レインウェアとして十分な耐水性と透湿性
モンベルと言えば、言わずと知れた日本を代表するアウトドアメーカー。そのラインナップは、登山に必要なものが全て揃うといっても過言ではありません。もちろん、レインウェアの種類も非常に豊富。
今回紹介する「サンダーパス」は、モンベル独自の防水透湿素材「ドライテック」を使用。この素材はモンベルの入門クラスのレインウェアに採用されていますが、そのラインナップ中でも、価格と快適性のバランスが抜群。高いコスパは維持しながらも、快適性も犠牲にしないその作りが特徴です。
レインウェアとしての機能は文句なし!
防水性能を表す耐水圧は20,000mm、蒸れを防ぐのに透湿性は20,000g/m2/24h。
サンダーパスは、登山向けのレインウェアに最低限求められているといわれる基準(耐水圧:20,000mm以上、透湿性:10,000g/m2/24h)をしっかりとクリアしています。
リーズナブルだからと言って、山での使用を心配する必要は全くありません!
ハードな登山を楽しむ方にもおすすめ!
レインウェアは消耗品的な側面も持ち合わせています。登山している上で、岩場での擦れ・枝の引っかかりによって生地が傷んでいくのは避けられません。ハードな登山を愛好する方たちにとっても、気軽に買い換え可能なサンダーパスの価格設定は嬉しいところです。
快適性を高めるポイント
コスパ抜群を謳うのは、そのレインウェアとしての最低限の機能だけが理由ではありません。その安さの中に、生地のカッティングや小さなパーツへの気遣いなど、快適性や使い心地への配慮が隠されているんです。
サラリとした肌触りで濡れても快適!「ドライテック3レイヤー」
生地にはモンベルオリジナルの「ドライテック3レイヤー」を使用。レインウェアとしての防水性・透湿性はしっかりと満たしつつも、生地の内側がサラリとした肌触りになっているため、半袖シャツの上から直接着用する際にも肌に張り付きにくく、不快感が軽減されます。
ポケットには止水ジッパー採用
ポケットに一般的なジッパーを採用したレインウェアの場合、水の侵入を防ぐためにはフラップが付いている事が普通です。
しかし、サンダーパスは止水ジッパーを採用。これにより、ジッパー部分からの水の侵入を防止し、フラップを省くことが可能に。ポケットからの小物の出し入れのストレスが軽減されました。
ショルダーハーネスが擦れにくいラグランデザイン
肩回りにラグランデザインを採用したことにより、腕の上げ下ろしのストレスが軽減。また、肩口に縫い目が無いため、ザックのショルダーハーネスによる擦れや肩口の縫い目からの水の侵入、といった不快感もありません。
モンベルの他のレインウェアとの違いは?
モンベルのレインウェアのラインナップ非常に多様。それぞれの価格差と性能差を見極めるのは初心者には難しいですよね。そこで、サンダーパスと同じくドライテック素材を採用した、「レインハイカー」と「レイントレッカー」を取り上げ、それぞれの性能の違いを比較します。