③シーンに合わせて軽量化できるフード
普段は頭部を保温することができるフードですが、冬山登山ではニット帽などを着用することが多い為、ダウンパーカのフードは必ずしも必要とは限りません。
アルチプラノダウンパーカのフードは、ボタンとファスナーでウェア本体と接続されており、取り外しが可能。フードを外せばさらに軽量化を図ることができ、ハードシェルの下に着る場合でも首回りがもたつくこともありません。
街から山まで、使うシーンによって使い分けができるので便利です。
フードのフィッティングは、顔廻りと後頭部の2カ所。
ワンタッチで頭全体をフィットさせることができないのは少し残念ですが、うまく調節することで、頭部の防寒性とフィット性がアップします。
④素早く下から冷気をシャットアウト|リードインコード・システム
冬山の稜線などでは冷たい強風が四方から吹き付け、ウェアの下からも冷たい風が吹き込みます。そんな時はウェアの裾のドローコードで絞って防ぎますが、手をポケットから出す必要があり結構面倒。
アルチプラノダウンパーカは、左右のポケットの中から絞ることができる「リードインコード・システム」を採用しているので、素早く絞ることができます。
ただし、緩める時はポケットの中からできません。
緩める場合は、上の画像のように裾のコードロックで調節します。絞ることも緩めることもポケットでできれば、細かい調整ができ満点だったので…少しだけ残念なポイントです。
⑤この性能でコスパ抜群!
さまざまなダウンウェアがラインアップされているモンベル。ダウンパーカに絞っても10種類以上の品揃えが。
その中でも同じEXダウンを使用し、価格帯が近い冬山におすすのダウンとして、「イグニスダウンパーカ」「プラズマ1000 アルパインダウン パーカ」があります。
商品名 | 価格 (税込) | 重さ (g) | 収納 サイズ(cm) | フィルパワー | 素材 |
イグニスダウンパーカ | 36,300円 | 278 | Φ12×20 | 1000 | 表地:ゴアテックスインフィニアム™ウインドストッパー@ファブリクス [表:13デニール・バリスティックエアライト@ナイロン・リップストップ〈超耐久撥水加工〉] |
プラズマ1000 アルパインダウンパーカ | 41,800 | 236 | Φ12×20 | 1000 | 7デニール・バリスティックエアライト@ナイロン・リップストップ[超耐久撥水加工] |
アルチプラノ ダウンパーカ | 33,000円 | 364 | Φ14×25 | 900 | 10デニール・バリスティックエアライト@ナイロン・リップストップ[超耐久撥水加工・帯電防止加工] |
比較してもわかる通り、アルチプラノダウンパーカは高い機能性から考えるとコスパ抜群。
とにかく軽量・コンパクトさを求めるなら「プラズマ1000アルパインダウンパーカ」、濡れに強い「イグニスダウンパーカ」など、欲しい性能によって選んでみてはいかがでしょうか?
アルチプラノダウンパーカは、こんな時に大活躍!
アルチプラノダウンパーカが実際に活躍するシーンを挙げてみましょう。
冬山登山の休憩時や停滞時の保温着に
冬山登山でも、定期的な休憩は必要。また、様々な条件により、停滞を余儀なくすることもあります。
そんな時に、さっと羽織れるのがアルチプラノダウンパーカ。軽量コンパクトなのでバッグパックの取り出しやすいところに入れておくことができ、すぐに出し入れができ便利です。
寒い冬の避難小屋やテント泊の保温着に
冬の避難小屋は暖房が無いことがほとんどなので、非常に寒くなります。当然、テント泊はもっと寒いですよね…。どちらもダウンウェアは必須といってもいいウェアですが、ライトなタイプでは、一晩過ごすための寒さに耐えることはできません。
アルチプラノダウンパーカは、900フィルパワーEXダウンがたっぷり封入されているので、十分な暖かさがあり保温着に最適です。
もちろん街着にも
カジュアル感があるパーカータイプなので、街着としてもOK。軽くやわらかな着心地なので、1日中、ずっと着ていられます。
またダウンが飛び出しにくい加工がされているので、気になる羽抜けが少なく、見た目を損ないません。
ただし、ポケットは左右のハンドポケットのみ。
胸ポケットが無いので、スマートフォンや小物を入れておく場所が欲しい人には、ちょっと不便かもしれません。
高機能なアルチプラノパーカで冬山登山を楽しもう
着用してまず感じたのが、「軽い!」そして「やわらかい!」。まるでシュラフを着ているような、体全体がふんわりとダウンに包まれている心地よさ。
アルチプラノパーカは、機能性や保温性、携帯性と共に、着用感もとてもいいウェアでした。極寒でも安心なアルチプラノパーカで冬山登山を楽しみましょう!