①簡易鉛筆+ホイッスル+メス|ちょっとしたメモ、カットに

撮影:筆者
ホイッスルは緊急用の笛としてだけでなく、簡易鉛筆をセットすれば筆記用具に変身。ちょっとしたメモやログ取りに便利です。メスも装着可能で、緊急時には切る・削るといった用途にも対応できます。
②ライト類|必要十分な手元ライト

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LEDライトは手元を照らすのにちょうど良い明るさ。ミニマムなサイズ感ながらしっかりとした明るさで、夜間の作業時に活躍してくれます。

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パキッと折って使うタイプのライトスティックも内蔵。遭難時に位置を伝えるのに役立ちます。真っ暗なテント場であれば、自分のテントの目印としても使えます。
③ソーイングセット|破れの補修に

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ヤブや岩場でウェアが破けたとき、即席で補修できるソーイングセット。針や糸があらかじめ収納されていて、縫い直しもその場で完了。ザックが破けてしまった、なんてトラブルにも一時的な対応ができるでしょう。
④衛生関連アイテム|清潔さを保って怪我に対処

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絆創膏にアルコールパッド、リフレッシュシートも揃っていて、ちょっとした怪我にも対処可能。コンドームは止血用として使うことができます。
⑤ダクトテープや安全ピン|テントや靴底の修理に

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ダクトテープは靴底の補修やテントの応急処置に。安全ピンはウェアの仮止めなどに活躍。ナノコード・ワイヤーもテント・ツエルトのガイドラインや、仮止めなど何かと使える万能アイテムです。
⑥耐風水性マッチ|着火トラブルにも安心

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濡れた状態でも着火できる耐風水性マッチは、雨天時の登山に持って置けると安心。万が一ライターやバーナーが故障してしまっても、確実に着火することができます。
⑦多機能カード|栓抜き・カン切りにも

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ナイフや缶切り、メジャーなどが一体化したカード型マルチツールは、1枚で多機能。「栓抜きがない……!」なんてときも問題なく対応してくれるアイテムです。
⑧マルチツールプライヤー|ナイフ、ペンチとして

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折りたたんだ状態から広げることで、ナイフやペンチ、ヤスリなど多機能に使える小型ツール。ギアの補修や針金・ワイヤーの切断、ロープや紐を処理するときなど、登山中のちょっとしたトラブルに対応できるアイテムです。
⑨その他、浄水タブ・方位磁針・メジャー・小タオル

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万が一、水が確保できないときでも、沢の水を浄水できるタブレットを使えば飲料が可能に。その他メジャーに巻きつけられた圧縮タオルや、ミニマムな方位磁石も。最低限の機能ではありますが、緊急時用とすれば十分です。
カスタムもおすすめ!日帰り〜1泊登山EDCキット例
豊富なラインナップとはいえ、26種すべてが登山で必要とは限らないかも。ということで今回日帰り〜1泊登山を想定して、キットを少しカスタム!

撮影:筆者
たとえば、常備薬(頭痛薬や熱冷まし)と、何かと使えるポリ袋を追加。これで今後もぱっとこのキットを持ち出せば必要最低限のアイテムを準備できそうです。

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逆に思い切って除外したのがマルチツールやコンパス、瞬間接着剤など。マルチツールはあったほうが便利ではありますが、もう少し大きめのナイフを使いたかったためあえて外しました。コンパスも手持ちの大きいものをサブとして利用することに。
このように、カスタム性の高さも、このキットの魅力のひとつ。手持ちのアイテムのことも踏まえながら厳選することで、軽量で実用的な「自分仕様のEDC」が完成します。

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「必要」が詰まっている、世界最小クラスのEDCキット!

撮影:筆者
Kousky SvetaのEDCキットは、救急アイテムからリペア、ライトまで、登山で「あると助かる」が凝縮された逸品。自分の山行スタイルに合わせて中身をカスタムしていくのも大きな楽しみの一つです。このEDCキットを手にとって、自分だけのオリジナルキットを育ててみてはいかがでしょうか。