中にはレインウエア上下、インナーダウン、ボトル2本、折りたたみ傘、トレッキングポール、着替え、そしてジェットボイルなど。荷物の重さはバックパック込みで2.1kgほどです。
背中が包まれるようなフィット感で抜群の安定感
ウエストベルトが華奢なので、腰ではなく肩で背負うことになり、最初は「疲れないか心配……」と不安を抱えていましたが、実際に使ってみると肩への負担が緩和されて疲れにくい印象。また、バッグパックの背面が背中を包むようにフィットし、平坦な道だけでなく斜面でもズレることがなく安定して歩けました。
さらに、登り坂や急な斜面を登る際に、底部やウエストベルトが身体の動きに干渉しません。ナローな横幅で、歩く際に袖がバッグに擦れることもなく、軽快に歩くことができました。これは今まで使ったバックパックと比べると楽チンだなと感じたポイントです。
「バンビ」をさらに快適に使うなら…
今まで使ったバックパックの中では使いやすいと思いましたが、「こうしたらさらに快適になる!」と感じた点を紹介します。
小物の取り出しはサコッシュがあると楽
ウエストベルトにポケットがないので、道具の取り出しは毎回ザックを下さなければならず、いかんせん不便。そのため、自分はウエストバッグを一緒に使いました。
移動しながらサッと道具を取り出したい人は、バンビに加えてサコッシュやウエストバッグがあるといいでしょう。
荷物の入れ過ぎに注意
「せっかく登山するならカメラを持っていきたい」「山ごはんの食材もたくさん入れたい」など、ついつい荷物を詰め込み過ぎてしまう人もいるでしょう。
バンビはショルダー部を簡素化して軽量にできている反面、荷物が多すぎると肩の負担が大きくなります。ウエストベルトも細くてクッションはなく、重みがすべて肩に集まるので、疲れが溜まりやすくなるかもしれません。バンビを使うなら、荷物は少なめにすることをおすすめします。
オシャレも山歩きも楽しみたい人に便利なバックパック
登山では、バックパックはウェアに負けないほど個性が現れるところ。「山で使える機能はほしいけれど、街にも馴染むデザイン性も譲れない」「日帰りハイキングや低山トレッキング用に、多機能でなくていいから使い勝手の良いバックパックがほしい」そんな人に、ロウロウ マウンテンワークスの『バンビ』はぴったりです。
カラーバリエーションが豊富かつ様々な素材で展開しており、自分好みのモデルが選べるのも魅力。バンビを背負って、デイハイクに出かけてみませんか?
Bambi
【価格】¥24,200(税込)
【容量】26〜28L
【重量】480g
【素材】1000Dナイロン(メイン)、Dyneema X gridstop(ロールトップ・ショルダーハーネス)、X-PAC VX21(ボトム)
【カラー】Ash、Moss、Walnut、Bluegray