トレントフライヤー

軽い・小さい・蒸れにくい!携帯に便利な「トレントフライヤージャケット」が理想的

モンベルのレインウェア「トレントフライヤージャケット」は、発売以来、卓越した軽量コンパクト性で注目されています。2020年のモデルチェンジで脇のベンチレーションが追加され、快適性がUP。なぜそんない軽いのか?薄手だけど破れない?ストームクルーザーとどう違う?などなど、気になるポイントや特徴を実際に着用してチェックしました。

目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

抜群の携帯性!モンベル「トレントフライヤージャケット」

トレントフライヤー

撮影:筆者(身長175cm Mサイズを着用)

登山の必需品ではあるものの、使用するよりバックパックの中に携帯することが多いレインウェア。「できるだけ軽くて、かなばらない方がいい」という人も多いのではないでしょうか。

軽量かつコンパクトなモデルを探しているなら、モンベルの「トレントフライヤージャケット」がおすすめ。持ち歩きやすいうえ、レインウェアにありがちな着用時の熱のこもりや蒸れ対策も万全。スピードハイクやトレイルランニングなどの運動量が多いアクティビティにも対応しています。

世界最軽量クラス!どうしてこんなに軽いのか?

トレントフライヤー 収納

撮影:筆者

付属のスタッフバッグに入れると、500mlのペットボトルくらいのサイズ感でとてもコンパクト。平均重量はわずか194gと世界最軽量クラスです。

この驚きの軽さを実現している要因は、素材や縫製にあります。

【軽さの要因①】軽量構造の「ゴアテックス パックライト®プラス プロダクトテクノロジー」

トレントフライヤージャケット 素材

撮影:筆者

トレントフライヤージャケットには、防水透湿性に優れるゴアテックスプロダクトのなかでも、特に軽量コンパクト性を追求した「ゴアテックス パックライト®プラス プロダクトテクノロジー」が採用されています。

無数の微細な孔(あな)があいている防水透湿膜のゴアテックスメンブレンに表地を貼り、裏面に耐摩耗性に優れた特殊な微粒子をコーティング。裏地がない2層構造であることが軽さのポイントです。

裏面はツルツルしていてベタつきそうに見えるかもしれませんが、細かな凹凸がある加工のため意外にサラサラ。ゴムガッパのように汗で貼りつくことは少なそうです。

また、縫い糸の1本1本にまではっ水加工を施すなど、細部にいたるまで防水・はっ水性が追求されています。

▼「ゴアテックス パックライト®プラス」について詳しくはこちら

【軽さの要因②】薄手の表地「バリスティック エアライト®」

バリスティック エアライト®

表地の素材は、「バリスティック エアライト®」。極細のバリスティック®ナイロン糸を用いて軽量に仕上げた、かなり薄手の生地です。

モンベルで展開しているゴアテックス ファブリクスを採用したレインウェアのなかでは、強度はやや低め。とはいえ通常のナイロンより丈夫であり、軽量コンパクト性を追求しながらも必要な強度はしっかりと確保されています。

【軽さの要因③】細部にこだわった縫製

軽量な素材を使うだけでは“最軽量クラス”のレインウェアは生まれません。縫製にもたくさんの工夫がなされています。

 

スマートソーイング

提供:mont-bell

縫い合わせの余分な部分を極力削減した「スマートソーイング」。

 

K-Mono カット

提供:mont-bell

縫い目そのものを少なくした「K-Mono カット」。軽量化だけでなく、防水性や耐久性が向上し、より動きやすい仕様になっています。

 

シームテープ

撮影:筆者

縫い目を防水するシームテープは、一般的なシームテープよりも薄く、幅も狭いものを高度な技術で貼り合わせています。

 

じっくり観察してみると、素材選びや縫製の仕方において、とことん軽量化を目指しているのがよくわかります。着ている感覚がないほどトレントフライヤージャケットが軽いのは、これだけの工夫をしているからなんですね。

軽量なだけじゃない!トレントフライヤージャケットの特徴

トレニョフライヤー後ろ

撮影:筆者

トレントフライヤージャケットには、快適性を高めるための工夫も見受けられます。着心地の良さを裏付ける特徴をピックアップしてみました。

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