16食目:ソロ登山派、(少し)改心する
さすがに16食目ともなると、レシピが尽きてきたなぁと思う今日このごろ。
そもそもが山はソロ派、ごはんもたいして凝ることもなかったのに、なんでこんな企画を自ら立てたのだ……と。
ぶつぶつ言わずに、今日も作っていきます。本日の材料も冷蔵庫にあったもの。ジャガイモ、ズッキーニ、卵、ソーセージ、チーズです。
ジャガイモ1個、ズッキーニ3cmほど、ソーセージ2本を、すべてさいの目切りにし、鍋を使ってオリーブオイルと塩コショウで炒めます。ジャガイモに透明感が出てきたらOK。なぜフライパンではないかというと、量が多く、混ぜにくいという理由です。
鍋で炒めて、写真のように火が通った材料をフライパンに移します。フライパンを弱火にかけ、そこに溶き卵2個分にチーズを加えた卵液を均等に流し込みます。
弱火にかけ、アルミホイルでフタをして蒸らし焼きにします。こういうとき、つい気になって確認してしまいますよね。
ちらっ……。
まだ少し半熟部分がありますが、フワッフワ感がすごい!!!
横から見ると、あふれんばかりの具と卵!!表面張力感みなぎってます!!
もう少しフタをして、卵液が固まるまで弱火で焼いていきます。残ガスが少ないからか、ごく弱火だと知らないうちに消えていたりします。OD缶の終盤はガス調整をこまめにする。メモメモ。
黒胡椒をかけて、とろっとろチーズオムレツが完成しましたー。
(が、ちょっと考える)……どうせなら、えいっ!
ひとりだけど「シェアごはん」感をかもしてみた
えいっ!!とフライパンをひっくり返して、お皿に先ほどのオムレツをのせました。そう、やりたかったのは「スパニッシュオムレツ」なのです。
いやひとりなら、別にあのフライパンのまま食べてもいいし、味も同じ。ソロ登山ならこんな面倒くさいことしないよなぁと。北アルプスにひとりでガシガシ登ってたときは、とにかくごはん=燃料という感じでした。
でも、東京に戻ってから友人とハイクやキャンプをしていて「持ち寄り料理」っていいなぁと思ったのです。「カマンベールチーズとトマトの炊き込みごはん」を友人が作ってくれたのですが、「ソロクッカーで作れるシェア料理」を作れると、やっぱり山の食卓がにぎやかになって楽しい。
このオムレツも切り分けると、6名くらいでシェアできます。
ウィズコロナのいまの状況下では、食べ物のシェアはあまり推奨されませんが、一緒に山歩きをして同じ食事を囲むことのよさってある。ソロ登山のほうが自由で気楽ではあるのですが、違う山の楽しみ方もせっかくなら取り入れていきたいなと思いました。めずらしく改心。
ところで。最近バーナーを山道具入れにしまうことすら面倒くさくなり、普段のカトラリー入れが定位置に。じわじわ侵食されている。