帆布リュックが丈夫で使いやすい!再注目される理由とは?
綿・麻・亜麻などの自然由来の繊維を厚手に平織りにした帆布。丈夫で水にも強いことから、船の帆・軍用リュック・登山リュック・道具袋などに使われてきました。
現在では化成繊維のハイテク化が進み、機能性を重視する大手アウトドアメーカー・リュックメーカーではメイン素材に帆布が使われることは少ないですが、タフさと自然な風合いの帆布は再注目されており、取り扱う店舗が増えてきています。
使えば使うほど馴染んで、自分の色に!
帆布リュックは厚く編んだ帆布生地に色を付けているので、新品の時にはパリッとしていますが、使えば使うほど馴染んできます。1年後、5年後、10年後と違った表情が見られるのも帆布リュックの醍醐味。新品のデニム(ジーンズ)を履き古す楽しみ、と言えばわかりやすいでしょうか。
人によって色落ち・ダメージ具合が変わり、世界に一つだけのオリジナルリュックを長年かけて作り上げることが出来るのです。
日本の帆布リュックブランド一覧&おすすめ8選
今回は特に品質の高い、日本製の帆布リュックブランドとおすすめの帆布リュックを紹介していきます。古くより創業している帆布製造メーカーは多数ありますが、帆布リュックを製造しているところは実は少数。それぞれのブランドのこだわりがぎゅっと詰まっています。
倉敷帆布
倉敷帆布は1888年創業の老舗ブランド。伝統の技法・製法を活かしつつ帆布生地を使ったバッグ・リュック類の製造・販売を行っています。気になるリュックですが、デイパックタイプのシンプルなリュック・ロールトップを採用したビンテージスタイルのリュックなど幅広いラインナップ。岡山県倉敷市産の帆布生地の販売も行っているので、手作りしたい方にもおすすめです。
TAKEYARI(タケヤリ) バックパック
倉敷帆布のブランドの一つTAKEYARIの帆布リュック。丈夫で長持ちするうえ、使えば使うほどに味わいが出てきます。化成繊維では出せない風合いは帆布生地ならでは。ブラックやブラウンといった落ち着いた色を選べば、ビジネスシーンにも使えます。成長と共に『顔』が変わるので、大人になったなと実感できるのも嬉しいものです。大学入学・成人式など特別な贈り物にもおすすめですよ!
リレイト ジャーニー(倉敷帆布使用)
倉敷帆布製の生地を使用したリレイトのリュック。丈夫かつ軽くバランスの取れた8号生地なので、重量わずか550gと軽量。メインコンパートメントに内部の小物用ポケットとシンプルな作りですが、約26Lと多くの荷物を収納することが可能。普段使いはもちろんですが、1泊ほどの小旅行・ハイキングなどのアウトドアにもおすすめです!
一澤信三郎帆布
1905年創業の歴史ある帆布リュック製造メーカー。戦後の登山ブームを機にリュック・テント・ヤッケなどの製造を行い登山用品ブランドとして人気を博しました。年代と共に化成繊維を使ったリュックやテントが増えますが、時代のニーズに合わせた帆布製品で今でも人気のあるブランドです。
帆布製品は一つ一つ手作りで量産が出来ないため、楽天市場・AmazonなどのECサイトでは取り扱っていません。京都にある店舗と公式ホームページからの受注生産のみの取り扱いとなっているので、気になる方は公式ホームページをご確認ください。
ランドセル型リュック R-01
子供も大人も背負えるランドセル型リュック。入学祝いやちょっと変わったデザインのリュックが欲しいという方におすすめです!小学校を卒業しても、社会人になっても使える一生モノのランドセルは「一澤信三郎帆布」店舗もしくはホームページで購入できます。詳細は一澤信三郎帆布の公式ホームページでご確認ください。
一澤信三郎帆布・公式ホームページを見る
犬印鞄製作所
東京は浅草に本社を置く、犬印鞄製作所。創業は昭和26年1953年と歴史は古く、昭和40年代に自転車バッグが一躍有名に。サイクリストの間では、有名な帆布ブランドではないでしょうか。現在では、トートバッグ・ビジネスバッグ・小物類を中心に製造販売を行っています。犬印鞄製作所の帆布製品には主に、工業用に使われる滋賀県高島市の帆布を使用。撥水性の強い帆布リュックは日常生活で頼りになります。
犬印純綿帆布 3ウェイバッグ(A4縦)
超撥水加工が施された6号帆布を使用した3WAYリュック。リュックとしてはもちろん、肩掛け(ショルダー)・手持ち(ブリーフケース)として使えます。A4の縦タイプは通勤通学はもちろんですが、普段使いで使いやすいです。メイン収納内部には、小物類や書類を収納できるポケットが2つ搭載されています。
犬印純綿帆布 3ウェイバッグ(A4横)

3WAYリュックのA4横サイズバージョン。ビジネスシーンでメインに使いたい方に適したデザイン。ブリーフケースのように手持ちをすれば、大切な商談時やフォーマルシーンでも活躍してくれます。小物類・書類を収納できる内部ポケットに、2本のペン刺しを搭載。打ち合わせ・商談・授業と様々なシーンで役立ちます。
犬印純綿帆布 リュック
どこか懐かしい犬印鞄製作所の一本締めフラップリュック。通勤通学・登山などのアウトドア・旅行にと、どこにでも持って歩きたくなるデザインが魅力的。超撥水加工が施され万が一の雨で濡れても水を拭きとることで、水が染みにくくなっています。
帆布工房
帆布工房は優美社産業株式会社が手掛けるブランドの一つ。帆布を使ったリュック・トートバッグ・シザーバッグなどの製造販売を行っています。日本帆布製品ブランドのなかでもコストパフォーマンスに優れており、ほとんどのリュックを1万円以下で購入することが出来ます。帆布リュックを初めて購入する方におすすめのブランドです。
デイリーリュック
普段使いでも使いやすい現代風デザインのスクエア型帆布リュック。敢えてムラのある10号帆布を使用。味のある帆布リュックに早く仕上げたい、そんな方におすすめです。容量は約18Lと1日分の荷物を収納可能。通勤通学からハイキング・軽登山と様々な用途で使えます。
クロスオーバー 3X74-01
リュックはもちろん、ボディバッグ・トートバッグ・シザーケースと人気のクロスオーバーシリーズの帆布リュックは知る人ぞ知る名品。普段使いはもちろん通勤通学・週末の登山やアウトドアと、どこにでも持っていけます。メイン収納内部には機能的なファスナー付きポケットやサイドアクセスで、荷物の取り出しがしやすく急な荷物の取り出しも楽にできます。
修理はできる?帆布リュックのメンテナンス方法
帆布リュックは適切なメンテナンスを行えば10年20年と長く使えます。メーカーに依頼すれば修理も可能。長く愛用するためのポイントをチェックしましょう。
帆布リュックのメンテナス方法
販売されている帆布リュックであれば防水加工が施されているものが多いので、洗わずにブラシで汚れを落とす程度で大丈夫です。古来より船の帆に使われてきた丈夫な素材なので、細かいことは気にせずにガンガン使いましょう。とは言え、長年使うと汚れが気になるものです。そういった場合は中性洗剤で手洗いができるので、汚れが気になったら洗うようにしましょう。
洗う回数によってジーンズのようなビンテージ感も演出可能です。くたびれた感じがお好きな方は、敢えて洗う回数を多くしてみましょう。メーカーによってお手入れ方法は多少異なるので、必ず使用書を確認してください。
詳しいお手入れ方法については下記リンクでご確認ください。
一澤信三郎帆布公式ホームページ・「お手入れ方法」について調べる
長年使ったら修理を依頼しよう
長年使っていたら把手が取れてしまった、穴が開いてしまった、なんて時でも大丈夫。各メーカーに依頼すれば修理を承ってくれます。まだ使える部分は残しつつ、修理が必要な部分のみ修理してくれるので、自分だけの味を残すことが可能。詳しくは購入したメーカーのホームページを確認しましょう。
天然素材の帆布リュックで外遊びを楽しもう!
耐久性・防水性に優れた帆布リュックは長年使用使っているうちにジーンズのように色落ちします。しかし、その自然な風合いは化成繊維には出せません。使えば使うほどに愛着の湧く帆布リュックは手放せない存在になるはず。天然素材の帆布リュックを背負い、外遊びを最大限に楽しもう!