第6問
アウトドアブランドが独自開発した防水透湿素材、組み合わせが正しいのは?
①オムニテック®(モンベル)/ドライテック®(ザ・ノース・フェイス)/ハイベント®(コロンビア)
②オムニテック®(コロンビア)/ドライテック®(モンベル)/ハイベント®(ザ・ノース・フェイス)
③オムニテック®(ザ・ノース・フェイス)/ドライテック®(コロンビア)/ハイベント®(モンベル)

正解は②。
「オムニテック®」はコロンビア、「ドライテック®」はモンベル、「ハイベント®」はザ・ノース・フェイス。
各ブランドはGORE-TEX®社の素材を採用した製品を生み出していますが、独自の『防水透湿素材』の開発も行っているんです。耐水圧、透湿度が非公開のメーカーもありますが、こだわりの高機能素材であることは確か。購入の際のポイントにしてみては?
▼ブランド独自開発の防水透湿素材は他にもいっぱい!
第7問
高い技術力とフィールドで培われたアイデアによって、数多くの新素材で製品を生み出しているアウトドアブランドであるファイントラック。そんなファイントラックが開発した世界初のシート状立体保温素材の名前は?
①ファインパリゴン®
②ファインプリゴン®
③ファインポリゴン®

正解は「③ファインポリゴン®」。
ジャケット、グローブ、寝袋などに採用されている「ファインポリゴン®」。最大のポイントは“濡れに強く、蒸れが少ない”こと。保温素材の代名詞ともいえるダウンは、濡れるとどうしてもヘタってしまいますが、ファインポリゴン®は雨や汗で濡れてもヘタらず、保温力をキープ。寒さの厳しい登山でも活躍しそうです。
▼<fine track>吸汗復活剤まである!
第8問
山岳ガイドやトップアスリートが大絶賛する高機能下着とえいば、ミレーの”ドライナミック™” ですが、そのメイン素材として使われているポリプロピレンの特徴は?
①熱伝導率が高い
②耐熱性が高い
③保水しない

正解は「③保水しない」。
水を吸収しない性質を持つポリプロピレンを主体に作られているため、毛細管現象により吸い上げられた汗は、上に重ねた吸汗速乾性のTシャツに移り、肌をドライに保ってくれます。①と②はポリプロピレンの特徴としては真逆。ポリプロピレンは熱伝導率が低いため、体温が奪われにくくなっています。全く吸湿性がなく耐熱性が低いため、通常の衣類では使用されることの少ないポリプロピレンですが、その特性が”ドライナミック™” では優位に働いているようです。
第9問
うっとりするような肌触りが魅力のフリース素材。フリースといえばPOLARTEC®が有名ですが、そんなポーラテック社の前身であるモルデンミルズ社とパタゴニア社の共同開発で生まれたフリースの名称は?
①シンチラ・フリース
②シンシラ・フリース
③チンチラ・フリース

正解は「①シンチラ・フリース」。
快適な登山ウエアの素材を追求していたパタゴニアの創設者イヴォン・シュイナードは、理想的な素材をモルデンミルズ社で発見。改良を重ね共同開発により誕生したのがシンチラ素材です。シンチラは、フリースの肌触りをsynthetic(本物でない)とchinchilla(チンチラ)と表現した造語。軽くて保温性の高いフリースは、肌寒い時期の登山の必需品です。
▼POLARTEC®について詳しく見てみよう!
▼パタゴニアのフリースが大人気!
第10問
強度がピアノ線の約8倍でありながら、水に浮くほど軽い、そんな注目の素材は?
①タイベック®
②ダイニーマ®
③ベイマックス®

正解は「②ダイニーマ®」。
「ダイニーマ®」は、非常に強度が高く、耐衝撃吸収性にも優れたポリエチレン繊維。あらゆる高機能繊維の中でも軽量のため、登山ではウルトラライト系のアイテムに採用されていることが多い最先端素材です。吸水による劣化がないという強みも。「タイベック®」は高密度なポリエチレン不織布であり、強靭で耐久性のある素材。防護服や工業用資材によく使われています。「ベイマックス」はディズニー映画ですね。
全問正解できたら、正真正銘の素材マニア!

