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ワークマンで「神コスパ」レインジャケットを発見!防水×透湿×軽量そろって驚きの3,900円!?(2ページ目)

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【フィールドレビュー】春の低山で3時間、雨の中を歩いてみた

「イナレムプレミアムエアーレインジャケット」は、ワークマンのINAREM採用レインウェアの中でタウン向けのモデルですが、そのスペックの高さはアウトドアシーンでも活躍するのでは……?

ということで、3〜5mm/hの雨が降る中、春の低山を3時間歩いて実力をチェックしてみました!

細やかな機能で濡れをシャットアウト!

イナレムプレミアムエアーレインジャケットドローコードイメージ

撮影:筆者

雨天時はどうしても顔周りへの吹込みが気になるところですが、そこはフード後方にはドローコードがしっかりケア。頭部にしっかりフィットさせることができるため、雨の吹き込みを軽減してくれました。

イナレムプレミアムエアーレインジャケット面ファスナー

撮影:筆者

袖口は面ファスナーで絞れ、手首からの雨の侵入もブロック。地味ながらこうした細かな調整機能が、実際の使用感に大きく効いてきます。

ムレもほぼなし!しなやかでとにかく動きやすい。

イナレムプレミアムエアーレインジャケット使用中イメージ

撮影:筆者

驚いたのは、ムレの少なさ。3時間歩いても内部がべたつく感覚はなく、レインジャケットらしからぬ快適さでした

さらに、生地はしなやかでストレッチ性も十分。動きにしっかり追従してくれるので、体を動かしづらいストレスがまったくないのも好印象。「イナレム=ムレない」の商品名は、伊達ではないと実感できました。

しっかり防水!ただ長時間歩行は注意

イナレムプレミアムエアーレインジャケット使用後

撮影:筆者

イナレムプレミアムエアーレインジャケット使用後

撮影:筆者

3時間歩行したあとのジャケットとインナーの様子がこちら。どうしても濡れやすい首元や腰まわり、手首など一部に濡れは見られたものの、全体としては雨をブロックしてくれていました。

しっかりした雨量のなかでこれだけ防いでくれたのは、このウェアの防水性能の高さを物語っていると言えるでしょう。

一方で、少し気になったのは胸ポケット部分からの浸水と、肩まわりに出ていたじわっとした濡れです。

イナレムプレミアムエアーレインジャケット使用後

撮影:筆者

内側から見てみても、肩周りなど、雨がよく当たる箇所、また圧がかかりやすい腰回りでは、少しずつ染み込みが進んでいた様子。また、胸ポケットはファスナー箇所から浸水してしまったようでした。

今回は低山かつ気温も高めだったので特に問題なく行動できましたが、これが高山や着替えが難しい環境となると、そのまま使うのはやや心配が残る使用感です。

とはいえ、1~2時間程度であればこの染み込みは発生しなかったため、そこまで強くない雨の中、短時間のトレッキングで使うことを想定すれば十分と言えそうです。

イナレムプレミアムエアーレインジャケットキャップしよう

撮影:筆者

雨天時に使う際は、濡れへの対策を追加でできると◎。首周りの濡れ対策としては、中につば付きのキャップをかぶることで吹き込みを予防すると良いでしょう。手首については、面ファスナーをしっかり止めて袖が上がり下がりしないよう固定。

インナーには、速乾性がある化学繊維と濡れても冷えにくいメリノウールを混紡したベースレイヤーなど、濡れに強いアイテムを選択すると安心です。

晴れた日にはウィンドシェルとしても活躍!

ムレにくいことから、ウィンドシェルとしても十分に使えるのではないかと思い、晴れている日も利用してみました。

イナレムプレミアムエアーレインジャケット ウインドシェル使用

撮影:筆者

結果、大正解!

レインジャケットにありがちなごわつき感がなく、しなやかな着心地で動きやすさも十分。ストレッチ性も高いため、登山中のレイヤリングとしても快適でした。

そしてムレももちろん発生しづらく、シャツ一枚では寒いときの行動着として十分使える使用感でした。

透湿性の高さには逆に注意

一方で透湿性の高さには注意透湿性が高い=内部の熱をどんどん外に逃がすことであるため、保温力はそこまで高くありません。寒い日はレイヤリングを前提に使うことで、春・秋・初冬までロングシーズン活躍してくれます。

【番外編】軽いランニングにもありかも

イナレムプレミアムエアーレインジャケット ランニング使用

撮影:筆者

透湿性の高さと軽さを活かして、軽いジョギングでも使ってみましたが、十分使える範囲。「ちょっと肌寒いけどTシャツ一枚じゃ不安」という日にぴったりです。登山以外のシーンでも活躍してくれそうなのは嬉しいポイントです。

【総括】日帰りのライトトレッキングにはぴったり!ただ本格登山では要注意

ジャケットイメージ画像

撮影:筆者

トレッキングシーン実際で使ってみた結果、「イナレムプレミアムエアーレインジャケット」はタウン向けのレインウェアではあるものの、たとえ濡れたとしてもすぐに着替えたり帰宅できる「日帰り」かつ「行程が短め」の登山では十分に活用できる一着だと感じました。

一方で、長時間歩行することが予想される登山や、よりシビアな環境である高山登山では、もう少し耐水性が高く、トレッキングでの使用を想定したディテールが施されているモデルを選ぶと良いでしょう。

「イナレムプレミアムエアーレインジャケット」まとめ

おすすめの使い方

  • 日帰りで山行時間の短い、軽い雨の日のトレッキング・登山
  • 風のある日のトレッキング・登山の防風着として
  • 雨の日の日常使い
  • 軽いジョギングの防寒着として

おすすめできない使い方

  • 長時間(3時間以上)雨の中を歩く登山
  • 高山登山

初心者にも中級者にも推せる、神コスパな一着!

イナレムプレミアムエアーレインジャケット使用中イメージ

撮影:筆者

実際に使ってみても、この性能でこの価格は圧巻の一言。長時間の雨などハードなアウトドア環境には適しませんが、短時間の日帰り登山やハイキング、街中での急な雨対応など、多くのシーンで頼れる存在になってくれそうです。

普段使いがメインの人や登山ビギナーはもちろん、「サブのレインウエアが欲しい」という中級者以上の登山者にもぴったり。まずは気軽に試してみて、その実力を体感してみてください!

ワークマンの「INAREM」採用レインウェア一覧

2025年春夏シーズンに展開中のイナレムを採用したレインウェアを紹介。耐水圧・透湿度、その他仕様(デザイン)が異なるので、重視するポイントや着用シーンに合わせて選んでみてください。

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