実際にフィールドでチェック!
大まかな特徴がわかってきたところで、実際に効果のほどをチェック!夏の日中に1時間ほど登山をして「装着有り」と「装着無し」でTシャツの汗じみを比較してみました。

■検証方法
・気温:30℃前後 晴れ
・検証方法:エアゾーンシステムを装着した場合と付けない場合で山道をそれぞれ1時間ほど歩き、汗のかき方をチェック
その効果は歴然!背中の濡れが大幅減
結論から言うと、「装着あり」の場合の濡れ感が大幅に減少し、確かな通気性を感じる結果となりました。

撮影:筆者
上の写真は、装着あり・なしを比較したもの。装着なしの場合は、背中全体がびっしょり濡れていたのに対し、装着ありの場合は肩甲骨と腰まわりが濡れた程度で、それ以下の部分はほとんど濡れていません。
写真だとやや伝わりづらいですが、実際に触ってみても装着した場合は明らかにドライな箇所が多くなっていました。
もちろん、完全に汗をかかなくなるわけではありませんが、それでも背中のムレ感は大幅に軽減。体感としても、明らかに涼しさを感じる結果となりました。
密着感の少なさが快適性アップに直結

撮影:筆者
汗をかきにくかった理由は、やはり「熱がこもりにくい」こと。何も装着していない状態では、背中とザックの間に手を入れると、熱がしっかりこもってしまっていました。
一方でエアゾーンシステムを使った場合は熱がほとんどこもらず、ムレ感もだいぶ軽減。風が吹いたときには、背中を風が通り抜けるような感覚すらありました。
下山中に背中がドライになる感覚!

撮影:筆者
風が通る感覚は下山時に特に顕著に。歩行スピードが上がるなかで、背中に風が入りやすくなり、背中が徐々に乾いていくほどの通気性でした。
もちろん、効果の感じ方はその日の気温や湿度・運動量にもよりますが、背中の通気性を大幅に高めてくれることは間違いないと言えそうです。
背負い直したときの、あのイヤな“ひんやり感”がない!

撮影:筆者
個人的にうれしかったのが、汗で濡れたザックを背負い直したときに感じる、あの冷たくて不快な「ヒヤッ」と感がほとんどなかったこと。
たとえTシャツ側が多少濡れていたとしても、ザック側が濡れていないため、ヒヤッと感をかなり軽減してくれます。

撮影:筆者
もしたくさん汗をかいて濡れが気になったときはタオルで軽く拭けばOK。サラリとした状態に戻して、また快適に背負い直せるのもうれしいポイントです。
見た目・フィット感に違和感がないのも嬉しい

撮影:筆者
最初は「フィット感に違和感が出るかな……」と少し不安もありましたが、実際はまったく問題なし。多少背中に厚みは出ますが、ショルダーハーネスの調整で難なく調整できる範囲。見た目もシンプルでスマートなデザインなので、ザックを下ろしたときも気になりません。
今使っているザックのデザインや性能を損なわずにプラスできる点は、大きなメリットだと感じました。
登山ザックだけじゃない!普段使いのバッグにも◎

撮影:筆者
プラスαでうれしかったのは、登山用ザックだけでなく普段使いのリュックやビジネスバッグにも取り付けられること。実際にいつも使っているビジネスバッグに装着して使ってみたところ、いつもは気になる背中の汗がだいぶ軽減されました。特に、自転車に乗っているときは風がしっかり背中を通り抜けて、清涼感を感じるほど。
「通勤・通学で汗じみができてしまう……」と悩んでいる方にも、ぜひ試してほしいアイテムです。
後付けバックパネルで更に快適な登山を

撮影:筆者
オクトスのエアゾーンシステムを実際に使ってみましたが、軽量かつ取り付けるだけのシンプルなアイテムながら、その効果は想像以上。暑い季節の登山を、より快適にしてくれる頼れる存在であると感じました。背中のムレ、汗冷え、不快感……そんな悩みを持つ方は是非一度試してみてください!
オクトス エアゾーンシステム
素材 | PVC / ポリエチレン |
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サイズ | 縦 / 46cm 幅(上部) / 26cm 幅(下部) / 23cm |
重量 | 182g |
※在庫切れにつき、現在は予約のみ受付中です。再入荷は7月下旬頃の見込みです。
オクトス エアゾーンシステム short Ver.
素材 | PVC / ポリエチレン |
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サイズ | 縦 / 41.5cm(下部カット時:37.5cm) 幅(上部) / 23.5cm 幅(下部) / 19cm |
重量 | 163g |