あ、山で落とし物見つけた!可能な限り落とし主の手に届けるには…?

2019/09/25 更新

山での落とし物、経験ありますか?広~い山の中で落としたものが戻ってくることは、そう簡単なことではないと予想できるでしょう。でも、拾った落とし物はできるだけ持ち主に戻してあげたい!あなたは落とし物を拾ったらどうしていますか?果たして、その方法はベストなのでしょうか?今回は、落とし物に関するアンケートをもとに、落とし物をした時、または拾った時にどうしたら良いかを考えてみました。


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登山をしていると…あ、あれは何だろう?

出典:PIXTA(編集:Takamasa)
登山の途中に「あ、あれ何だろう?何か落ちてる…」そんな経験ありませんか。家に帰ってから「あれ、持っていたはずのもの、どこにいったんだろう?」そんな経験の方が多い人もいるかもしれません。そう、今回のテーマは「登山中の落とし物」。先日実施した山での落とし物についてのアンケートの結果から、山での落とし物の分析と対策を考えてみました。

山での落とし物について、YAMA HACK読者にアンケート!

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先日YAMA HACKのLINE読者に実施した「山での落とし物に関するアンケート」では1166件(一部無回答含む)の回答をいただきました。それでは、さっそく結果を見ていきましょう。

①落とし物って意外に…多い?少ない?

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およそ半分の方が、山で実際に「落とし物をした」「落とし物を拾った」経験があるという結果になりました!多いのか少ないのかは人によって感じ方が変わるでしょうが、山での落とし物は、落とした、拾ったに関わらず2人に1人は経験があるということは事実のようです。山での相棒とどこかでお別れしている事実が…と考えると、やっぱり多いのでしょうか!?

②落とし物のベスト(ワースト?)1は、どっちも〇〇!

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落とし物の中身は第5位までは、なんと落とし物をした方も拾った方もどちらも同じ。そして栄えある(?)第1位は…「手袋・グローブ」でした!やはり小さいもの、着脱したり取り出したりするもので、ついついうっかり…というものが多いようです。中には「ザック」「登山靴」という落とし物も。どうやって下山したのでしょう?また、「ひと夏の恋」を落とした方も。こちらはちょっと詳しく聞いてみたい気もします(笑)

③ カムバッ~ク、マイ落とし物!

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一度離れてしまうと再び出会うのは、ひと夏の恋と同じでなかなか難しいようです。実際に忘れ物に気づいて戻って再会することができた、という方もいました。しかし、気づいたときには、かなり下山(場合によっては帰宅)していたり、どこで落としたか分からなかったりすることがほとんどではないでしょうか。一度落としてしまうと手元には戻りにくいことは心がけておく必要がありそうですね。

④落とし物拾っちゃった!さて、どうしよう?

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では逆に、落とし物を見つけた人はどのような行動を取るのでしょうか。拾った落とし物は山小屋に届ける人が多く、それと同じくらいの数でそのままにしておく人も多いようです。山小屋が近くにあれば届ける、近くにない場合はそのままにしておくということかもしれません。「落とし物は交番に届ける」というイメージがありますが、今回は少数でした。その他では「木にくくりつけた」「もっと見つけてもらいやすそうなところに移動させた」などの回答が目立ちました。完全にそのままではないですが、見つけた場所付近に置いてきたという意見が多かったです。

拾った落とし物…どうすればいいの?実際に聞いてみた!



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落とし物はできるだけ落とした人に届けたい。しかし、実際には難しいことがアンケートの結果からも判明しました。しかし、可能な限り落とし主に届けるにはどのようにするのがベストなのでしょうか。そこで、今回は警察と、山小屋の方に山で落とし物を拾った場合について聞いてみました。

①警察の方に聞いてみた!

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「落とし物は交番へ届ける」小さいころからこう教えられている方も多いのでは。そこで、まずは警察に聞いてみました。北海道警察に問い合わせたところ、上の図が落とし物の届け出の基本的な流れだそうです(あくまで基本的)。たとえば、ロープウェイの中で落とし物を拾った場合はロープウェイ会社の事務所や受付などに届けることになります。ただ、山の中の場合は管理者が複数にまたがっていたり、管理事務所がない場合もあるので、基本的には拾った人が最寄り、もしくは拾った人の管轄の警察または交番に届けるのが基本なのだそうです。

②山小屋の方に聞いてみた!

出典:PIXTA(画像はイメージです)
山での落とし物の預け先のトップは山小屋。今回は、大雪山にある黒岳石室の管理人委託先である「りんゆう観光」さんにお話を伺いました。明らかに落とし主が山小屋利用の人である場合を除いて、基本的には「山小屋では預からない」そうです。理由としては、①落とし主が見つかる可能性が低い ②管理人の負担が増える、この2点が挙げられるそう。実際に落とし主が見つかることは稀で、一定期間預かったのちに警察に届けることがほとんどだそうです。

一刻も早く、可能な限り落とし主の手に届けるには…

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警察と、山小屋の方の話から、落とし物を拾ったら基本的に

・施設管理者(ロープウェイや森林事務所など)が分かれば、そこに届ける
・山の最寄り、もしくは持って帰って近くの警察や交番に届ける

これが持ち主に届く可能性が最も高くなる方法です。山小屋に届けた場合、近隣の山小屋と連携して確認などをしてもらえる場合もあるようですが、持ち主がすぐに見つからない場合落とし物は最終的には警察に届けられることになります。警察のホームページには落とし物情報が載っていますので、落とした人もここをチェックすれば、別れた相棒に再会することができるかもしれません。都道府県警察における遺失物の公表ページ(警察庁ホームページ)

思いが詰まった落とし物、持ち主に届きますように…

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山に行くには多くの装備が必要。時には長く使って体の一部のように馴染んだり、思い出が染みついていたり。落とし物にはそんな大事なものが詰まっているのかもしれません。できるだけ持ち主に届くといいですよね。でも、一番大事なのは落とし物をしない心がけ。拾った場合は、速やかに落とし主に届くように行動しましょう。自分だけでなく、大切なギア達も家に帰るまでが登山ですよ!


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Takamasa
Takamasa

学生時代に旅行で47都道府県を制覇し、一番気に入った北海道に移住。それから本格的にアウトドアにはまり、現在は北海道の自然を満喫中。登山、キャンプ、温泉、食べ歩き、英会話が大好きな元関西人。

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