてどうするだろうか。この映画を観た人の多くがそう思うのではないでしょうか。極限状態で生き残るために必要なのは、体力だけではなく心の強さが大切であることがわかります。彼らある一線を越えることになりますが、最後まで人間性を失わなかったことに深い感銘を受けることでしょう。

“Alive” is the ultimate survival movie.

「生きてこそ」は究極のサバイバル映画。

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