
飯能駅から歩き始めます。駅から15分ほどで観音寺、さらに5分ほどで天覧山の登山口です。仁寺から天覧山頂上までは10~20分程度。多峯主山頂上までは20~30分程度の距離です。コースは整備されていますので、歩きやすく、スニーカーで大丈夫です。また、分岐には行き先表示が完備されています。
①駅から登山口までにある観音寺

観音寺は真言宗智山派の寺院で、武蔵野七福神の一つでもあります。また、境内の白象と「ヤマノススメ」でも知られ、ヤマノススメのキャラクターが描かれた絵馬などもあるそうです。境内に咲く何種類もの蓮の花、花の時期に行ってみたいですね。
②登山口すぐの能仁寺

能仁寺(のうにんじ)は、曹洞宗の寺院で、室町中期の文亀元年 (1501年)以来の歴史のあるお寺。桃山時代の造園といわれる「池泉鑑賞蓬莱庭園」(日本名園100選)や人間国宝香取正彦が鋳造した梵鐘があり、中山家三代の墓、黒田家累代の墓などがあるそうですよ。天覧山に登った時にはぜひ立ち寄ってみたいですね!
③十六羅漢像

天覧山中段を山頂に向かって歩いたところの分岐は左に行くと、石仏の十六羅漢像が右手に現れます。これは、徳川五代将軍綱吉の病気平癒の報恩感謝として綱吉生母桂昌院から寄進されたものだそうですよ。ユニークな顔立ちの羅漢像を楽しみながら、ここから先は岩の階段を登ります。
④天覧山山頂!

登山口から15分ほどで天覧山山頂です。山頂には展望台があり、東京方面を一望できます。晴れていれば、鷹ノ巣山や大岳山など奥多摩の山々、富士山、陣馬山、丹沢山や塔ノ岳など丹沢の山々まで見晴らすことができます。標高が低いので、空気の澄む冬にはさらに見晴しが良くなります。

飯能駅から天覧山山頂までは30~40分ほど。ここからは来た道を戻って飯能駅まで下ります。まだ歩き足りない方は、ぜひ多峯主山まで足を延ばしてみて下さい。天覧山山頂から見返り坂を経て、多峯主山山頂まで50分程度。多峯主山山頂も見晴らしがよく、飯能の街を一望できます。多峯主山からは御嶽八幡神社や雨乞池、飯能河原を経て飯能駅まで下ります。このコースは全行程で3時間45分ほどです。
桜の名所でもある身近な山、天覧山
「ヤマノススメ」のファンの人はもちろん、読んだことない人も、桜の季節にはぜひ一度、天覧山に足を運んでみてください!首都圏郊外の低山だけど、そこには四季折々の花が咲く、美しい世界が広がっています。飯能駅から散策しつつ、天覧山やふもとのお寺や公園の桜、飯能さくらまつりを楽しむ。最高のお花見ができること、間違いなしです!