目次
抜群の携帯性!モンベル「トレントフライヤージャケット」

軽量かつコンパクトなモデルを探しているなら、モンベルの「トレントフライヤージャケット」がおすすめ。持ち歩きやすいうえ、レインウェアにありがちな着用時の熱のこもりや蒸れ対策も万全。スピードハイクやトレイルランニングなどの運動量が多いアクティビティにも対応しています。
世界最軽量クラス!どうしてこんなに軽いのか?

この驚きの軽さを実現している要因は、素材や縫製にあります。
【軽さの要因①】軽量構造の「ゴアテックス パックライト®プラス プロダクトテクノロジー」

無数の微細な孔(あな)があいている防水透湿膜のゴアテックスメンブレンに表地を貼り、裏面に耐摩耗性に優れた特殊な微粒子をコーティング。裏地がない2層構造であることが軽さのポイントです。
裏面はツルツルしていてベタつきそうに見えるかもしれませんが、細かな凹凸がある加工のため意外にサラサラ。ゴムガッパのように汗で貼りつくことは少なそうです。
また、縫い糸の1本1本にまではっ水加工を施すなど、細部にいたるまで防水・はっ水性が追求されています。
▼「ゴアテックス パックライト®プラス」について詳しくはこちら
【軽さの要因②】薄手の表地「バリスティック エアライト®」

表地の素材は、「バリスティック エアライト®」。極細のバリスティック®ナイロン糸を用いて軽量に仕上げた、かなり薄手の生地です。
モンベルで展開しているゴアテックス ファブリクスを採用したレインウェアのなかでは、強度はやや低め。とはいえ通常のナイロンより丈夫であり、軽量コンパクト性を追求しながらも必要な強度はしっかりと確保されています。
【軽さの要因③】細部にこだわった縫製
軽量な素材を使うだけでは“最軽量クラス”のレインウェアは生まれません。縫製にもたくさんの工夫がなされています。
じっくり観察してみると、素材選びや縫製の仕方において、とことん軽量化を目指しているのがよくわかります。着ている感覚がないほどトレントフライヤージャケットが軽いのは、これだけの工夫をしているからなんですね。
軽量なだけじゃない!トレントフライヤージャケットの特徴

わき下のベンチレーションで素早く熱を放出

例えば行動中は開ける、停滞時や下山では閉めることにより、適切に体温調節や蒸れ対策が可能。ベンチレーションがあるレインウェアは意外と少ないので貴重です。
袖口、裾、首元はしっかり閉まって防水万全
■袖口
■首元、顏周り
雨が直接かかる首元と顔は、3方向からフィット感を調節できる「トライアスクルフード(詳しくは後述)」でしっかり防御。
■裾

このように雨水が浸入する恐れがある部分はすべて閉めることができ、防水は万全です。
フードは頭の動きに追随して視界良好


ポケットは胸ポケットのみ、あくまでも軽量性重視

反射テープが暗闇行動での安全性UP
フロントファスナーと胸ポケットのサイドに、暗いところでライトが当たると反射して光るテープが貼られています。早朝や夜間、悪天候時の樹林帯といった暗いところでも行動することが多い山岳レースやスピードハイク、トレイルランニングなど、積極的に行動するアクティビティでも安全性を保つ配慮のようですね。携帯性を重視したい人におすすめ


耐久性や利便性よりも、「携帯性」と「運動性」を重視。そのコンセプトがはっきりしている製品だというのが感想です。
春から秋の登山に携帯するレインウェアとしておすすめ。雨への備えはもちろん、防風性があり、着心地が軽くしなやかで透湿性に優れているので、不意に寒くなった時のウィンドブレーカーとしても活躍しそうです。
おすすめシーン
・春から秋の登山に携帯するレインウェアや簡易的なウィンドブレーカーとして
・トレイルランニングやスピードハイク時のレインウェアや行動着として
▼山岳アスリート・望月将吾さんもTJARで「トレントフライヤー ジャケット」を使用していた?!
トレントフライヤージャケット Men’s

税込価格 | 25,080円 |
素材 | ゴアテックス パックライトプラス ファブリクス2レイヤー [表:12デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ] |
耐水圧 | 50,000mm以上 |
透湿性 | 44,000g/m²・24hrs |
平均重量 | 194g |
カラー | 4色 |
サイズ | S、M、L、XL、 U/S、U/M、U/L、U/XL(海外モデル) |
収納サイズ | 7×7×15cm |
トレントフライヤージャケット Women’s

税込価格 | 25,080円 |
素材 | ゴアテックス パックライトプラス ファブリクス2レイヤー [表:12デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ] |
耐水圧 | 50,000mm以上 |
透湿性 | 44,000g/m²・24hrs |
平均重量 | 176g |
カラー | 3色 |
サイズ | XS、S、M、L、XL、 U/S、U/M、U/L、U/XL |
収納サイズ | 7×7×14cm |
トレントフライヤー パンツ
パンツもジャケットと同様、軽量コンパクトです。
メンズ | ウィメンズ | |
税込価格 | 15,950円 | |
素材 | ゴアテックスパックライトファブリクス [表:12デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ] | |
平均重量 | 162g | 146g |
カラー | ブラック | |
サイズ | XS、S、M、L、XL、 U/S、U/M、U/L、U/XL(海外モデル) | XS、S、M、L、XL、 U/S、U/M、U/L、U/XL(海外モデル) |
収納サイズ | 6×6×11cm | 6×6×10cm |
「ストームクルーザージャケット」とはどこが違う?

モンベルの定番レインウェアといえば「ストームクルーザージャケット」ですが、どんな違いがあるのでしょうか?「トレントフライヤージャケット」と比較してみました。
ストームクルーザージャケット | トレントフライヤージャケット | |
素材 | ゴアテックス ファブリクス3レイヤー [表:20デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ] | ゴアテックス パックライトプラス ファブリクス2レイヤー [表:12デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ] |
平均重量(Men’s) | 254g | 194g |
耐水圧 | 50,000mm以上 | 50,000mm以上 |
透湿性 | 35,000g/m²・24hrs | 44,000g/m²・24hrs |
わき下 ベンチレーション | なし | あり |
ストームクルーザージャケットは裏地がある3層構造で、表地が少し厚手の20デニール。「トレントフライヤージャケット」よりも耐久性が高く、それが重量差として表れています。
一方で、透湿性の高さとベンチレーションによる熱のこもりにくさや蒸れにくさでは、「トレントフライヤージャケット」が優位。
「ストームクルーザー」は春から秋に防寒着としても積極的に使いたい人に、トレントフライヤージャケットは携帯性にこだわる人、運動量が多い人に向いているといえるでしょう。
▼ストームクルーザーについて詳しくはこちら