とにかく軽い!足がどんどん前に進む
傾斜がある場所でもよく膝が上がり、なんだか健脚者になった気分です。
なんなく岩を乗り越える
優れたストレッチ性と、開脚性能。良く伸びて、すべりが良い生地なので、膝の曲がりに抵抗感はありません。
クライミング仕様のパンツなので当たり前ですが・・・。
薄いけれど安心感がある質感
高山対応パンツのイメージとしては意外に薄い生地ですが、不思議と弱々しさを感じさせない風合い、安心感があります。風の中でもあまり冷たさを感じず、それでいて適度に通気性があります。
真冬を除く、3シーズン使用できそうです。
風が吹いてもバタつかないフィット性
このバタつきは長く続くと疲れますが、このパンツなら風が強い稜線歩きもつらさが軽減されます。
結論:低山から高山までこれ一枚で大丈夫
耐久性の高い生地、ハーネス対応など、登山用パンツとしてはほぼすべての要素をカバーしています。
実際に使ってみると、とにかく軽い!しなやかな着心地で、どこでも気持ちよく歩くことができます。低山から高山まで、様々な山行をするアクティブな人におすすめの一枚と思いました。
気になるのは価格の高さ
フルスペックのパンツという事もあり、「19,800円」と少しお高め。初心者にはちょっと手を出しにくい価格設定になっています。
しかし「いつかはあの憧れの山へ…」という目標があるのなら、決して高くはない買い物。汎用性の高いパンツが1本あると様々なシーンで活躍できるので、初心者のうちに買っておくのもいいかもしれませんね。
アルトヴィア・アルパイン・ライト・パンツとは何が違う?
パタゴニアのラインナップに、よく似た名前の「アルトヴィア・アルパイン・ライト・パンツ」があります。”ライト”という事から、アルトヴィア・アルパイン・パンツの廉価版かと思いきや、実は、コンセプトが違う製品。
ライトは、イメージ的には”ジャージ”。裾のパネルやドローコード、および、前ファスナーを省略、また、生地の撥水性も少なめにするなど、よりライト(軽量化)にする為、機能をさらにシンプルにしています。
名前は似ていますが、ライトは「日帰りクライミング」や「ボルダリング」などに向いている製品です。間違えないようにしましょう。
アルトヴィア・アルパイン・パンツならどこにでも登れる!
筆者の登山は、ほとんど中低山。テクニカルなクライミングなどはやらないので、通常、アルトヴィア・アルパイン・パンツのようなクライミング仕様のパンツを選ぶことはありません。
今回、単なる好奇心で使ってみたのですが、こんなにも軽快な山歩きが楽しめるとは、正直、驚きました。
アルトヴィア・アルパイン・パンツならどこにでも登れる!そんな気持ちにさせるパンツです。