リバーシブルで山も街も!濡れに強い高コスパ化繊綿ジャケット「サーマランドパーカ」

2020/11/19 更新

秋冬登山の必需品である防寒着。とはいえ寒い時期は頻繁に山に行くわけではないし、できれば出費を抑えたい…そんな人におすすめなのが、モンベルの化繊綿ジャケット『サーマランドパーカ』です。防風性と保温性を備えながら、ダウンジャケットよりも手ごろな価格。実際に登山や日常でサーマランドパーカを愛用している筆者の感想と共に、特徴や適した使用シーンを紹介します。


アイキャッチ画像撮影:筆者

秋冬のトレッキングに便利な「サーマランドパーカ」

季節によって違った表情を見せてくれる山々。これまで夏山にしか行ったことがないけれど、違う景色を求めて秋や冬の山にも登ってみたい。そう思ったときに必要になるのが防寒着です。

とはいえ、ダウンジャケットをはじめ、防寒着は決して安くはない買い物。夏山装備よりもお金がかかってしまうからこそ、どれを選ぶか慎重になりますよね。

モンベルサーマランドパーカ
提供:mont-bell(サーマランドパーカ)
そんな、秋冬トレッキングの防寒着選びで迷っている人におすすめなのが、モンベルの「サーマランドパーカ」です

防寒着として高い防風性と保温性を備えながら、ダウンジャケットよりも低価格な化繊綿ジャケット。ダウンよりもラフに使うことができ、普段使いもできるコストパフォーマンスに優れた一枚なんです。

化繊綿ジャケットって何? ダウンジャケットとどう違う?

化繊ジャケットって何?
出典:PIXTA 提供:mont-bell
見た目がよく似ているダウンジャケットと化繊綿ジャケットの違いは、保温の役割を果たす中綿の部分。ダウンジャケットは天然の羽毛を封入しているのに対し、化繊綿ジャケットはポリエステルなどの化学繊維を中綿として使っています。
 
それぞれの特性を比べてみると以下の通り。注目したいのは、濡れに対する強さです。
 
化繊ジャケットダウンジャケット
保温性◎(△濡れた時)
濡れへの強さ×
防風性
軽さ
収納性
価格〇(ダウンより安い場合が多い)△(比較的高い)
 
ダウンジャケットと化繊ジャケットどちらがいい?
暖かさにおいて、ダウンジャケットは確かに化繊ジャケットよりも高い性能を誇っています。しかしこれは濡れなければの話。ダウンジャケットは羽毛を使っているために吸水性が高く、急な雨や運動で汗をかくなどして濡れてしまえば、あっという間に保温力が落ちてしまいます。

一方吸水性の低い化繊素材を使っている化繊綿ジャケットは、多少濡れたくらいでは保温性がほとんど落ちません。普段の保温性や軽さ、収納性はダウンに劣っていても、安定した保温力をキープしてくれるのが化繊綿ジャケットだとも言えるのです。休憩時だけでなく、行動中にも着用するなら化繊綿ジャケットがおすすめ。

もちろん撥水性能などを高めたダウンジャケットもありますが、数万円台になってしまうのも事実。化繊中綿ジャケットは、1万円前後から買えるコストパフォーマンスの高さにも注目したいところです。

サーマランドパーカのココが魅力!

サーマランドパーカ前後
提供:mont-bell
<モンベル>で展開している化繊綿ジャケットの中でも機能と値段のバランスが良く、幅広いシーンで活躍してくれるのが「サーマランドパーカ」。秋冬の山歩きでも頼れる特長を5つ紹介します。

①濡れても保温力が低下しない、持続性抜群の素材!

サーマランド構造
提供:mont-bell
サーマランドパーカの中綿に使われている“エクセロフト®︎”は、元より吸水性の低いポリエステルにシリコンコーティングを施した、撥水性の高い3種類の繊維を絡み合わせた素材。さらに表地・裏地ともに水をはじく超耐久撥水加工が施されています。

これにより高い耐水性と保温性の維持を実現。行動時に汗をかいた時や急に雨に降られた際にも、濡れてかさが減ってしまうことがなく、空気の層を維持してくれるので、体を暖かく保つことができます。

②インナーにもアウターにもOK!ゆったりサイズで重ね着しやすい

提供:筆者友人
登山の際はウェアのレイヤリングが基本。特に寒い時期は、防寒着の下にもすでに何枚か着ていることがほとんどです。そのためあえてワンサイズ大きめを選ばないと、きつくて動きづらくなってしまうということも。

その点サーマランドパーカはゆったりとした作りのため、いつも通りのサイズでもアウターとしても着用しやすくなっています。また、フードもゆとりがあるため、帽子の上からかぶっても違和感なし。

ダウンよりは嵩張って見えるかもしれませんが、中間着としてレイヤリングした際の着心地も問題ありません。

③スタッフバッグ付きで携行しやすい

撮影:筆者(500mlのペットボトルと比較)
サーマランドパーカにはスタッフバックが付属しており、コンパクトに収納して持ち運ぶことができます。中綿の“エクセロフト®︎”は、復元力が高く小さく畳んだり取り出したりを繰り返しても保温力が落ちないので安心。

重量はメンズで471g、ウィメンズで394gとモンベルで展開しているダウンジャケットに比べおよそ200gほど重くなり、収納サイズもやや大きめですが、缶コーヒー1本ほどの重量差で行動の幅が広がるなら、それほど気にはなりませんよね。

④リバーシブルデザインで普段使いにも

撮影:筆者
山道具の暖かさを知ってしまうと、普段からその性能を生かしたいと思うものです。しかし山用品の派手な色は普段着る時にためらってしまうこともありますよね。

その点リバーシブル構造になっているサーマランドパーカは便利。山にいる間は視認性の高い派手目のカラーで、下山したら落ち着いた色合いで、と使いわけることができます。

④洗濯OKでメンテナンスがラクラク

洗濯機OKでラクラク
出典:PIXTA 洗濯表示提供:mont-bell
中身の片寄りや使う洗剤の種類など…下手に扱えば保温性が落ちてしまうので、何かと手入れに気を使うことの多いダウンジャケット。一方、化繊綿であるサーマランドパーカは細かいことを気にせず、洗濯機でそのまま洗うことができるので、メンテナンスもラクラクです。

何かと汚れることの多い山道具。定期的に綺麗にして長く使っていけるのは嬉しいですね。

サーマランドパーカはどんなシーンで役に立つ?

ではこのサーマランドパーカ、実際にどのような場面で活躍するのでしょう。


山頂での休憩時に

サーマランドパーカ頂上
撮影:筆者
秋や春の山では行動中に防寒着を着ると暑いけれど、立ち止まると急に寒くなるということがよくあります。

登りで汗ばんだ体を冷やし続けるのは危険です。そんな時はバックパックの隅に忍ばせてきたサーマランドパーカが大活躍。

実際に使ってみると、サッとストレスフリーに着られて使い勝手も良好です。

秋山や冬の低山での小雨時に

サーマランドパーカの防水性
撮影:筆者
サーマランドパーカは表面に超耐久撥水加工が施されていることにより、少しくらいの雨ならば弾くことができます。

水をかけてみると、吸い込まれることなく表面に留まり、さっと払えばそのままこぼれ落ちます。直後に触ってみても、一体どこが濡れていたのかわからないほど。

しかも、もともと水が染み込みにくい化繊に撥水加工が施されたものを中綿として使っているため、保温力が落ちにくく、ちょっとした雨に降られても体温を維持してくれる安心感があります。

クライミングでの順番待ちに

クライミング の順番待ちに
出典:PIXTA
将来的にクライミングやアイスクライミングなどに挑戦したいと考えている人であれば、体が急激に冷えてしまうビレーの時などに体を温めるのにも重宝しそうです。

モンベルの他の化繊綿ジャケットとの違いは?

モンベル化繊綿ジャケット比較
提供:mont-bell (左:サーマランドパーカ 中央:サーマラップパーカ 右:フラットアイアンパーカ) いずれもmen”s
モンベルにはサーマランドパーカの他にも化繊綿ジャケットがラインナップされています。その中でも同じくエクセロフト®︎素材を使用している「サーマラップパーカ」と「フラットアイアンパーカ」を比較してみます。
 
サーマランドパーカサーマラップパーカフラットアイアンパーカ
価格¥9,400+税¥15,300+税¥17,800+税
素材中綿:エクセロフト®︎
表地:スーパーマルチ・ナイロンタフタ
中綿:エクセロフト®︎
表地:バリスティックエアライト®︎
中綿:エクセロフト®︎
表地:バリスティックエアライト
ストレッチ性
透湿性
平均重量471g304g522g
撥水性超耐久撥水加工耐久撥水加工
 
サーマランドパーカが優れているのは、なんと言ってもその価格。そして超耐久撥水加工です。
 
急な小雨など状況の変化に対応しやすい撥水効果は、時間が経ったり頻繁に使ったりしていると効果が薄れてきます。その点サーマランドパーカは値段が高いモデルより優れた超耐久撥水加工が施されているため、長く使うことが可能。
 
ただし、ストレッチ性や浸透性など劣る点もあるため、重ね着が不可欠になってくる極寒期の高山や、着たままクライミングなどの激しい運動をしたい人には他のモデルの方が良いケースもあります。
 
サーマランドパーカ
撮影:筆者(サーマランドパーカを中間着として着用)
とはいえ温度差が大きく予想以上に冷え込む秋山の稜線付近での行動や、休憩時には十分以上の性能。これまで夏山がメインで「厳冬期の高山にはまだ行く気はないけれど、秋山や冬の低山に登るための手頃な防寒着を手に入れたい」という人には、特におすすめしたいモデルです。
 
こんな人におすすめ
■サーマランドパーカ
たまには秋山や冬の低山にも登ってみたいけど、コストは抑えて装備を整えたい人
 
■サーマラップパーカ
厳冬期の中間着として使用したり、どんどん秋冬の山にも挑戦してみたい人
 
■フラットアイアンパーカ
アイスクライミングなど防寒具を着たまま、激しい運動をすることがある人

サーマランドパーカのラインナップ

サーマランドパーカはメンズ・レディースだけでなく、キッズも展開。親子でお揃いのコーディネートを楽しめます。リバーシブルのカラーはシーズンによって変わることもあるので、好きな組み合わせの色があるなら逃さずに買っておきたいですね。

サーマランド パーカ Men’s

サーマランドパーカ黄色
提供:mont-bell

【価格】¥9,400(税別)
【素材】表面:40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[ポルカテックス®加工]、裏面:40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[ポルカテックス®加工]、中綿:エクセロフト®[ポリエステル]
【平均重量】471g
【カラー】フラッシュイエロー×ダークマラード(FY/DM)、ガンメタル×ブルーサファイヤ(GM/BS)、ライトブルー×インディゴ(LB/ID)、レッドブリック×ブラック(RB/B)
【サイズ】S、M、L、XL

モンベル サーマランドパーカ Men’s

サーマランド パーカ Women’s

サーマランドパーカwomen's
提供:mont-bell

【素材】表面:40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[ポルカテックス®加工]、裏面:40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[ポルカテックス®加工]、中綿:エクセロフト®[ポリエステル]
【平均重量】394g
【カラー】フラッシュイエロー×マラード(FY/MD)、ミッドナイトブルー×マルーン(MB/MR)、ターコイズブルー×ダークネービー(TB/DN)、トマト×スレートブルー(TM/SB)
【サイズ】XS、S、M、L、XL

モンベル サーマランドパーカ women”s

サーマランド パーカ Kid’s 130-160

サーマランドパーカ kid's 130-160
提供:mont-bell

【素材】40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[ポルカテックス®加工]、中綿:エクセロフト®[ポリエステル]
【平均重量】422g
【カラー】ダークマラード×オレンジレッド(DM/OR)、プライマリーブルー×ダークチャコール(PB/DC)、バーチャルピンク×ダークネイビー(VP/DN)
【サイズ】130、140、150、160

モンベル サーマランドパーカ Kid’s 130-160

サーマランド パーカ Kid’s 100-120

サーマランドkid's 100-110
提供:mont-bell

【素材】40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[ポルカテックス®加工]、中綿:エクセロフト®[ポリエステル]
【平均重量】333g
【カラー】ライトフューシャ×オペラ(LF/OP)、オレンジレッド×ダークブルー(OR/DB)、プライマリーブルー×ビリジアン(PB/VI)
【サイズ】100、110、120

モンベル サーマランドパーカ Kid’s 100-110

サーマランドパーカと新しい挑戦に出かけよう

提供:筆者友人
リーズナブルな価格ながら、保温性が高く悪天候にも強いサーマランドパーカ。ラフに使えてコンパクトに携行できるので、登山や旅行からタウンユースまで、寒い日のお出かけで頼れる相棒になってくれる可能性大。この一着を手に入れて、新しい挑戦をしてみるのはいかがでしょう。


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leadog

海外での犬ぞりガイドやアドベンチャーガイドなどを経て、国内の山の近くを転々としながら国内外のトレイルガイド、辺境ガイドとして活動中。

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