塔ノ岳コースガイド|静かな登山を楽しめる穴場!小丸尾根コース
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神奈川県北西部に、東西約50km・南北約30kmにわたって連なる丹沢山塊。このうち、小田急線沿線からのアクセスも容易で人気なのが表丹沢と呼ばれる山域です。
そんな表丹沢を代表する山が、関東百名山にも選定されている塔ノ岳(1491m)。東西南北から登山コースが延びており、丹沢山塊の表玄関とも言える存在です。
今回は、アクセスのよい大倉登山口から、大倉尾根の西側に連なる小丸尾根を登る静かなコースを紹介します。
2025/04/23 更新
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制作者
山岳ライター・登山ガイド
鷲尾 太輔
登山の総合プロダクション・Allein Adler代表。登山ガイド・登山教室講師・山岳地域の観光コンサルタント・山岳ライターなど山の「何でも屋」です。登山歴は30年以上、ガイド歴は10年以上。得意分野は読図(等高線フェチ)、チカラを入れているのは安全啓蒙(事故防止・ファーストエイド)。山と人をつなぐ架け橋をめざして活動しています。
公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅠ 総合旅行業務取扱管理者
鷲尾 太輔のプロフィール
アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔
丹沢ならではの地名を冠する「小丸尾根」
撮影:鷲尾 太輔(小丸付近から望む塔ノ岳)小丸尾根コースの由来となったのが、塔ノ岳と鍋割山の間にそびえるピーク・小丸(1341m)です。実はこの「丸」という地名は山頂を表す言葉で、塔ノ岳手前で直下を通過する大丸(1386m)や西丹沢を代表する名峰である檜洞丸(1601m)・畦ヶ丸(1292m)など丹沢山塊と、ハマイバ丸(1752m)・大蔵高丸(1781m)など大菩薩連嶺に多い山名です。
実際の小丸は、小丸尾根が塔ノ岳への稜線と合流する場所から鍋割山方面へ10分ほど進んだ場所にそびえています。塔ノ岳とは逆方向になりますが、立ち寄ってみても良いでしょう。
そんな丹沢ならではの地名を冠した小丸尾根は、東に並行する大倉尾根よりも登山者が少なく、静かな登山を楽しむことができます。登りごたえ抜群で植生の変化も感じることができる小丸尾根コースで、塔ノ岳をめざしてみましょう。
コース概要
合計距離: 19.01 km
最高点の標高: 1466 m
最低点の標高: 297 m
累積標高(上り): 3225 m
累積標高(下り): -3225 m
体力レベル:★★★★☆
日帰り|約10時間15分
参考:らくルート
技術的難易度:★★☆☆☆
・急な登下降がある
・案内標識が不十分な箇所が含まれる
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例:グレーディング表
コース概要
大倉(25分)→ゲート(100分)→二俣(180分)→小丸尾根分岐(25分)→金冷シ(30分)→塔ノ岳(15分)→金冷シ(30分)→小丸尾根分岐(100分)→二俣(85分)→ゲート(25分)→大倉
塔ノ岳へのアクセス
公共交通機関利用の場合
撮影:鷲尾 太輔(大倉バス停)小田急線・渋沢駅で下車し、渋沢駅北口バス停から神奈川中央交通バスに乗車。大倉バス停まで約15分です。
クルマ利用の場合
撮影:鷲尾 太輔(大倉駐車場)クルマでアクセスする場合は新東名高速道路を利用します。秦野丹沢スマートインターチェンジから県道706号線経由。秦野戸川公園 大倉駐車場まで約10分です。
■秦野戸川公園 大倉駐車場
駐車台数:約150台
利用時間:8:00~21:00
料金:(平日)2時間~10時間まで200円、(土日祝と特定日)2時間~10時間まで530円
トイレ:あり
次のページからは、登山口から山頂まで、実際の登山道の様子を画像で詳しく解説します。