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山シャツとインナーを着用する登山者

2,000円以下でこの機能はヤバい!ワークブランド発「1枚で汗問題を解決するインナー」に大歓喜

登山において「汗」は天敵。肌に汗を残さず、ドライに保つことが大切です。

2025年春にワークブランドから登場したインナーウェアは、1枚で汗冷え防止と汗の拡散機能の二役をこなす優れもの。汗問題をサラりと解決してくれるだけでなく、2,000円以下で買える驚きの低価格も魅力なんです!

でも「本当にその値段で大丈夫?」という心配も。ということで、実際に山で使用し、その実力を試してみました。

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

汗を処理するインナーウェアが欠かせない!

夏山で汗をかく人

撮影:筆者

蒸し暑い季節のしたたるような汗。着ていたウェアはびしょ濡れに……なんてことも。登山では、こうした汗をそのままにしておくと「汗冷え」の原因になります。

汗冷えとは、かいた汗が蒸発する際に体の熱を奪い、体温が低下する現象のこと。体温が下がることで、体力や判断力の低下、疲労感の増大など、行動不能に陥るリスクが高まります。

そのため、登山では肌に直接着用する「インナーウェア」の役割がとても大切です。

肌面をドライに保つ「ドライインナー」。素早く汗を乾かす「ベースレイヤー」

レイヤリングの概念図

撮影:筆者

登山のインナーウェアは「ドライインナー」と「ベースレイヤー」の2種類に分類されています。どちらも肌に直接着用し、汗を処理する(=汗冷えによる体温低下を抑制する)ウェアですが、役割が少し異なります。

【ドライインナーの大きな役割】

汗を肌から素早く離し、肌面をドライに保つ:汗を素早く吸い上げて肌から離すことで、肌を乾いた状態に保つ。

【ベースレイヤーの大きな役割】

汗を吸収・拡散・速乾:肌から汗を吸収し、生地全体に拡散させて素早く乾燥させる。

ベースレイヤー単体での着用では、汗を吸収して濡れた生地が肌に触れるため、環境によっては乾くまでの間に汗冷えをしてしまうことも。そこでドライインナーの出番です。ベースレイヤーの下に着用することで肌をドライに保ち、汗冷えによる体温低下のリスクをより軽減することができます。

このようにドライインナーとベースレイヤーをセットで着用することで、効率的に汗処理ができるんです。その反面、2枚を着て行動する分、暑さを感じやすかったり、ウェアが増えてしまったりする点が気になるところ……。

しかし、そんな問題を解消し、「ドライインナー」と「ベースレイヤー」の二役をこなすインナーウェアを見つけてしまいました!機能はもちろんのこと、価格も激ヤバなんです。

ワーク界から登場!2,000円でお釣りがくる秀逸インナー

ドラスティックドライのノースリーブモデル

撮影:筆者

それがこちらの「BT ドラスティックドライ ノースリーブ クルーネックシャツ(以下、ドラスティックドライ)」。一見すると特に変哲もないノースリーブのインナーですが、なかなか画期的な機能が搭載されているんです。

ドラスティックドライの仕組み

提供:おたふく手袋

それは生地に2層の異なるポリエステルが使用されていること。肌面には水分を含むと膨張し、水分を外へと押し出す特殊ポリエステルを採用。外面には吸汗速乾性を持たせたポリエステルが使われています。

つまり、肌面はドライインナーとして機能し、外面はベースレイヤーの役割を果たすということ。これまで別々に着ていた2枚のウェアの機能が1枚に集約されているんですね!

手がけるのはワークブランドの「おたふく手袋」

おたふく手袋のボディタフネスブランド

提供:おたふく手袋

本製品を手がけるのが、大阪府に本社を置く「おたふく手袋」。作業用手袋を中心としたワーク用品の製造・販売会社です。

同社のインナーウェアブランド「ボディタフネス(BODY TOUGHNESS®)」は、そのコスパの高さから、以前から登山のインナーとして注目されていたアイテム。そんな中、2025年春に登場した新製品が今回の「ドラスティックドライ」です。

同ブランドの製品はワークシーンで培った技術が活かされながらも、ローコストが実現されている点が大きな特徴。今回のドラスティックドライもかなりの衝撃価格で、ノースリーブモデルは税込1,880円なんです!

とはいえ、これだけ安いと「本当に山で使えるの?」というのが正直な感想。そんな疑問を解消すべく、実際にフィールドで使ってみました!

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