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地面寝る野営スタイル「フロアレスシェルター」。雨とか虫は大丈夫?気になる疑問をULの達人に訊いてみた(3ページ目)

土足OKな空間がものすごくラク

フロアレスシェルター バーナー

撮影:橋爪勇志

床がないので空間の使い方がとても自由。ガスを使えたり、基本的に靴を履いたまま過ごすことができるので、トイレの時など出入りがとてもラクでした。

服部さん
室内でアルコールストーブやガスが使用できるのはフロアレスシェルターならでは。換気は忘れずに!

ライター
橋爪
撤収時にフロア内の掃除をしなくてもいいのもメリット!テントだと、けっこう小石や草が入り込んじゃうんですよね。

軽さは文句なし!もしものときはツェルト代わりにも

トレイルスター フロアレスシェルター 収納袋

撮影:橋爪勇志(収納袋は余裕のある大きさで、収納時はこの3分の2ほどに圧縮可能)

今回使用したシェルターは重量510g。一般的な2人用ダブルウォールテントの半分近い軽さです。ストックをテントポールとして代用できるのも魅力。

シェルターは緊急時のツェルトとしても活躍するので、アイテムを一石二鳥でまかなえるのもULらしいメリットだと感じました。

服部さん
軽いものであれば200g程度です。しっかりしたモデルでも500g前後で持っていけるのは魅力ですよ。

気になるポイントは?

山岳用テントよりも広い場所が必要

撮影:橋爪勇志(山岳用テントよりも広い場所が必要です)

使っていて不便に感じることはありませんでしたが、あえて言うならばサイズが大きいのでテント場によっては場所取りが大変かも?というところ。

混雑した時期や狭いテント場よりも、ゆったりと過ごせる空間にマッチすると感じました。

服部さん
このシェルターの場合、アメリカの広大な土地をより早く、自然を感じながら野営する目的で作られました。

それぞれシェルターによって作り分けされているので、ご自身のニーズに合ったモデルを選ぶことも大切です。

【結論】自然に近い感覚がたまらない!ワイルドに山を楽しみたい人におすすめ

フロアレスシェルターを楽しむ様子

撮影:橋爪勇志

結論として、当初気にしていた【雨・虫・風】などのデメリットはカバーできるもので、それ以上に刺激的な魅力があることがわかりました。

ライター
橋爪
ワイルド感が本当に楽しかったです!山をより近くに感じられるスタイルですね

服部さん
そうですね。フロアレスシェルターの最大の魅力は自然を感じながら安心して眠れること

また、テント場でもプライベート空間を守りながらも自然を間近に感じることができます。


ライター
橋爪
シェルターを低く調整することで、女性も安心して使えそうです。

ビビイサックがあればさらに快適に!

ビビイサック

提供:MoonlightGear
服部さんが「これがあると便利」と答えたのが、ビビィサック。人が横になって足を伸ばせるサイズのもので、寝袋や荷物を入れることもできます。モデルにより防水や撥水、蚊帳など様々な目的で作られており状況に応じてはこれだけで寝れてしまいそうですよね。
服部さん
これがあれば雨や虫も問題ありません。ULのビビィサックは蚊帳付きのものが多いため効率的。気密性が上がるため寝袋も薄くできます。

タープやツェルトとはどう違うの?

タープ フロアレスシェルター

出典: Photo AC

従来の登山でもテント以外に、タープやツェルトという軽量での宿泊ギアがありました。感覚的にはタープ泊やツェルト泊に似ている部分もあり、スペックや設営方法だけで単純に区別できるかというと難しいところがあります。「メーカーがどのようなコンセプトを持ってつくっているか」がフロアレスシェルターやタープ、ツェルトの分類分けとなります。

服部さん
タープは「解放的な野営」、ツェルトは「山岳用の非常用シェルター」として、それぞれ用途に応じて使い分けされています。

自然をより間近に、ダイナミックに感じられるテントスタイル

フロアレスシェルター泊 朝

撮影:橋爪勇志(翌朝目を覚ますと、目の前には雄大な自然が)

今回フロアレスシェルター泊を体験し、そのワイルドなスタイルにすっかり魅了されてしまいました。たしかに山岳用テントに比べて不都合な部分もありますが、その不便さも楽しみのひとつと思えば、まったく苦になりません。

ただし、やはりテント泊に慣れた上級者向け。「山でちょっと違った夜を楽しみたいな」そんな方におすすめしたいです。

自然が間近に感じられるような開放感はフロアレスシェルターならでは。これからの夏の時期にピッタリですよ。

フロアレスシェルターを見つけるならここ!

ムーンライトギア

提供:Moonlightgear

アドバイスをくださった服部さんが店長を務める「ムーンライトギア」では、フロアレスシェルターなどのULアウトドアギアをはじめ、ユニークな厳選されたアイテムを取り揃えています。
今回紹介したシェルターも取り扱いがあるので、気になる方はぜひショップに足を運んでみてください!、

ムーンライトギア 東京店
住所:東京都千代田区岩本町2丁目8−10
電話:03-6884-8143

ムーンライトギア|公式サイト

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