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<ロウロウ マウンテンワークス>の代表作を実際に使ってみた!

これからもっと登山を楽しむために、アウトドアショップを巡っては「自分の理想を叶えるバックパックはないだろうか」と思っていたところ、たどり着いたのが<RawLow Mountain Works(ロウロウ マウンテンワークス)>の製品でした。
それがこちら!デイハイク向けバックパック「バンビ」

主にバックパックを中心に製作しており、ツーリングも可能な小型パックや小物も一部展開。ハンドメイドのため取り扱いショップは厳選されており、手に入りにくいところも人気の理由です。
そんなロウロウマウンテンワークスの「Banbi(バンビ)」は、“街と山をシームレスに使える”をコンセプトにして作られた、普段使い・デイハイク向けのバックパックです。
容量28L、寸法は約38×19×63.5cm、男性でも女性でも使えるサイズ感です。縦長のスリムな形状なので、荷物を入れても横に広がらず、交通機関で移動していても、わずらわしさを感じませんでした。
背面の長さは42cmのワンサイズで調整はできませんが、上半身に重量が乗るようにデザインされており、幅広い身長の人にフィットする作りになっています。高身長の人はもちろんのこと、身長164cmと小柄の筆者でも問題なくフィットしました。
チェストストラップとウエストベルトは、一般的な登山向けのバックパックと比べると細く小さめ。ポケット類のついていないシンプルなデザインです。
「バンビ」のここが気に入った!使い勝手がイイ4つの特徴

①無駄を削ぎ落としたショルダー&ウエストまわり

いかにも登山向けのストラップだらけのバックパックとは異なり、一般的なデイパックと変わらないデザイン。街中で普段使いもしやすいのが嬉しいところです。

ロードリフトストラップ(※)はついておらず、フィット感の調整はショルダーストラップの長さ調節で行ないます。 ウエストベルトも1本のテープ+アジャスターのみで簡易的。シンプルですが、デイハイクで使うには必要十分な機能です。
こうしてショルダーやウエスト部のパーツを少なくすることで、重量を480gまで軽くすることに成功しています。バックパック自体が軽いことで、背負ったときの負担を軽減し、疲れにくくなっているのも好ポイントです。
②オシャレな雰囲気を演出する素材&カラーリング

ちょっとクラシックな表情やフォルム、上品な色味のテープ使いなど、よくある登山用のバックパックとは一線を画すデザイン。それでいて、山での使用にも耐えられるタフなバックパックなのです。

いずれも耐久性と軽量性を両立した素材。磨耗する部分や壊れやすい部分を考慮して、適材適所に素材を選んでいるこだわりがあるそうです!
③容量を調整できるロールトップ仕様


小さいながらも脱着が楽なバックルで、すぐに道具を取り出したい時にも操作は簡単。素材の撥水加工と相まって、バックパック内への水の侵入もしっかり防いでくれます。


④大きめの小物が入る3箇所のポケット
バンビのポケットは、同容量のバックパックと比べると非常に広い作り。サイドポケットは、片側だけで500mlのペットボトルが2本入るほどで、筆者は片方にボトル+折りたたみ傘、もう片方に行動食入りのナルゲンボトル+トレッキングポール2本を収納して使いました。


フロントポケットも大容量。高さもマチも大きく、撮影でよく使用しているDJIのOSMO MOBILEも入れてもまだ余裕がありました。口は止水ファスナーを採用しており、雨が降っても荷物を濡らす心配はありません。

ウエストベルトにポケットがなくとも、サイドポケットとフロントポケット、そしてウェビングベルトで収納力は抜群です!
気になる背負い心地は? 「バンビ」を背負って都内のハイキングコースへ
富士山には一度のみ登頂経験があるものの、本格的な登山をしたことがなく、徐々に挑戦していきたいと考えている筆者。まずはJR青梅駅から歩いていける青梅丘陵のハイキングコースで、バンビの背負い心地を試してみることにしました。歩いたのは11月上旬、往復で2時間ほどのコースです。
背中が包まれるようなフィット感で抜群の安定感


「バンビ」をさらに快適に使うなら…
今まで使ったバックパックの中では使いやすいと思いましたが、「こうしたらさらに快適になる!」と感じた点を紹介します。小物の取り出しはサコッシュがあると楽

移動しながらサッと道具を取り出したい人は、バンビに加えてサコッシュやウエストバッグがあるといいでしょう。
荷物の入れ過ぎに注意

バンビはショルダー部を簡素化して軽量にできている反面、荷物が多すぎると肩の負担が大きくなります。ウエストベルトも細くてクッションはなく、重みがすべて肩に集まるので、疲れが溜まりやすくなるかもしれません。バンビを使うなら、荷物は少なめにすることをおすすめします。
オシャレも山歩きも楽しみたい人に便利なバックパック

カラーバリエーションが豊富かつ様々な素材で展開しており、自分好みのモデルが選べるのも魅力。バンビを背負って、デイハイクに出かけてみませんか?
Bambi

【価格】¥22,000(税別)
【容量】26〜28L
【重量】480g
【素材】1000Dナイロン(メイン)、Dyneema X gridstop(ロールトップ・ショルダーハーネス)、X-PAC VX21(ボトム)
【カラー】Ash、Moss、Walnut、Bluegray