初めてのテント泊で憧れだった槍ヶ岳に挑戦した、にゃすなさん。念願の槍ヶ岳での山行について、写真と共に語ってくれました。
── 初めてのテント泊、そして槍ヶ岳はどうでしたか?
今までに経験したことのない、重たいザックを背負い上高地からひたすら歩きました。
当初は、上高地〜殺生ヒュッテ(テント泊)〜上高地の1泊2日の予定で、1日目の殺生ヒュッテに着いた時は疲労困憊でした。

── 初めてのテン泊装備を持って、上高地から殺生ヒュッテまでって結構な距離ですよね!?
しかも、テン場に辿り着いた時はガスと小雨で槍の姿もほぼ見えず。
景色を諦めてくつろいでいたら、ガスが晴れてきて…テントの中から槍が見えたんです。念願の槍がほんとに近くて感激しました!
景色を諦めてくつろいでいたら、ガスが晴れてきて…テントの中から槍が見えたんです。念願の槍がほんとに近くて感激しました!

その後は天気も回復し、日暮れから星空、夜明けにモルゲンロートと色々な景色が堪能できました。
今まで色々な山から見続けていた、憧れの槍ヶ岳のすぐそばに居られて、本当に幸せな時間でしたね。
今まで色々な山から見続けていた、憧れの槍ヶ岳のすぐそばに居られて、本当に幸せな時間でしたね。


── 素晴らしい景色の写真ばかりですね。カメラは一眼レフですか?
この日のために軽量な三脚も購入して、一眼レフでレンズも広角や望遠など3本持って行きました。
やっと行ける、初めて登るのでどの時間帯の景色も撮り逃したくなかったんです。
やっと行ける、初めて登るのでどの時間帯の景色も撮り逃したくなかったんです。

── 初めてのテント泊で、レンズ3本に三脚まで持って行ったんですか!?
重くて重くて…ひいひい言いながら登りましたけど、持って行った甲斐はありました!
夜中に写真を撮る時も周りを気にしなくていいし、すぐ外にはこんなに絶景が待っているなんてテント泊最高!って思いました。笑
夜中に写真を撮る時も周りを気にしなくていいし、すぐ外にはこんなに絶景が待っているなんてテント泊最高!って思いました。笑

憧れの山頂で感動に震える
翌日、梯子や鎖に取り付いた時は、今までにない緊張感がありました。恐怖というより、遂にあのてっぺんに登るんだ…という高揚感からくるドキドキですね。
最後の梯子では感極まって半泣きでした。
最後の梯子では感極まって半泣きでした。

── ずっと憧れていた山ですもんね。山頂に立った時はどんな気持ちでした?
いろんな感情が入り混じって、もうすごかったです。
「あ!今、槍ヶ岳にいる!!」っていう、感動で震えました。
「あ!今、槍ヶ岳にいる!!」っていう、感動で震えました。

目の前に広がる世界は繋がっていて、どこまでも歩いていける
360度全部が山で、世界の中心にいる感覚でした。山頂についた時の達成感は忘れません。
でもいつもの癖で、思わず槍の姿を探しました。笑
でもいつもの癖で、思わず槍の姿を探しました。笑

── ずっといろんな場所から見てきた、目標の山ですもんね。
はい。山頂から正面に穂高連峰など、山の雑誌の写真で見てきた景色がそのまま目の前にあったんです。自分には縁のないものだと思っていたんですが、それが全部見えて。

槍ヶ岳の反対側にもたくさん山があって、見えるところ全部歩いてみたい、逆から今自分のいるところまで繋げてみたい、って思いました。
目標のひとつだった山が通過点になって、新しい目標が決まった瞬間でもあります!
目標のひとつだった山が通過点になって、新しい目標が決まった瞬間でもあります!

憧れだった槍ヶ岳の山頂に立った嬉しさや、テント泊を満喫したことを語ってくれたにゃすなさん。さらに、新しい目標も決まった素晴らしい山行だったことが伝わってきましたね!