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ホグロフスのダウンベストを着用するひと

保温着の定番「ダウン」がここまで進化した!!ホグロフスのベストがもたらす新しい快適さとは

「ダウンはあたたかいけれど、濡れに弱くて行動着には不向き」。

そんなこれまでの常識を覆す、ユニークなダウンベストを発見しました!

耐久撥水加工が施されたダウンは、汗をかいてもあたたかさをキープ。超軽量で、通気性にも優れているので、秋冬のアクティブハイクにぴったりな一着です。

その機能を実際にフィールドで試してみました。

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目次

なんだか個性派。だけど、めちゃ使い勝手がいい!

ダウンを手に取る人
出典:PIXTA

保温着として定番の「ダウン」。羽毛の中にたっぷり空気が含まれており、その空気の層が断熱材の役割を果たすことで、高い保温性を発揮します。

一方で、ダウンの弱点は濡れや湿気に弱いこと。羽毛は水を吸収しやすい性質があり、一度濡れてしまうと、ロフトが失われ、保温性が大幅に低下してしまいます。

そのため、”登山の行動着”には適していないとされてきました。

このダウンベスト、面白いぞ!!

ホグロフスのダウンベスト
撮影:筆者

そんなこれまでのダウンの常識を変える、ユニークなダウンベストを見つけました!それが「リム インテンス トレイル ダウン ベスト」。

大きな特徴は、これまで弱点とされてきた「濡れの弱さ」が克服され、運動中でも使えるダウンウェアだという点。ファストハイクやトレイルランなど、アクティブシーンでの使用が想定されたアイテムです。

ダウンに撥水加工だと……!?

画像提供:UPLND

カギを握るのが、ウェアに採用されている高機能グースダウン「H DOWN Platinum 800 CUIN fillpower」。見た目はなんの変哲もありませんが、ダウンそのものにPFCフリーの耐久撥水加工が施されているんです!

しかもこの撥水性は最長で約7日間も持続するとのこと。これにより、汗をかくような激しい運動でも、ロフトが濡れずにあたたかさを保持します。

北欧デザインがかっこいい、本格アウトドアブランド

ホグロフスのロゴ
撮影:筆者

そんな本製品を展開するのが、スウェーデン生まれのアウトドアブランド「ホグロフス」。

北欧らしいミニマルなデザインと、厳しい自然環境で培われた技術が融合。耐久性、防水性、透湿性といった高い機能性を備えながら、製品の洗練された美しさも魅力です。

個性派デザインが変える、アクティブシーンの快適性とは?

ホグロフスのダウンベストの全形
撮影:筆者

ウェアの全形を見ると、その個性派なデザインが目に止まります。

ダウンが封入されているのは肩から上腹部までで、蒸れやすい背中面と下腹部は生地のみ。汗を逃すべき箇所と保温するべき箇所が分けられたハイブリッド仕様になっています。

このユニークな見た目が、フィールドでどんなポテンシャルを発揮するのか?
ということで、さっそく実力を試してきました!

アクティブシーンに快適性をプラス。“あると嬉しい一着”でした

ダウンベストを着てハイキングをする人
撮影:筆者

12月上旬、まだ紅葉が残る低山と雪の八ヶ岳を歩きました。どちらの山行も、コースタイムよりも1.5〜2倍ほど早い、ファストハイクのようなスタイルで使用しています。

その総評とすると、このウェア、想像以上に使い勝手がいいです!!

驚くほど軽く、体の中心からじんわりと広がるダウンのあたたかさ。コンパクトに持ち運べて、運動中の気温の変化にも迅速に対応できる。撥水加工で汗を気にせず、通気性も抜群。あるとないとでは大違いな、満足度の高い一着でした。

ちょっと軽すぎ!まさに空気のよう

ダウンベストの軽やかさ
撮影:筆者

手に取った瞬間から、まるで羽根のような軽さが伝わります。

「いや、これは軽すぎでしょ!」ということでメンズSサイズの重量を計測すると、なんと95g(※)!小型スマホよりも軽く、登山向けのインサレーションベストとしてもトップクラスの軽量性です。

※)公式重量はメンズLサイズで127g

なので、どれほど長い時間着用していても、驚くほど負担がありません。キツさを感じさせないリラックス感ある着心地で、ずっと着ていたくなってしまいます。

ダウンベストのコンパクト性
撮影:筆者

またとてもコンパクトにまとまるので、どこへでも連れていけます。

背中のポケットにウェアを押し込めば、スマホと同サイズのポケッタブルに。バックパックに入れてもスペースを邪魔することはありません。フックも付いているので、バッグパックなどに外付けも可能です。

ライター橋爪

これだけ小さくて軽いので、オールシーズンでいつでも持ち歩きたいですね!

ほどよい温かさで、蒸れもしっかり逃げていく

ダウンベストを着て雪山を歩く人
撮影:筆者

着用すると、ダウン特有の柔らかなあたたかさに包まれます。保温性はものすごい高いわけではなく、「なくてもなんとか耐えられるけど、あると嬉しい」というくらい。なので、逆にずっと気続けるには嬉しい保温力です。

また中綿インサーションは着た瞬間にわずかなヒンヤリ感がありますが、本製品はすぐにダウンらしいあたたかさが感じられるので、行動着として使う大きなメリットだと感じました。

高密度の極細糸が多彩な機能を発揮

ダウンベストの表地
撮影:筆者

保温性だけでなく、通気性の高さにも注目です。生地に採用されている「パーテックス カンタムエア」は、非常に軽量で防風性と耐久性に優れながらも、コットンと同程度の長けた通気性を持っています。

また世界最軽量クラスの極細糸を高密度に織り上げた素材なので、ダウンが抜け出しにくいことも利点と言えるでしょう。

ライター橋爪

自分の体温を逃がさず、それでいて蒸れはしっかり排出させるので、激しい運動でも快適でした。

動きやすくて、レイヤリングの汎用性もイイ!

ダウンベストを着て走る人
撮影:筆者

袖のないベストは腕の可動を妨げないため、激しい動きに対応できるのもメリットです。伸縮性のあるアームホールが心地よくフィットし、ランのようなシーンでも動きにくさは感じませんでした。

ベースレイヤーの上から羽織れば、肌寒い中での軽快なランニングも快適に。ミドルレイヤーと合わせれば、本格的な冬のトレイルにもピッタリ。夏は半袖Tシャツの上に着るような使い方も良さそうです。

ライター橋爪

前後の裾は長めに設計されていて、風の侵入を防ぎ、保温性を高めてくれます。

また、脇下は立体裁断により、腕の動きを妨げず、あらゆる体勢でのアクティブな動きに対応できそうです。

生地もダウンもしっかり撥水。だから湿気も安心

ダウンベストの着心地
撮影:筆者

「リム インテンス トレイル ダウン ベスト」は、中も外も、高い撥水性で保護されています。風雪が吹き付ける八ヶ岳ハイクでも、表地に付着した雪が水滴となって転がり落ちる様子が確認できました。

ダウンベストに水をかけた様子
撮影:筆者

下山後、念入りに水をかけてみましたが、内部に染み込む様子はなく、しっかり撥水されていることがわかりました。長時間の湿った環境でも、ウェア内をドライに保ち、快適な状態をキープしてくれそうです!

ライター橋爪

中のダウンがどのように撥水しているかは目視できませんでしたが、

汗をかくような場面でもロフトが濡れて潰れているようなことはありませんでした。

重いバックパックの擦れには注意!

ダウンベストの肩部分にフォーカス
撮影:筆者

気になったのが、肩部分の補強がされていないこと。長時間、重いバックパックを背負うような場面では摩擦によって生地が傷みやすい点が懸念されます。

そのため、荷物の多いテント山行などの行動着にはあまりおすすめできません。またある程度の耐久性は保証されていますが、クライミングのようなシーンでも使用は控えた方がよさそうです。

軽量なバックパックを背負ってのファストハイクやトレイルランなど、スピードが求められるアクティビティとの相性は抜群!夏の保温着として着用するのもおすすめです。

シンプルでスマート、細部の機能も充実!

シンプルなデザインですが、ディテールにもこだわりが感じられます。

スマホや行動食が入る、深い背面ポケット

ダウンベストのポケット
撮影:筆者

軽量性を重視しているため、ポケットはひとつだけ。ランニングシーンを想定し、揺れの影響を受けにくい背中にのみ配置されています。

大きめのスマホもすっぽり入る大きさで、行動食を携行しておくにも便利です。トレイルラン用の小型バックパックであれば、ポケットが隠れてしまうこともなさそうです。

リフレクターで夜も安心

ダウンベストの腰部分のリフレクター
撮影:筆者

背面の両腰付近にはリフレクターが備わっており、車や自転車からの視認性を高めます。ロードランをするような方にも嬉しい機能ですね。

ダブルジッパーで換気も手軽

ダウンベストのフロントファスナー
撮影:筆者

フロントファスナーは上下どちらからも開放できるダブルジップ使用になっています。これはベンチレーション代わりにもなり、上は閉めて下は開けておくことで、ウェアがビラビラとはだける心配もなく衣類内の効率の良い換気が可能です。

ライター橋爪

フロントファスナーの開けるだけでも、スーッと通気が大きく変わることが感じ取れました!

ダウンなので洗濯方法は注意!

ダウンベストを洗濯する
撮影:筆者

ダウンはデリケートな素材のため、正しい洗濯方法を知っておくことが大切です。一般的なダウンウェアと同様で問題ありませんが、洗濯の際には以下の点に留意しましょう。

・洗濯ネットに入れる:摩擦を軽減するため、洗濯ネットに入れましょう。

・使用洗剤: 中性洗剤の中でも、ダウンウェア専用の洗剤がおすすめです。
推奨洗剤:NIKWAX ダウンウォッシュダイレクト

・お湯はNG:30℃以下のぬるま湯を使用しましょう。

・乾燥方法:乾燥機だけでなく、自然乾燥も可能です。ただし、日陰で平干しを行い、直射日光を避けるようにしましょう。

・保管方法:湿気を避け、風通しの良い場所で保管することで、カビの発生を防ぎます。

正しい洗濯方法を守り、丁寧にケアすることで、ダウンの保温性と撥水性を長く保つことができます。少し手間はかかりますが、その分、長く愛用できるアイテムかと思います!

持っていて損なし。いつも一緒にいたいダウンベストです!

ダウンベストを着る登山者と冬の山
撮影:筆者

ユニークなデザインの「リム インテンス トレイル ダウン ベスト」ですが、その機能は実に堅実的です。運動中でも保温性と通気性がバランスよく両立。荷物にならない軽さは、季節を問わず、あらゆる山に持っていきたい一着です。

秋冬のファストハイクやトレイルランを楽しむ方はもちろん、サッと羽織れて軽量な保温着が欲しい方にもおすすめ!この使い勝手の良さ、一度味わってしまうと、手放せなくなるかもしれません。

「リム インテンス トレイル ダウン ベスト」で、アクティブなハイキングを、より快適に楽しんでみてはいかがでしょうか。

紹介した商品はこちら

    ホグロフス リム インテンス トレイル ダウン ベスト(メンズ)

    定価¥36,300(税込)
    重量127g/ メンズLサイズ
    サイズS,M,L
    カラーAurora(イエロー)、Teak Brown(ブラウン)、Electric Blue(ブルー)
    素材ダウン:グースダウン90%、フェザー10%
    本体: 100% リサイクルナイロン
    別地: 50% リサイクルナイロン、34% ナイロン、16%ポリウレタン

      ホグロフス リム インテンス トレイル ダウン ベスト(レディース)

      画像提供:UPLAND
      定価¥36,300 (税込)
      重量93g
      サイズXS、S、M
      カラーTeak Brown(ブラウン)、Fresh Pink(ピンク)
      素材ダウン:グースダウン90%、フェザー10%
      本体: 100% リサイクルナイロン
      別地: 50% リサイクルナイロン、34% ナイロン、16%ポリウレタン

      レディースモデルは下腹部にもダウンが封入されています。