アイキャッチ画像撮影・加工:はらぺこworks
棒ノ折山の下山後は、郷愁を誘う古民家で釜めしを味わう幸せ

標高969m。埼玉と東京の境界に位置し、棒ノ嶺と呼ばれることもある棒ノ折山。今回は埼玉県側にある名栗湖付近からスタートし棒ノ折山に向かい、東京側にある奥多摩方面へと歩くコースです。
登山道に入ってからは岩場や鎖場、渡渉などがあり、滑りやすいところもありますが、注意して歩けばそれほど難しいところではありません。コースタイムは約5時間で、獲得標高は1,000mに満たない程度。季節によって雰囲気が変わるので、時期を変えて登るのもおすすめです。
そして棒ノ折山下山後の「いただきます!」に、ぜひおすすめしたいのが「釜めし なかい」。風情ある古民家ののれんをくぐると囲炉裏や畳敷きの店内が目に入り、和の雰囲気にホッと心が落ち着きます。そこで食べる釜めしと水たきの美味しさは格別。山歩きのその先で古き良き日本に出会う、そんなゲザン道はいかがでしょう?
迫力あるゴルジュや滝を越えてたどり着く、釜めしへの道

コース概要
ノーラ名栗・さわらびの湯バス停~白谷沢~権次入峠~棒ノ折山~奥茶屋キャンプ場~釜めし なかい
▼参考コースタイム:約5時間(休憩を除く)
▼合計距離:約8.6km
▼累積標高(上り):990m
▼累積標高(下り):937m
▼主な山頂:棒ノ折山 969m
※コースタイムや累積標高などは、ヤマタイムを参考にしています。
※歩く時の注意点:白谷沢登山口からは、沢沿いに進むため岩場も多く、ゲイターやグローブなどがあると安心です。また、紅葉シーズンは落ち葉で登山道の状態が分かりにくくなることがあります。冬期は凍結や積雪があるため、チェーンスパイクや軽アイゼン等を用意することをおすすめします。棒ノ折山山頂からの下りはやや急斜面が続くので要注意です。
名栗湖をぐるりと回り、まずは迫力ある白谷沢へ

飯能駅からノーラ名栗・さわらびの湯バス停へ。バス停の近くにはトイレや自動販売機などがあります。

バス停からしばらく坂道を歩くと、「有間ダム」と刻まれた大きな石碑が現れます。そこを左に曲がり、ダムの上を歩きます。

ダムから眺める名栗湖。ここから湖沿いの舗装路を歩いて、白谷沢登山口を目指します。

登山届を提出できるポストが設置された白谷沢登山口。ここから登山道が始まります。

登山口から歩いて30分ほどのところで見られる藤懸の滝。ここからは沢や滝などが多く見られるエリアに入り込んでいきます。

ゴルジュと呼ばれる切り立ったV字状の岩壁は、登山口から1時間足らずでたどり着ける場所とは思えないほどの迫力。棒ノ折山でこのコースが人気になるのも納得です。

白谷沢の岩場は、ところどころでロープや鎖場が現れるためグローブがあると安心です。

白谷沢を登りきると、舗装路とぶつかります。ここからやや急な斜面がありますが、その手前にはベンチが置かれた休憩スポットがあります。

斜面を登りしばらく歩くと岩茸石に到着。ここから棒ノ折山の手前にある、権次入峠を目指します。

岩茸石から棒ノ折山までは尾根伝いになるため、ここからは比較的ゆるやかな登りになります。

標高893mの権次入峠(ごんじりとうげ)。眺望はあまりありませんが、ベンチがいくつかあり広々としています。ここから棒ノ折山山頂は、もうすぐです。
眺望抜群!思わずのんびりしたくなる、棒ノ折山山頂でまったり

棒ノ折山山頂は、東屋のほかベンチがいくつもありスペースも広々。お昼時には、山ごはんを満喫する人の姿も多く見られます。

標高969mの棒ノ折山の山頂標識近くには桜の大木があり、お花見時期に登るのもおすすめです。

山頂からの展望もよく、飯能アルプスの山並みのほか、晴れて空気が澄んでいれば筑波山なども見ることができます。
急斜面に気をつけながら、釜めし なかいを目指して下山

棒ノ折山山頂を堪能したら、もうひとつのピークである釜めし なかいを目指します。ここからは百軒茶屋・上日向の看板に従い下山します。

山頂からしばらくは、杉林に囲まれたやや急な斜面を下ります。木の根や小石が多いので、足元には要注意。

杉林を下ると小さな祠が現れます。その奥には、かつてあったわさび田の痕跡が見られます。


登山道脇では、現在も栽培されているわさび田も。わさびを特産品とする、奥多摩らしい風景が楽しめます。

登山道を終えると奥茶屋キャンプ場へ。沢沿いにはテントサウナがあり、これはこれでちょっと気になるところです。

奥茶屋キャンプ場からしばらく歩くと、清東橋バス停に着きます。ここからバスで向かう方法もありますが、本数が少ないため今回はお店まで徒歩で向かうコースにしています。

釜めし なかいの最寄りとなる八桑バス停。ここまで来れば、ゴールはもうすぐです!
