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『ヤマケイ登山学校 山の天気入門』(山と溪谷社)

「晴れ予報なのに荒天」はなぜ起きる? ヤマテン代表が教える山の天気の基本

「晴れ予報だったのに強風」「街は晴れなのに山はガスの中」。そんな経験はありませんか?

山岳気象専門会社ヤマテン代表・猪熊隆之さんの新刊『ヤマケイ登山学校 山の天気入門』(山と溪谷社)は、雲や天気図の読み方から遭難事例に学ぶリスク回避術まで、わかりやすく解説した一冊です。

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目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

山の天気は平地とまったく違う。だからこそ知っておきたい

ヤマケイ登山学校 山の天気入門

登山をしていると、「街では晴れていたのに山頂はガスの中だった」「予報は晴れだったのに強風で撤退した」という経験をした人も多いのではないでしょうか。

山では地形や標高の影響を受けるため、平地とは異なる天気の変化が起こります。そんな山特有の気象をわかりやすく学べる一冊として、『ヤマケイ登山学校 山の天気入門』(山と溪谷社)が2026年6月2日に発売されました。

著者は、全国330山の天気予報を手がける山岳気象専門会社「ヤマテン」の代表であり、気象予報士としても活躍する猪熊隆之さんです。

雲・風・天気図から「危険のサイン」を読み取る

観天望気や十種雲形をわかりやすく解説

本書では、雲の変化から天候を予測する「観天望気」の基本を紹介しています。

豊富なカラー写真や図解を使いながら、登山中でも役立つ雲の見分け方や天気の変化を解説。さらに十種雲形や高気圧・低気圧、前線の仕組みなども学べるため、気象の基礎知識を身につけたい人にも向いています。

天気図を読めると山行計画の精度も上がる

登山では、予報アプリを見るだけでなく、その先の状況を想像する力も大切です。

本書では登山者向けに天気図の読み方を解説しており、風向きや風速の変化を読み取る方法も紹介されています。

「山頂付近は強風にならないか」「稜線歩きは危険ではないか」といった判断材料が増えることで、山行計画の精度向上にもつながります

遭難事例から学ぶ、実践的なリスク回避術

気象の仕組みだけでなく、実践的な判断力を養える点も本書の特徴です。

実際の遭難事例をもとに、「疑似好天」のような危険な気象パターンを紹介。なぜ判断ミスが起きたのか、どう行動すべきだったのかを具体的に学べます。

また、引き返しポイントの設定方法や安全登山ノートなど、山での意思決定に役立つ内容も収録されています。

全国の山域ごとの天気傾向も学べる

山の天気は地域によって大きく異なります。本書では日本全国の山域ごとの天気パターンについても解説。普段登る山だけでなく、遠征登山やアルプス縦走を計画している人にも参考になるでしょう。

観天望気や十種雲形をわかりやすく解説
観天望気や十種雲形をわかりやすく解説
風向きによる天気の傾向を山域ごとに解説
風向きによる天気の傾向を山域ごとに解説
季節ごとに山の天気がどう変化するかビジュアルや天気図で伝授
季節ごとに山の天気がどう変化するかビジュアルや天気図で伝授

天気を味方につければ、山はもっと面白くなる

登山では、体力や装備だけでなく、天気を読む力も重要なスキルのひとつです。

『ヤマケイ登山学校 山の天気入門』は、豊富な写真や図解を使いながら、山の天気を基礎から学べる実践的な入門書。雲や風、天気図の見方から遭難事例まで幅広く学べるため、これから気象知識を身につけたい登山者にとって心強い一冊になりそうです。

■本書の特徴
◎豊富な図解とカラー写真で「雲のやる気」が視覚的にわかる
◎日本全国を網羅した「山域別」の天気パターンを解説
◎登山者が使える「天気図の読み方」を伝授
◎実際の遭難事例から学ぶ、具体的で実践的なリスク回避術
◎現場で役立つ「引き返しポイント」と「安全登山ノート」

目次

  1. 雲の種類を知ろう
  2. 山の気象リスクと気象情報の活用法
  3. 山の天気はどうして崩れる?
  4. 高気圧と低気圧、前線
  5. 登山者のための天気図の読み方
  6. 季節ごとの山の天気
  7. 気象遭難から学ぶ危険な天気パターン
  8. 地球温暖化と山の天気

山と溪谷社 山の天気にだまされるな! 気象情報の落とし穴を知ってますか? (ヤマケイ新書) 猪熊隆之(著)

山と溪谷社 山の天気リスクマネジメント (山登りABC) 猪熊隆之 (著) 廣田勇介(著)