COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む
透湿性とか関係ない!やっぱり最強なのは物理換気だ!蒸れを避けたい脇下ベンチレーションつきレインジャケット集合

透湿性とか関係ない!やっぱり最強なのは物理換気だ!蒸れを避けたい脇下ベンチレーションつきレインジャケット集合

登山の必需品であるレインウェアは、実際に雨の日に着て行動すると、内側にこもる熱や蒸れが気になるもの。透湿性が気になるところですが、それに加えてチェックしたいのがベンチレーションの有無です。今回は物理的にウェア内の換気を促せるベンチレーション付きレインウェアをまとめて紹介します!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

写真撮影:筆者

※商品価格は変更となる場合がございます

蒸れにくいレインウェアを手に入れたい

登山 雨 レインウェア
出典:PIXTA

突然ですが、読者のみなさんは雨の日に登山を経験したことがありますか? 日帰りなら晴れ間を狙って計画を立てられますが、泊りがけの山行になると悪天候でも行動せざるを得ない場合があり、レインウェアを着て何時間も雨に打たれながら歩き続けることもままあります。

そのときにストレスに感じやすいのが、レインウェア内にこもる熱や蒸れです。

行動中は体温が上がり、大量の汗をかきます。レインウェアには活動によって生じる熱や湿気を外へ逃がす機能が求められ、それがいわゆる透湿性です。せっかく買うなら透湿性が高くて“蒸れにくいレインウェア”を間違いなくゲットしたいですよね。

防水透湿性のスペックはどれくらいあれば十分?

レインウェア 耐水圧 透湿性

一般的に登山のレインウェアに必要な透湿性は、10,000g/㎡・24h以上の数値があれば十分といわれています。ちなみに透湿性と並ぶレインウェアの必須性能である耐水圧に関しては、20,000mmがひとつの目安。つまり、耐水圧20,000mm、透湿性10,000g/㎡・24h以上のスペックをもつレインウェアを選ぶことが、雨の日の登山を快適にするファーストステップといえます。

ただし、登山専門ブランドからリリースされているレインウェアは、ほぼこのスペックを満たしているといえるのですが、実際は思いどおりにいかないもの……。いくら高スペックのレインウェアを着用したとしても、熱いときは熱いし、蒸れるときは蒸れる。それが登山のリアルというものです。

とはいえ、雨の日の快適な行動を諦めたくはありません。全登山者の望みを叶えるために、透湿性以外にウェア内を涼しくする方法はないものでしょうか?

数値に囚われないで、ベンチレーションに注目!

登山 レインウェア ベンチレーション

そこで注目したいのが、ベンチレーションと呼ばれる機能です。ベンチレーションとは通気や換気や風通しを意味する言葉で、いわゆる換気口のこと。レインウェアでは脇下に備わっているのが一般的で、ピットジップと呼ばれることもあります。

ベンチレーションが付いているレインウェアのいいところは、物理的にウェア内の換気を促せること。生地の透湿性に頼るのではなく、ガバっとウェアを開いて風通しをよくできるので、スペック以上の快適性を備えていると言っても過言ではありません。

脇下ベンチレーション付きレインウェアを徹底調査

ベンチレーションは快適性を高めてくれる優秀な機能ですが、すべての登山用のレインウェアに備わっているものではありません。そこで今回は、ベンチレーション付きのレインウェアをリサーチして、計6着をピックアップ! 細かな違いをチェックして気になる一着を見つけてください。

No.1
<モンベル>テンペスト ジャケット
信頼のゴアテックスを使った高機能軽量モデル

モンベル テンペストジャケット
写真・下記スペックともにメンズモデル

価格:¥35,200
サイズ:S〜XL
カラー:レッドなど計5色
重量:247g(M)

同ブランドがラインナップする、定番の防水透湿素材「ゴアテックス」を使用したレインウェアのハイエンドモデルです。バックパックのウエストベルトに干渉しない大容量のチェストポケットが使いやすく、スマートフォンやサングラスなどを整理しやすい点がポイント。肩や腰など負荷のかかる箇所の縫製を極力減らしたパターン設計で軽く仕上がり、同時に防水性と耐久性が高められています。

脇下に備わるベンチレーションには雨水の浸入を防ぐ止水ジッパーが使われていて、上から下に操作して開ける仕組み。ジッパーの持ち手にはアクセサリーコードが備わり、グローブをしたままでも扱いやすいように工夫されています。

No.2
<アウトドアリサーチ>フォーレイ 3L ジャケット
一線を画すユニークなベンチレーションに注目

アウトドアリサーチ フォーレイ 3レイヤー ジャケット
メンズモデル。ウィメンズモデルは「アスパイア3Lジャケット」

価格:¥44,000
サイズ:S〜L
カラー:ブラックなど計6色
重量:434g(M)

使われている生地は「アッセントシェルドライ」という、伸縮性をもつオリジナル素材。ベンチレーションによる快適性だけでなく、体のムーブにウェアが追従する動きやすさも選ばれているポイントです。リサイクルナイロンを積極的に使い、有機フッ素化合物不使用の耐久撥水加工を施すなど、環境に配慮した作りもこだわりのひとつ。チェストポケットのほかに、左右にハンドポケットも備わっています。

アウトドアリサーチ フォーレイ 3レイヤー ジャケット ベンチレーション

ベンチレーションは「トルソーフロー」という名称が与えられ、裾から脇下まで大きく開くユニークな作りをしています。上から開けることもでき、下から全開にするとポンチョのように小型のバックパックの上から羽織ることも可能です。

No.3
<ファイントラック>エバーブレスフォトンジャケット
動きを妨げない高ストレッチモデルの細部が進化

ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット
写真・下記スペックともにメンズモデル

価格:¥38,500
サイズ:S〜XL
カラー:ロイヤルブルーなど計5色
重量:300g(M)

伸縮性をもつレインウェアの代表格といえるモデルで、肝心のストレッチ性は縦に約107%、横に約117%を誇り、まるでソフトシェルのような着心地が魅力です。2025年からファイントラックがYKKの開発に協力して誕生した耐水圧を高めた新型ファスナーが使われていて、ファスナー裏のフラップをなくしたことでファスナー開閉時に生地を噛み込むストレスが解消されました。

ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット ベンチレーション

こちらのモデルだけベンチレーションが脇下ではなく、一般的にハンドポケットが備わる位置に配置されています。これはザックを背負ったときにショルダーハーネスとの干渉を避ける工夫。行動中の操作性の高さも人気のポイントです。

1 / 2ページ