ブロックテックパーカを街・山で試してみた!
さぁ、いよいよ街や山で試すときがきました! 雨の日の街での着用感についてもご紹介します。
雨の街を自転車で走るの巻

走り始めて10分後、良い感じに雨を弾いています。

20分後、帰宅して軽く雨を払ったのが上の写真。生地に染み込んでいる箇所も見受けられましたが、中の服が濡れるということはありませんでした。ちょっとした雨であれば十分使えそうです。
秋の低山を歩くの巻

アウターシェルをブロックテックパーカにして、秋の低山を1時間ほど散策してみました。
気温は12℃前後で、時折強く風が吹きましたが、風がぬけてしまう感覚はほとんどなし。ブロックテックの名前に恥じない、高い防風性を感じました。

一方でちょっと気になったのが透湿性。風をブロックしてくれる分、湿気や熱は少しこもりやすいように感じました。感覚としては、ゴアテックスより少し蒸れるかな、というところ。でも完全ビニールの雨ガッパよりは通気してくれます。
蒸れたときは前のジッパーを開けたり、袖を捲ってテープで止めたりすると良さそうです。

逆に寒いなと感じたらインナーに防寒着を着ればOK。ユニクロのウルトラライトダウンならさすがのシンデレラフィット。無駄のないレイヤリングで熱を逃しません。

そして改めていいなと思ったのは、シンプルながらに洗練されたデザインです。主張が少ないため、他のギアが心なしか映える気がします。
山から降りても街で浮かないため、シームレスに着れるジャケットだなと感じました。
本降りの中を1時間歩くの巻

ちょっとした雨だったら大丈夫なことは分かりましたが、長時間雨の中を歩いたらどうなのか?
5~7mmくらいの本降りと言って良さそうな雨が降ったので、1時間ほど街中を歩いてみました!
実際の登山を服装を再現するべく、レインカバーを装着したザックを背負い、フードの下にキャップを装着。ベースレイヤーの上には、濡れがわかりやすいインナーシャツを重ね着しました。
※ブロックテックパーカはそもそも完全防水ではないため、雨の中を長時間歩くことは想定されていません。あくまでも実験としてご覧ください。
【1時間後】驚きの結果に!

インナーを見てみるとどこから染み込んだかが一目瞭然。特に濡れていたのが首元から胸下にかけた箇所でした。首元から雨が入ったんだろうと推測されます。

やはりフードが浅めなのが影響している様子。襟も浅いため、直接雨が入り込んでしまいました。

またお腹あたりも濡れていることから、正面のジッパーからも染み込んだ模様。止水ジッパーとはいえ、やはり完全な防水は難しいようです。

ちなみに両脇のポケットもジッパーを閉めていましたが、中まで浸水していました。

一方で背中側を見てみると、なんとインナーは一切の濡れなし!アウターは肩や背中の中心に濡れが集中していますが、インナーまでは染み込まなかったようです。
(インナーの肩部分が若干暗く見えますが、影による暗さです)
1時間雨を受け続けたため、この結果には私自身驚きました。素材自体の防水性は確かなようです。
ただ体を保温できたか、という観点では別の話。素材がゴムに近いものであるせいか、濡れた生地の冷たさをより感じました。万が一雨の中で使わないといけない、となった時はインナーの防寒性を高めるなど、しっかりとしたレイヤリングが必要そうです。
強めのシャワーを当てたら5分弱で浸水

さらに強い雨だとどうなのか?を確認すべく、強めのシャワーで当ててみました。すると5分とたたずに浸水する結果に。
防水性は高いものの、やはり過度な期待は厳禁と言えそうです。
【総評】 着てみたら…… 実力を認めざるを得ない!

完全防水ではありませんが、小雨程度なら撥水性・防水性をしっかり発揮してくれて、防風性も文句なし! アウトドアシーンでは、上高地散策程度のハイキングやロープウェイで訪れる低山、キャンプやフェスにもってこい。梅雨の時期の街着としても大活躍するのではないでしょうか。
ただし、1つ注意点があります。それは、着用しようが新品のまま保管しようが、ブロックテックパーカに施されている樹脂加工は経年劣化するということ。こちらはユニクロのオンラインストアの商品ページの取扱い部分に記載されています。およそ3年くらいで劣化するという口コミもあり、一定期間で買い替える必要があるアイテムであると認識しておきましょう。
進化が止まらない! “ブロックテックパーカ”はコスパ◎!

ブロックテックパーカは、どうやら発売されてから定期的にアップデートしているようです。今回試したブロックテックパーカは2024年時点のもの。その時々の新作は、ユーザーの意見をすぐに取り入れ、改良がなされた歴代最優秀モデルということになります。
これだけの機能性があって7,000円以下なんて、3年着られれば十分過ぎますね!ハードシェルやソフトシェルをすでに持っている人も、ヘビロテ間違いなしのブロックテックパーカを是非試してみてください!
ブロックテックパーカの洗濯方法
ユニクロ公式サイトに記載があるように、お手入れ時は手洗いが推奨されています。
- 洗濯は単独で行ない、漂白剤や蛍光剤の入った洗剤は使用しない
- 長時間水に浸す事は避け、洗濯後は速やかに形を整えて陰干しする
- 家庭洗濯時の乾燥機の使用は避け、風通しの良い所で十分乾燥させた後、保管する