アイキャッチ撮影:筆者
「汗びちゃ」とおさらば!段違いの快適さ

撮影:筆者
ザックを背負って歩いていたら、あっという間に背中が汗でぐっしょり……そんな経験、一度はあるのではないでしょうか。
不快なだけならまだしも、背中に熱がこもることで体温調節がうまくいかず、最悪の場合は熱中症につながる恐れも。だからこそ、暑い季節にはしっかりと対策をしておきたい問題です。

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そこで今回ご紹介したいのが、オクトスの後付けバックパネル「エアゾーンシステム」です。使い方は、今使っているザックの背面に取り付けるだけ。たったこれだけで通気性がぐんと向上し、背中にこもりがちな熱や湿気を効率よく逃がしてくれるらしいんです。
さっそく、その詳細を見ていきましょう!
2サイズ展開!オクトス「エアゾーンシステム」
エアゾーンシステムは通常サイズと「short Ver.」の2サイズ展開。性能はどちらも同じで、通常サイズより全長を約5cm、幅を約3cm短くしたものが「short Ver.」です。

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項目 | 通常サイズ | short Ver. |
---|---|---|
素材 | PVC/ポリエチレン | |
重量 | 182g | 163g |
サイズ | 縦46cm × 幅26cm(上部)/23cm(下部) | 縦41.5cm × 幅23.5cm(上部)/19cm(下部) |
対応ザック(目安) | 30〜50L | 15〜35L |
ここからはアイテムの特徴を見ていきます。
立体感あるメッシュ構造が背面を通気!

撮影:筆者
高い通気性の秘密は、この立体構造のポリエチレン製メッシュ。高さ1cmほどの凹凸が無数に並んでいて、一つ一つはぷにぷにとした肌触りです。

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この1cmほどの凹凸が背中とザックの間の空間を確保。空気が通りやすくなることで、熱やムレを効果的に逃がしてくれるんです。
凹凸も一つ一つが程よい柔らかさのため、背負い心地も硬すぎず柔らかすぎない、ちょうどいいバランスです。
軽さは正義!軽量でストレスもなし

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重さは、通常モデルで実測184g、ショートバージョンは166g(どちらもコードとコードロックを含みます)。
多少は重くなりますが、実際にザックに取り付けて背負ってみても、重さの変化はほとんど感じないレベル。通気性のメリットが得られるならば、十分に納得できる重さです。
ゴムコードで取り付けるだけの簡単装着

撮影:筆者
取り付け方は簡単で、付属のゴムコードとコードロックでショルダーハーネスの上部2箇所と、下部の2箇所を止めるだけ。

撮影:筆者
ヒップベルトがあるザックも、ショルダーハーネスのみのザックも、ゴムコードの長さに余裕があるためどちらも問題なく取り付けることができました。

撮影:筆者
実際に取り付けた様子がこちら。通常サイズは40Lと32Lのザックに、ショートバージョンは32Lと21Lのザックに装着できました。

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ちなみにショートバージョンは本体の下部(下部から4cm、黄色矢印)をカットできる仕様になっているため、より小さいサイズのザックや、背面長が短いタイプのザックにも対応してくれます。