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まさかこのふんわり女子が!?脱OLしてまで山の世界に飛び込んだその原動力とは?(2ページ目)

脱OLして山の世界へ

撮影:YAMAHACK編集部

編集部
川尻
以前は歯科助手をしていたとのことですが、収入面とか勤務時間とかも安定している職種から山の世界に入るのって、実際勇気いりませんでしたか?

mikiさん
それ、よく言われるんですよね。でも私の中では、全然一大決心ではなかったんですよ。

編集部
川尻
ぶっちゃけ、前のお仕事をしながらでも、両立できたのでは…?と思ってしまったのですが、一本に絞った理由ってなんですか?

mikiさん
私は、好きなこと、自分が夢中になれることをとにかくやりたかったんです。熱を持って毎日を過ごしたかったので…。
なので最初から両立させるという考えすらなかったです。

たしかに、やりがいも感じていたし金銭面も充実したお仕事をやらせて頂いてたんですが、それよりもとにかく好きなことに時間を注ぎたくなったので、アウトドアの道を選びました。


mikiさんがこんなにも山にハマってしまった理由の一つとして、「ACTIBASE」との出会いも大きかったといいます。

登山者同士が「ゆるやかに繋がれる環境」を作りたい

提供:ACTIBASE

登山仲間発見グループ「ACTIBASE(アクティベース)」の運営者の一人でもあるmikiさん。
「山に行きたい(興味ある)けど、一緒に行く人がいないから…」という理由で登山から遠ざかっている人達に、もっと自然に触れられる機会を提供したい!という想いから参加したとのこと。

編集部
川尻
登山仲間発見グループというのは、「登山サークル」というイメージですか?

mikiさん
いえ、登山サークルや山岳会などといったものとは、まったく違うと考えていただければと思います。
「一緒に登る仲間を探す場所」を提供している掲示板のようなイメージですかね。なので、参加しているメンバーも全国各地にいます。

編集部
川尻
なるほど。では、ACTIBASE上では「行きたい!」という仲間を募るだけで、当日初めましての方とも一緒に登ることがあるんですね。

mikiさん
はい。初めましての方と登ることもよくあります。
でもやっぱり同じ世代で同じ趣味を持った者同士打ち解けるのも早く、登山が終わったあと温泉に入る頃には、いつもすごく仲良しになってますね♪

それでまた一緒に登ったり、また新しいメンバーに出会ったり…どんどん輪が広がっていくっていう感じですね。

提供:ACTIBASE

編集部
川尻
参加するのは初心者が多いんですか?

mikiさん
女性は初心者が多いですね。登ってみたいけど、周りに登山やっている人がいなくて…という人が参加してくれます。
男性の初心者は一人で登っちゃうんですかね?笑

編集部
川尻
”登山してみたいけど、一人じゃ不安…”という初心者には、気軽に参加できる場所があるのは安心ですね。

mikiさん
私自身、最初は誰かと一緒じゃないと登らなかったのもあって。
このACTIBASEを通じて、登山を始める最初のハードルを下げたいんです。

全国どこの山に行っても、仲間がいる

撮影:YAMAHACK編集部

このACTIBASEはあくまでも「登山仲間を探す」を叶えるグループ。今はmikiさんや代表が中心となって声をかけていますが、今後は全国どこに行っても一緒に登る仲間がいる状態にしたいといいます。

mikiさん
山岳会とかサークルとか、山に関わるグループって色々な形があります。当然それぞれに良さがありますが、基本的には地域に根付いている会のため、引っ越しなどでその地を離れなければならなくなった時って、また新しいコミュニティを探さないといけない場合もあると思います。

ACTIBASEであればメンバーが全国各地にいるので、どこに行っても気軽に仲間を探すことができるんです。例えば海外でも。


編集部
川尻
なるほど。行きたいエリアの情報を、地元のメンバーに聞いたりする事もできますね。
年齢を”18~34歳”までに制限しているのには、何か意味があるんですか??

mikiさん
世代毎に合う話題とかも変わってくると思いますし、話題だけじゃなく体力とか、感覚や価値観が同年代だと似てるので。

それに、調べてみると39歳以下の登山者って全体の5%しかいないんですよね。そんな希少な存在である若者登山者の輪を繋げていきたい、という想いがあります。

ACTIBASEの活動をチェックする

アウトドアを通じて知って欲しい、日本の素晴らしさ

撮影:YAMAHACK編集部

ACTIBASEで運営をする一方、mikiさんはデザイナーとして「和×アウトドア」の素晴らしさを日々伝える活動をしています。
この不思議な柄のナップサック。その名も「仙(せん)」。1000年以上の歴史をもつ伝統産業の一つでもある、「和紙」を使って作られているナップサックなんです。

編集部
川尻
和紙でアウトドアギアを作るって、結構斬新ですよね。

mikiさん
そうですよね。普通に考えたら”紙”って雨に弱いですもんね。

編集部
川尻
もともと和紙を使おうって決まっていたんですか?

mikiさん
いえ、和紙を使いたいという思いがスタートではなく、アウトドアと和を組み合わせたブランドをやりたい!という思いがスタートです。

アウトドアはもちろん、生まれ育った日本の文化や伝統はかっこいいと思っていたし好きだったので、好き同士を合体させたイメージですね!


撮影:YAMAHACK編集部

編集部
川尻
和とアウトドアって、普通であれば絶対に交わらない2つな気がしていたので、面白いですよね。

mikiさん
ある時2人で街を歩いていると、「和紙で防水です」というのを見つけたんです。
それを見た瞬間、代表と”面白いね!!”と盛り上がって一気に進んでいきましたね。

仙 サコッシュ

編集部
川尻
同じ和紙でも全然イメージが違いますね。

mikiさん
はい。写真左が「春木紙」、右が「もみ紙」という紙を使っています。
和紙の素材感を残したままラミネート加工し、そこにX-PACを組み合わせて、防水性だけでなく耐久性・耐水性のある商品に仕上げました。

編集部
川尻
紙の種類が変わるだけで、印象が全然違いますね!繊維感というか素材感というのか…繊細な雰囲気が素敵です。
今後はもっと色々な紙を使って作っていくんですか?

mikiさん
今は和紙だけですが、「和の文化」って他にもたくさんありますよね。例えば「物」だけじゃなく、”○○織”だったり”○○染”だったり…
もっともっと色々な方法で、日本の素晴らしさを伝えていきたいって思っています。

山をはじめるのに理由はいらない!登山の楽しさは無限大

編集部
川尻
今後こんなことをやってみたい!といった野望はありますか?

mikiさん
そうですね。まずは仙のデザイナーとして、もっとたくさんの商品を作っていきたいです。

あとこれはACTIBASEや仙とは全然関係ないのですが、個人的に登山初心者に向けて「絵本」とか作ってみたいですね。道具の選び方とか登山技術など、もっと初心者にわかりやすく伝えられたらいいな~って思っています。
私自身、山で人生が変わったので、もっと登山を楽しんでくれる人を増やしていきたいですね。

華奢な身体からは想像もつかないほどパワフルなmikiさん。山ももちろん好きだけど、何より「人とのつながり」を大事にしているのがとても伝わりました。山と出会い、その素晴らしさから人生観が180度変わった経験があるからこそ、今後も「登山の楽しさ」を伝えていきたいとの事。エネルギッシュな若いパワーで、どんどん登山業界を盛り上げていって欲しいと思います。今後の活躍に注目です!

山好き女子たちによる女子会も開催!

「好き女子たちが安心して山仲間と繋がれるように」と女子会も開くこともあるそうです!興味ある山好き女子の方、ぜひInstagramをチェックしてみてくださいね。

Instagram yama_to_miki

「仙」の商品はここから購入可能

提供:仙 by ACTIBASE

mikiさんがデザイナーをつとめる仙では、サコッシュやウォレットをはじめ、多くの商品を作っています。気になる方はぜひチェックしてみてください!

仙×SUUQ sacoche mini

サイズ:幅24cm、高さ21.5cm、マチ5cm
重量:75g
カラー:ice、marble

仙×SUUQ wallet

サイズ:幅19cm、高さ9.5cm  ※半分に折った場合:幅9.5cm、高さ9.5cm
重量:20g
仙(せん)の商品をもっとみたい人はコチラ

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