ロウロウのバンビ

28Lで480gの軽さ!ロウロウ マウンテンワークスの「バンビ」は日帰登山に優秀なバックパックだった

2022/11/09 更新

日本のマウンテンギアブランド<RawLow Mountain Works(ロウロウ マウンテンワークス)>は、いま多くのハイカーから支持を集めています。今回は同ブランドの代表作であるバックパック『バンビ』をレビュー! 使い勝手や背負い心地を試してみました。

目次

アイキャッチ撮影:小川迪裕

<ロウロウ マウンテンワークス>の代表作を実際に使ってみた!

ロウロウマウンテンワークス

撮影:小川迪裕

アウトドア関係の編集者・ライター歴は5年以上あるものの、登山歴が浅い筆者。しかしモノにはこだわりが強く、「何を始めるにもまずは見た目と機能から」と常に思っている性格があります。

これからもっと登山を楽しむために、アウトドアショップを巡っては「自分の理想を叶えるバックパックはないだろうか」と思っていたところ、たどり着いたのが<RawLow Mountain Works(ロウロウ マウンテンワークス)>の製品でした。

それがこちら!デイハイク向けバックパック「バンビ」

ロウロウのバックパック

撮影:小川迪裕(RawLow Mountain Worksのバックパック「Bambi」、カラー:Walnut)

<ロウロウ マウンテンワークス>は、バッグデザイナーとしての経歴を持つ2人の男性が2015年に立ち上げた日本のマウンテンギアブランド。国内の自社工場で1点ずつ製造しており、高いデザイン性と品質を両立したアイテムは、発売すると一瞬にして完売するほどの人気があります。

主にバックパックを中心に製作しており、ツーリングも可能な小型パックや小物も一部展開。ハンドメイドのため取り扱いショップは厳選されており、手に入りにくいところも人気の理由です。

そんなロウロウマウンテンワークスの「Banbi(バンビ)」は、“街と山をシームレスに使える”をコンセプトにして作られた、普段使い・デイハイク向けのバックパックです。

撮影:小川迪裕

容量28L、寸法は約38×19×63.5cm、男性でも女性でも使えるサイズ感です。縦長のスリムな形状なので、荷物を入れても横に広がらず、交通機関で移動していても、わずらわしさを感じませんでした。

背面の長さは42cmのワンサイズで調整はできませんが、上半身に重量が乗るようにデザインされており、幅広い身長の人にフィットする作りになっています。高身長の人はもちろんのこと、身長164cmと小柄の筆者でも問題なくフィットしました。

チェストストラップとウエストベルトは、一般的な登山向けのバックパックと比べると細く小さめ。ポケット類のついていないシンプルなデザインです。

「バンビ」のここが気に入った!使い勝手がイイ4つの特徴

後ろから見たバックパック

撮影:小川迪裕

購入の決め手ともいえる、バンビに一目惚れしたポイントや使い勝手のいい点を紹介します。

①無駄を削ぎ落としたショルダー&ウエストまわり

背面

撮影:小川迪裕

個人的に気に入ったのは、すっきりとしたショルダーとウエストまわり。背面は全面メッシュパネルが配置されていますが、通気性とクッション以外の機能は特になく、潔いほどシンプルです。

いかにも登山向けのストラップだらけのバックパックとは異なり、一般的なデイパックと変わらないデザイン。街中で普段使いもしやすいのが嬉しいところです。

ショルダーストラップ

撮影:小川迪裕

ショルダーストラップの厚みは1.5cmで、幅は17cm。少し心細いと感じましたが、背負ってみると意外にも痛みは感じず、不便には思いませんでした。

撮影:小川迪裕
ロードリフトストラップ(※)はついておらず、フィット感の調整はショルダーストラップの長さ調節で行ないます。 ウエストベルトも1本のテープ+アジャスターのみで簡易的。シンプルですが、デイハイクで使うには必要十分な機能です。

 

※ロードリフトストラップ・・・ショルダーストラップの肩部分と本体を繋ぐ調整ベルトで、バックパックと身体をフィットさせる役割

 

こうしてショルダーやウエスト部のパーツを少なくすることで、重量を480gまで軽くすることに成功しています。バックパック自体が軽いことで、背負ったときの負担を軽減し、疲れにくくなっているのも好ポイントです。

②オシャレな雰囲気を演出する素材&カラーリング

街や日常使いにもバッチリ

撮影:小川迪裕

見た目も重視する筆者にとって、バンビはそのニーズにしっかりと応えてくれます。

ちょっとクラシックな表情やフォルム、上品な色味のテープ使いなど、よくある登山用のバックパックとは一線を画すデザイン。それでいて、山での使用にも耐えられるタフなバックパックなのです。

底部のX-pac素材

撮影:小川迪裕

メインの素材は撥水加工が施された1000デニールナイロン。底部には防水性を備えた「X-pac VX21」、トップ部・サイドポケット・ショルダーストラップには撥水加工がほどこされた強度の高い「Dyneema X Gridstop」が使われています。

いずれも耐久性と軽量性を両立した素材。磨耗する部分や壊れやすい部分を考慮して、適材適所に素材を選んでいるこだわりがあるそうです!

③容量を調整できるロールトップ仕様

ロールトップ式

撮影:小川迪裕

開閉口はロールトップ式。この構造の一番の特徴は、巻き数によってサイズを調整できるところです。

サイズ調節

撮影:小川迪裕

バンビも、小さく丸めれば26Lに、2回転ほど巻けば28Lになり、荷物の量に合わせてアレンジできるのが魅力。

小さいながらも脱着が楽なバックルで、すぐに道具を取り出したい時にも操作は簡単。素材の撥水加工と相まって、バックパック内への水の侵入もしっかり防いでくれます。

荷物を出し入れしている様子

撮影:小川迪裕

また、口は直径40cmと広めに設計されており、かさばるアイテムも取り出しやすくなっています。ちょっと寒くなったらアウターをササッと取り出せるのは嬉しいですよね。

ハンドル付き

撮影:小川迪裕

さらに、トップ部には大きめのハンドルがついており、手で持ち運ぶこともできます。電車やバスで身体の前に抱えるより、持ったほうが便利な場面で大活躍しますよ!

④大きめの小物が入る3箇所のポケット

撮影:小川迪裕(サイドポケット)

バンビのポケットは、同容量のバックパックと比べると非常に広い作り。サイドポケットは、片側だけで500mlのペットボトルが2本入るほどで、筆者は片方にボトル+折りたたみ傘、もう片方に行動食入りのナルゲンボトル+トレッキングポール2本を収納して使いました。

コンプレッションベルト付き

撮影:小川迪裕

バックパックの上部にはコンプレッションベルトがついています。荷物が少ないときに締めて中身を安定させるのはもちろん、ポケットに入れたポールを固定することも可能。

コードロック付き

撮影:小川迪裕

ポケットの口にはコードロックつきのループを装備。入れる道具に合わせてサイズを調整すれば、行動時に荷物がズレたり落ちたりするのを防ぐことができます。

撮影:小川迪裕

フロントポケットも大容量。高さもマチも大きく、撮影でよく使用しているDJIのOSMO MOBILEも入れてもまだ余裕がありました。口は止水ファスナーを採用しており、雨が降っても荷物を濡らす心配はありません。

フロントポケットのポイント

撮影:小川迪裕

さらに、フロントポケットにはウェビングベルトが縦についているので、どうしてもザックに入りきらない道具をカラビナで引っかけて持ち運ぶときに便利。

ウエストベルトにポケットがなくとも、サイドポケットとフロントポケット、そしてウェビングベルトで収納力は抜群です!

気になる背負い心地は? 「バンビ」を背負って都内のハイキングコースへ

富士山には一度のみ登頂経験があるものの、本格的な登山をしたことがなく、徐々に挑戦していきたいと考えている筆者。まずはJR青梅駅から歩いていける青梅丘陵のハイキングコースで、バンビの背負い心地を試してみることにしました。歩いたのは11月上旬、往復で2時間ほどのコースです。

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