レトルトご飯、登山にも使えるの?
登山×レトルトご飯 注意点&メリット・デメリット
まず始めに、登山にレトルトご飯を持って行く前に確認しておくべき注意点やメリット・デメリットをまとめました。山への持参を考えている人は、チェックしておきましょう。
注意!レトルトご飯は基本的に加熱が必須
加熱せずに食べることができますか。
必ず電子レンジで加熱調理してお召し上がりください。
ごはんの主成分であるでんぷんは、米の状態(生でんぷん)では人は消化できません。
これを炊飯による加熱でごはんの状態(糊化でんぷん)にすると、消化できるでんぷんとなります。しかし、これを放置するとでんぷんは徐々に生でんぷんに近い状態(老化でんぷん)になり消化できなくなります。「サトウのごはん」はこの状態で店頭に並んでいます。老化でんぷんは再度加熱することで糊化でんぷんにもどります。ですから、「サトウのごはん」は必ず加熱してお召し上がりください。
山に持って行く際のメリット・デメリット
【メリット】
・近所のスーパーやコンビニで入手しやすい
・余った場合、普段の食事にも使いやすい
・様々な品種のお米を楽しむことができる
【デメリット】
・調理に手間や時間がかかる
・アルファ米よりも重い
・アルファ米よりも賞味期限が短いものが多い
電子レンジ不要!山でも活用できる調理方法
レトルトご飯は基本的に加熱調理が必須。少々手間がかかりますが、山でも調理可能な方法を4つまとめました。知っておくと、もしもの時や災害時にも役立ちますよ!
湯煎
使い捨てカイロで温める
クッカーで調理する
防災グッズ(加熱体・加熱袋)
防災グッズとして市販されている加熱体と加熱袋を使用すれば、少量の水で温めることができます。30分程度で加熱完了。タオルなどで加熱袋を包むとさらに保温効果がアップするのでおすすめです。
山ゴハンが楽しめる!レトルトご飯のおすすめ商品8選
様々な品種のお米を少量ずつ楽しめるのもレトルトご飯の醍醐味。今回は、山ゴハンにも普段の食事にも使えるおすすめアイテムをご紹介します。
サトウのごはん 魚沼産コシヒカリ
サトウのごはんの定番、「コシヒカリ」。最高峰の魚沼産コシヒカリを使用した商品です。厚釜で炊きあげられたふっくらとしたご飯は単品でも◎。
おきたま興農舎 つや姫
食味官能試験でコシヒカリを上回る評価を得た山形県の新品種「つや姫」。つやつやと輝く大粒のお米が特長で、甘みや旨味を感じられる特別な一品です。
パックご飯 晴天の霹靂
青森の豊かな自然が生み出した柔らか食感のご飯です。選び抜かれた一等米を100%使用。粘りとキレのバランスの良さがクセになるお米です。どんなおかずと合わせても相性◎。
テーブルマーク 北海道産ゆめぴりか
北海道米の最高峰「ゆめぴりか」。程よい粘りと芳醇な甘みが味わえるお米です。食べ比べ試験では、総合評価1位を獲得。白米好きには是非試していただきたい一品です。
東洋水産 ふっくら赤飯
着色料は一切使用せず、もち米・小豆・食塩のみで炊き上げた赤飯。ふっくら、モチモチの食感が◎。山ゴハンを特別にしてくれるアイテムです。
はくばく 十六穀ごはん
うるち米に、発芽玄米やハト麦、ゴマなど、栄養満点の穀類を16種類をミックスしたもちもち食感のご飯。健康志向の人や普段とは違ったご飯を試してみたい人におすすめです。
東洋水産 ふっくら五目釜めし
人参や油揚げ、ごぼうなど、五種類の具材を使用した彩り豊かな釜めし。お出汁がしっかりと効いた味付けなので、単品で満足感◎。調理の手間をできるだけ省きたい人にもおすすめです。
東洋水産 街の洋食屋さん ドライカレー
スパイスがしっかり効いた食べ応えのあるドライカレーです。豚肉や玉ねぎ、人参などの具材入り。ストックしておけば、普段の食事でも重宝します。
やっぱり、手間をかけたくない…と思った人は
でも、やっぱりレトルトご飯の調理には手間がかかりそうだな…と感じた人は、思い切ってアルファ米を購入してしまうのもおすすめ。賞味期限が長いため、ネットで多めに購入してストックしておくことも可能です。購入しておけば、アウトドアや災害時などにも役立つ便利アイテムに。
自分らしく山ゴハンを楽しもう!
山ゴハンの楽しみ方は様々。食材や調理方法など、「コレ、使えるかな?」と感じたものにどんどんチャレンジしてみるのも楽しいですよ。便利なアイテムはたくさんありますが、あえて、身近なものを活用して手間加えた方法で調理を楽しむのもアリ。自分らしさを発揮して、山での食事タイムを充実させてみてくださいね。