登山・山ごはん歴は20年以上! そんな山メシの大ベテランで、大人気の山ごはんブログ『山めし礼讃』の著者・げんさんがYAMA HACKに登場! 毎回テーマを設けて、絶品レシピを厳選してご紹介していきます。
2020年山ごはんシリーズの第3回は、山で作るパスタ特集。今はまだ、山に行くことも難しいけれど、家でも山に思いを馳せながら作っても楽しい、山でも家でも手軽に作れるパスタレシピをご紹介します。
色とりどりの材料が食欲をそそる…絶品山パスタ

今回は3種類のパスタレシピを紹介。春満載のパスタから、お酒のおつまみにもなるパスタまで、バリエーション豊かな絶品レシピです!
①春キャベツとコンビーフのパスタ
バーナーもコッヘルも使わず、シェラカップ一つあればできる、超かんたんおつまみ。手早くできてお手軽ながら、ビールにぴったりの一品です。

<材料>
春キャベツ
サラスパ
コンビーフ
コンソメ
オニオンスープ
粗挽きブラックペッパー
ピンクペッパー
<作り方>
①春キャベツをざく切りにし、
②コンビーフをほぐしてフライパンに入れ、弱火で温める

③そこに春キャベツをのせ、お湯を少々足して蓋をし、蒸し焼きにする


④春キャベツがしんなりしてきたらよく混ぜていったん取り出しておく

⑤再びフライパンにお湯を200ml沸かし、そこにコンソメ少々とサラスパ80gを投入。


⑥さらにオニオンスープを加え、蓋をして弱火で煮詰める。


⑦水気がなくなってきたら、キャベツとコンビーフを和え、ブラックペッパーとピンクペッパーをちらせば、春キャベツとコンビーフのパスタ、できあがり~

パスタ80gにお湯200mlの黄金比で、弱火で蓋をして煮れば、お湯を捨てることなく、環境にも優しい、山パスタが作れます。
<この山ごはんで使用した道具>
・バーナー・フライパン
・フライパンの蓋
・シェラカップ(計量用)
・テルモス(お湯を沸かす時短用)
・ナイフ
・フォーク
② トマトチーズペンネ
春らしく、野菜多めの彩り豊かな山パスタ。肉類は使わないけど、チーズとトマトの風味でグッとコクのある一品にしてみました。
<材料>
早ゆでパスタ クルル
チーズクリームのパスタソース
ツナ缶詰
ミニトマト(2色)
トマトペースト
ベビーリーフ
<作り方>
①フライパンに200mlのお湯を沸かし、その間にミニトマトを1/4に切っておく。

②早ゆでクルルを80g投入し、蓋をして弱火で煮る。

③水気がなくなってきたら、ツナ缶とチーズクリームソースを加え、


④さらにトマトペーストを入れて、よく混ぜる。

⑤仕上げにミニトマトとベビーリーフ、パスタソースについているトッピングを散らせば、チーズトマトペンネのできあがり~


ツナの味わいに、トマト味とクリーミーなチーズの味がよくマッチして、肉類が入っていないのに、ワインが欲しくなるような満足感のある一品です。
<この山ごはんで使用した道具>
・バーナー・フライパン
・フライパンの蓋
・シェラカップ(計量用)
・フォーク
・ナイフ
・テルモス(お湯を沸かす時短用)
③ カニみそマカロニサラダ
山のおつまみに、カニみそ缶を使ったパスタを作ってみました。カニみそとマヨネーズ、マカロニの相性がよく、ビールがとまらない一品です。
<材料>
早ゆでマカロニ(ストレート)
きゅうり、カニみそ缶(カニ身入り)
カニカマ
マヨネーズ
<作り方>
①フライパンにお湯を200ml沸かし、その間にきゅうりを薄切りにしておく。
②お湯が沸いたら、マカロニ80gを投入し、

③弱火で蓋をして煮る。

④その間に、カニみそ缶にマヨネーズをカニみその倍量加え、よく混ぜる。

⑤水気がなくなってきたら、マカロニとカニみそマヨネーズをシェラカップにあわせ、

⑥カニカマときゅうりを加えてよく混ぜれば、カニみそマカロニサラダのできあがり~

カニみそのコクとマヨネーズのシンプルな味付けながら、悶絶するほどのうまさでビールがとまらないおつまみに。
もし小袋のしょうゆでもあれば、少しかけてやると、さらに風味が引き締まってグレードアップします。ひとつ注意点があるとすれば、カニみそとマヨネーズを和えているときに、そのまんますぐにつまんで飲みたくなる誘惑が大きいことです(笑)
<この山ごはんで使用した道具>
・バーナー・フライパン
・フライパンの蓋
・シェラカップ
・ナイフ
・テルモス(お湯を沸かす時短用)
・おはし
山でパスタは食べたいけれど、ゆで汁問題が・・・ということでためらっていた方も、この方法ならゆで汁を気にすることなく、また水も節約できて一石二鳥。
最近はスーパーやコンビニでもいろんな種類の軽量なパスタソースも売っていて、ちょっと野菜や缶詰などを足すだけで豪華な山パスタができます。ぜひ山でも美味しいパスタを召し上がってください。
げんさんプロフィール

ビールを飲むためにテントを担いで山に登り、山ごはんを作るのが趣味。
登山歴、山ごはん歴20年以上。低山からアルプス、日帰りからテント山行まで、四季を通じて休みがあれば山に行き、山めしを作って飲む。
夏は北アルプスや南アルプスを中心に、最近は東北の山にも目覚めている。冬は八ケ岳を中心に、美しい景色と美味しい山ごはんのために山へ繰り出す。
著書に「げんさんの山めしおつまみ」(エンターブレイン)、
共著に「げんさんとよーこさんの山ごはん」(山と渓谷社)、「秒速!山ごはん」(山と渓谷社)などがある。
山ごはんのブログ 「山めし礼讃」
この記事のレシピで使用したアイテム
ガス消費量:245g/h
燃焼時間:約55分(IP-250タイプガス使用時)
ゴトク径:大148mm/小90mm
収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm
本体重量:116g
□ ナイロンスタッフバッグ付属
□ ガスカートリッジ別売
サイズ:外径21.3×高さ5.0㎝、上部内径20㎝、底部内径16.5㎝、高さ(内部)4.7㎝
【材質】本体:ステンレス鋼、ツマミ:フェノール樹脂
【重量】約115g
保温効力(6時間):77℃以上
保冷効力(6時間) :10℃以下
口径(約cm):3.6
中せんの種類 :FFX中せん
本体寸法/幅×奥行×高さ(約cm):7×7×23.5
本体重量(約kg):0.28 / 0.26(ボディリング・ソコカバーなし)
この記事を読んでいる人にはこちらもおすすめ
紹介されたアイテム






