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軽量テントに求めていたのはまさにこれ。「フライクリークUL1」は、軽いのに“しっかり休める”山岳テントだった(2ページ目)

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登山も、テント生活も楽しくなる山岳テントだった

フライクリークUL1レビュー_寝心地
撮影:筆者

総重量900gは、いまでは一般的な山岳テントより数百グラム軽いだけ。数字だけ見ると小さな差に思えるかもしれません。しかし、何時間も荷物を背負って歩く縦走では、その差が確かな余裕につながります

そして、その余裕をテント場でも感じられたのが「フライクリークUL1」でした。軽量テントでありながら、荷物を整理したり、着替えたり、横になってくつろいだり。テントで過ごす時間まで快適にしてくれます。

お気に入りポイント

  • 設営&撤収のしやすさ
  • 座っても寝ても良しの居住性
  • 室内の居心地がいいブラックカラー
  • 必要最小限のミニマルなディテール

気になったポイント

  • 設営場所を選ぶ半自立式
  • バックパックを置くと狭くなる室内スペース
  • 軽くない価格

ライター大堀

ライター大堀

決して安価なテントではありません。しかし、軽さだけでなく居住性や設営のしやすさまで備えていることを考えると、納得感のある一張でした

寝てもよし、座ってもよし!軽量テントなのに休める

フライクリークUL1レビュー_広い頭上空間
身長175cm、エアマットを敷いた上で胡坐をかいた状態(空間が分かりやすいように本体のみで設営した状態) 撮影:筆者

テント室内に入ったら、装備を整理したり汗で湿ったウエアを着替えたりと、やることは多いものです。寝るだけではなく、作業するスペースも快適なテント生活には欠かせない要素。

フライクリークUL1レビュー_展開図
提供:イワタニ・プリムス

「フライクリークUL1」は、入口側の頭上空間が広く天井高も高いため、荷物の整理や着替えも窮屈さを感じません。また、入口から反対側まで台形状に細長くなるフロアですが、入口幅は広いために圧迫感もありません。

フライクリークUL1レビュー_側面が立つポール構造
撮影:筆者

また、足元側のテントポールに角度が付けられたデザインのため、壁が立つ仕様になっています。

フライクリークUL1レビュー_足元の空間
28.0cmと大きめの足でも余裕のスペース 撮影:筆者

足元に向かって天井は低くなりますが、必要十分な空間が確保されているため、足先が側壁に触れにくい仕様です。

フライクリークUL1レビュー_くつろげる空間
撮影:筆者

黒色のフライシートは、落ち着いた室内空間を演出してくれます。

ライター大堀

ライター大堀

正直、軽量テントだから居住性はそれなりだろうと思っていました。でも、いい意味で予想を裏切られました。

山で目立たなさそうな黒というカラーに地味さを感じていましたが、暖色系よりも視覚的に落ち着けるので、普段から暗くして寝たい派の僕にとっては、ぴったりでした

出入りがラクだから、過ごしやすくなるテント生活

フライクリークUL1レビュー_大きく開閉する入口
撮影:筆者

出入りしやすい入口も好ポイントでした。本体の入口は逆コの字型に大きく開閉して、荷物もスムーズに収納できます。

フライクリークUL1レビュー_ダブルファスナー仕様の入口
撮影:筆者

フライシートの入口はダブルファスナー仕様で、雨のときでも吹き込みを軽減しながら出入りしたり、外の様子をうかがったりできます

フライクリークUL1レビュー_広い前室
撮影:筆者 ※火災リスク、一酸化炭素中毒等の恐れがあるため、燃焼器具は必ず屋外で使用してください

前室は登山靴やバーナーなどを置いても余裕があります。片端に荷物をひとまとめにできるくらいのスペースはあるため、出入りの邪魔になりません。

ライター大堀

ライター大堀

重量、居住性のほかに、山岳テントでチェックしたいのは出入りのしやすさ。トイレや煮炊きなど、けっこう出入りすることが多いですからね。その点は何もストレスがないテントでした

必要なものにすぐ手が届く収納力

フライクリークUL1レビュー_天井ポケットとループ
撮影:筆者

天井部にはヘッドライトなどの収納に便利なシーリングポケットを備え、細引きを通したりLEDランタンを吊るしたりできるループが要所に付けられています。

フライクリークUL1レビュー_大型メッシュポケット
撮影:筆者

側壁面の大型メッシュポケットは、スマートフォンなどを入れられて便利です。

ライター大堀

ライター大堀

荷物を整理して置けるし、必要なものをすぐ手に取れて、生活のストレスもなさそうですね。スマホなどはすぐにどこかにいってしまいがちなので、定位置を作れるのは助かります

合わせて使えばより軽量化できるエアマット「ズームUL」

ズームUL1レビュー
撮影:筆者

テントと合わせて考えたい装備のひとつがテントマット。寝心地か軽さかで迷うところですが、バランスよく備えているのが、「ズームUL インシュ レギュラー」です。

ビッグアグネスで最軽量のエアマットで、熱反射フィルムを内蔵したR値4.3で3シーズンに対応します。

ズームULレビュー_コンパクト収納
撮影:筆者

重量は397gと軽量で、手で軽々と持てるほどのコンパクトさ。パッキングスペースもとりません。

ズームULレビュー_ポンプサック
撮影:筆者

付属のポンプサックは、空気を入れやすく、短時間で膨らませられます。

ライター大堀

ライター大堀

もちろん寝心地はよく、フィルムが内蔵されたマット特有のカサカサ音も気になりませんでした。両サイドが高くデザインされているようで、寝ているときにずり落ちる心配もなさそうですね

軽量化の先にあったのは、しっかり休める快適さ

フライクリークUL1レビュー
撮影:筆者

荷物が軽ければ体の負担が少なくて、楽に歩くことができます。でも本来は、登山を楽しむための軽量化。楽しむためには、体力と気力が欠かせません。

テント泊登山では、一日の長い行程を歩いて疲れきった体を、ゆっくり休ませることも大事。

軽さも居住性も妥協したくない人にとって、「フライクリークUL1」は有力な選択肢になるはずです。

ビッグアグネス フライクリークUL1

総重量 900g(最小重量+付属品)
最小重量 754g(テント本体、フライシート、ポールのみ)
人数 1人
パッキングサイズ 直径13×46cm
本体サイズ 97-71×218×102cm
フロア面積 1.9㎡
前室面積 0.5㎡

ビッグアグネス ズームUL インシュ レギュラー

総重量 397g
付属品 リペアパッチ、ポンプサック、収納ケース
パッキングサイズ 直径10×19cm
本体サイズ 51×183cm
R値 4.3

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