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簡単山ごはん

「鍋も食器も汚しません!」片付け楽々で、もっと気楽に簡単山ごはん

鍋や食器を汚さず調理する方法があるのを、ご存知ですか?山で食べるアツアツごはんは魅力的だけど、楽しいことだけではありません。食べ終わったら片付けないと。こびりついた汚れをウェットティッシュでゴシゴシ。そんな面倒な作業を考えると、とてもそんな気にもなれない。そう思っている人、結構多いのでは?片付け楽々な調理方法で、もっと気軽に山ごはんにチャレンジしてみませんか?

目次

アイキャッチ画像 撮影:akko_y

山ごはんは楽しそう! でも、その後が…

山ごはん

出典:PIXTA

洗い場のあるキャンプ場ならキレイに片付けられるけど、登山では汚れたお鍋やお皿をきれいにするのって、結構億劫ですよね。油っぽかったり焦げついていたらなおさら!
そのため、山ごはんにチャレンジしたいけど、食べたあとの片付けを考えるとなかなか挑戦できない…そんな人、結構いるのではないでしょうか。

調理しても汚しません

出典:PIXTA

そんな面倒な片付けの必要がないとしたら、山ごはんのハードルってかなり下がりませんか?今回は洗い物ゼロで出来る、簡単な調理方法をご紹介します。
今まで片付けが面倒で山ごはんに挑めなかった方も、片付けの煩わしさでカップ麺に戻ってしまった方も、ぜひお試しください!

「焼く・蒸す・煮る」が簡単!洗い物ゼロ調理の「三種の神器」

焼おにぎり

撮影:akko_y

大変な片付けが必要になるのは、汚れがお鍋やフライパン、食器にこびりついてしまうから。そんな汚れがつかないように調理して、お皿も汚さず食べることができれば、おどろくほど簡単に片付けることができます。
また、お鍋や食器を拭くペーパーも、全部片付けると結構な量のゴミに。汚さず調理すれば、ゴミの量も減らすことができ、一石二鳥です。

調理道具

撮影:akko_y(左上/クッキングシート、中央/フライパン用ホイルシート、右上/耐熱性ポリ袋)

そこでおすすめなのが、この3つの道具。

【写真左上】クッキングシート
オーブン調理などに使える、耐水性、耐油性加工が施してあるペーパー。食材がくっつきにくく、熱にも強い。

【写真中央】フライパン用ホイルシート
通常のホイルシートより厚めに作られているため破れにくく、片面がシリコン樹脂加工されているため、油なしで食材を載せても焦げ付きにくい。

【写真右上】耐熱性ポリ袋
スーパーなどに置いてあるものと見た目は変わりませんが、120℃までの高温に耐えられます。

このがあれば、洗い物ゼロ、かつ色々な調理方法を楽しむことができます。

いざ、実践!”片付け簡単”な山ごはん

では実際に、クッキングシート、フライパン用ホイルシート、耐熱性ポリ袋を使って、山ごはん作りにチャレンジです!

「フライパン用ホイルシート」を使って、焼く!

汚さない調理方法

撮影:akko_y(裏表に気を付けて!)

焼いて調理する場合は、フライパン用ホイルシートを使いましょう。
フライパンにシートを敷いて火にかけ、温まったら材料を載せて焼くだけ!シリコン樹脂加工されているので、油を使わなくてもくっつきません。

【参考レシピ】鉄板焼き
お肉、お野菜、おにぎり、何でも焼いてOKです。お肉から出る油分で、お野菜もキレイに焼けますよ。
※フライパンからシートがはみ出していると、引火する場合があります。ご注意ください。

「クッキングシート」を使って、蒸す!

紙包み蒸し

撮影:akko_y

蒸し料理にはクッキングシートを使います。
シートに具材を包み、合わせ目を上にしてフライパンに載せて加熱します。水分の多い食材の場合はそのままでOKですが、水分の少ない食材を包む場合は、蒸気が出やすいよう、お水やお酒を少々まわしかけてから包みましょう。
紙包み蒸し完成

撮影:akko_y

お皿にも移動させやすいので、フライパンで続けて調理したい時にもピッタリの調理法ですね。

【参考レシピ】キャベツとソーセージのハーブ風味蒸し
①オーブンシートにカットしたキャベツ、ハーブソーセージ、プチトマトを載せる。
②塩、こしょう、ガーリックパウダー、オリーブオイルをまわしかけ、包んでフライパンに載せて加熱します。
③火が通ったら完成!パンと一緒にどうぞ。

※フライパンからシートがはみ出していると、引火する場合があります。ご注意ください。>

「耐熱性ポリ袋」を使って、煮る!

材料を耐熱ポリ袋へ

撮影:akko_y

最後は耐熱ポリ袋を使ってみましょう。耐熱ポリ袋は、煮たり茹でたりするのにピッタリ!
材料を入れて外から軽くもむようにしっかり混ぜ、空気を抜いて口をしっかり閉めたら、袋ごとお湯にいれましょう。

※ポリ袋は耐熱温度120℃以上の物を使いましょう。お湯の温度は100℃ですが、油分の多い食材を入れると、内容物がそれ以上高温になる場合があります。

しっかり括ってオーブンシートで保護

撮影:akko_y

また、耐熱ポリ袋が鍋肌に直接当たると、そこだけ高温になり袋が溶けてしまう場合があります。
クシャクシャに折り目をつけたオーブンシートで包んで入れると、ポリ袋とお鍋の間に層ができ、袋の溶けを防止できます。

茹でる

撮影:akko_y

火が強いと沸騰したお湯が吹き出すことがあるため、フツフツと100℃をキープするぐらいの弱火で調理するのがポイントです。

トマトリゾット

撮影:akko_y

出来上がったら袋のまま器へ移動。器からはみ出た部分をハサミで切ってそのまま食べれば、食器も汚れません。
茹でたお湯も汚れていないので、食後のコーヒーなどに使えますよ。

※袋を取り出す際にはタオルなどを使い、火傷しないように気を付けましょう。

【参考レシピ】トマトリゾット
①ポリ袋に、トマトジュース、ブイヨン、ベーコン、きのこ、チーズ、ごはんを入れ、混ぜる。
②袋の空気をしっかり抜いてくくり、茹でる。

調理以外にもこんな使い方が

お皿を保護

お皿を保護

撮影:akko_y

取り分ける場合には、お皿にもオーブンシートやホイルシートを敷きましょう。汚れをふき取る手間がなくなります。

ポリ袋で保護

撮影:akko_y

タレを入れたり、汁気の多い食材を入れる場合はポリ袋で保護しましょう。アツアツのお料理を載せる場合は、ここでも耐熱ポリ袋が活躍します。

食べ終わったら…

使用後のポリ袋

撮影:akko_y

汚れたポリ袋は裏返せばゴミ袋に!

持っていくときは小分けにしていこう

ホイルシートの持ち運び

撮影:akko_y

そのままだと大きいオーブンシートとホイルシートは、それぞれ使いやすい大きさにカットして持っていきましょう。実際に使う分量より、ちょっと多めに入れておくと安心です。
直接食材が触れるものなので、汚れが付着しないように気を付けて!

これも何かと助かります

あると便利な道具

撮影:akko_y

なくても大丈夫だけど、あれば何かと役に立つものをご紹介。

◆使い捨て 紙製まな板
どうしても現地でカットしなくてはいけない食材がある場合、これがあると衛生的で便利です。牛乳パックをキレイに洗って乾かせば代用できますよ。

◆除菌スプレー、ウェットティッシュ
ちょっと汚してしまった場合も、サッと拭き取って片付けられます。

◆防水性のゴミ袋
ザックの中でゴミ袋が破れたり、水分が漏れ出したりするのを防げます。下山まで、安心してゴミを持ち歩けますよ。

気持ちも軽く、山ごはんを楽しもう!

山ごはん

出典:PIXTA

パパッと片付けられるようになると、その分気持ちに余裕をもって食事を楽しむことができます。まずは簡単にできるひと品から。自分で作ったアツアツごはんを山の上で食べる幸せを、ぜひ味わってください。

クックパー フライパン用ホイル

サイズ:幅25cm*長さ12m

旭化成 クックパーL クッキングシート

サイズ/寸法:約 幅311×奥行41×高さ41mm
耐熱温度:250℃(20分)

アイラップUF 耐熱ポリ袋

本体サイズ:350mm*250mm/厚さ:0.009mm
耐冷温度:120度~マイナス30度
電子レンジで油性の食品は加熱不可