今回筆者が着用したのは、Blackのレギュラー、ウエスト30インチ。身長175cm痩せ型の体形にジャストでした。Blackですが、完全に黒色ではなく、ダークグレーというイメージ。
軽い履き心地で気持ちよく歩ける
歩いている時には気づかなかったのですが、後で自分の姿を画像で見てみると、結構体にフィットしたスリムなカットですよね。
しかし、歩いている時は、まったく窮屈感は無く、軽快に歩くことができたことが一番の印象。また、裾が絞り気味なので、裾のまとわりつきも無く軽快です。
急な坂もスイスイと
ストレッチ性が高く立体裁断になっているので、脚上げがとてもスムーズ。急な坂も膝に生地が突っ張る感覚はありません。
大きく足を上げる場面でも、スイスイと登っていけます。
屈んでも苦しくない
例えば花の写真を撮るときなど、時には思いっきり屈むことが有りますが、ストレッチ性が良いことや、ウエストがゴムで伸縮するところなど、屈んだ姿勢が長くなっても苦しくありません。
登山靴の脱着やソックスの調整が楽
トレッキングパンツとしては、ちょっと珍しい裾のファスナーですが、これが以外と便利。裾の絞りの調整のほか、登山靴の脱着やソックスの調整が簡単にできます。
山を下りても違和感ないデザイン
ロゴはヒップにあり、おとなしめのカラーで、良い意味で登山パンツらしくないデザイン。おかげで、山を下りても違和感ないので、山帰りにちょっとおしゃれなカフェにも入れそう?
感想|歩いていて気持ちいい ゆっくり山歩きが楽しめるパンツ
とても滑りが良く柔らかな生地なので、履いて歩いているだけで気持ちよくなれます。「おだやかな天気の森の中、カメラを持ってゆっくり山歩き」「ピークハントより、山を楽しみたい」、そんなシーンに最適なパンツです。
クアンダリー・パンツとは何が違う?
パタゴニアには、トレッキングパンツのロングセラーである「クアンダリー・パンツ」があります。このパンツも、十分な性能を持つハイキングやトレッキング用。しかし、今回紹介した「アルトヴィア・トレイル・パンツ」と被っているイメージがあります。どこが違うのでしょうか?
大きな違いは、スリムフィットのアルトヴィア・トレイル・パンツにくらべ、クアンダリー・パンツはレギュラーフィットでちょっとゆったり。また、前ポケットの口が、上向きでファスナー無し、コインポケットなどジーンズに近いイメージで、アルトヴィア・トレイル・パンツよりも、カジュアル感があり、着回しがしやすい仕上がりです。
普段使いや旅行目的も考えているなら、クアンダリー・パンツがおすすめかもしれません。
山をじっくり楽しみたいなら「アルトヴィア・トレイル・パンツ」
実はパタゴニアの登山用パンツに縁が無かった筆者。以前別企画でもパタゴニアのパンツ5モデルを履き比べてみましたが、それぞれのパンツが個性的で、完成度の高さに驚きました。
その中で、筆者が最も気にったのが、このアルトヴィア・トレイル・パンツ。実際に山で使ってみても、中低山を中心に歩く筆者の山行スタイルには、ピッタリのパンツ。かなり欲しくなりました・・・。
山をじっくり楽しみたい、そんな人におすすめです。