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片手に収まるクッカーセット!Trangiaの新星「マイクロ」シリーズが理想どおりで感激(2ページ目)

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マイクロシリーズの使い勝手をフィールドでチェック

2種のマイクロシリーズをフィールドで試してみました。感想とあわせてレビューします。

持ち手がパチッと蓋にロックされ、持ち運びしやすい

トランギア マイクロ

撮影:筆者

ポットのハンドルを折りたたみ、蓋にはめてロックできます。中身がばらばらになりにくいので、そのままザックに収納できるのがポイント。ただし、逆さにして強い振動を与えると蓋が開いてしまうことも。心配な場合は、収納袋に入れて持ち運ぶのがおすすめです。

ポットの底がずれないので使用時に安定感あり

トランギア マイクロオリジナル

撮影:筆者

ポットの底の周囲には溝があり、五徳にのせてもずれにくいような工夫が施されています。

トランギア マイクロ

撮影:筆者

ポットをのせてみると、五徳の4か所の突起が鍋底にぴったりハマります。調理中に食材をかき混ぜるとき、ずれにくく安定感があります。

バーナーの熱をポットに無駄なく伝える構造がGOOD

トランギア マイクロライト

撮影:筆者

五徳とポットの直径が同じくらいなので、バーナーの熱がまんべんなくポットに伝わりやすいのも◎。 バーナーに対して鍋が大きすぎて真ん中だけ焦げ付く、といったプチストレスを軽減できます。

湯沸かしには少し時間がかかるものの、のんびりとした時間を楽しめる

トランギア マイクロライト

撮影:筆者

アルコールバーナーとジェルバーナーを使って、お湯が沸くまで時間を測ってみました。なお、今回はぐつぐつと沸騰させるのではなく、下の画像のように気泡が出てきた段階で終了としています。

マイクロ オリジナル(アルコールバーナー)|約12分で沸騰

トランギア マイクロオリジナル

撮影:筆者

使用条件と結果:マイクロ オリジナル(アルコールバーナー)

  • 水量:ポットに約300mlの常温の水を入れる
  • 燃料:アルコール燃料を約60ml注入
  • 気象条件:外気温約9℃、北西の風約3m
  • 沸騰時間:約12分

マイクロ ライト(ジェルバーナー)|約20分で沸騰

トランギア マイクロライト

撮影:筆者

使用条件と結果:マイクロ ライト(ジェルバーナー)

  • 水量:ポットに約300mlの常温の水を入れる
  • 燃料:固形燃料(1個30g。20分燃料するタイプ)
  • 気象条件:外気温約9度、北西の風約3m
  • 沸騰時間:約20分

アルコールバーナーのほうが速く沸く

火力の強いアルコールバーナーのほうが速くお湯が沸きました。ジェルバーナーは少し時間がかかりますが、着火後はそのまま放置し、燃料が燃え尽きる20分くらいでちょうどお湯が沸きました。

今回は、風通しがよく、ときどき突風が吹く広々とした場所だったため、樹林帯など風の影響を受けにくい場所だと、もう少し短い時間で沸くかもしれません。

ガスバーナーと比べるとどうしても時間はかかりますが、ゆらめく炎を眺めながらのんびり過ごす時間もよいものです。

山ごはんの調理もばっちり

トランギア マイクロオリジナル

撮影:筆者

火力が強いアルコールバーナーを使用し、クッカーひとつで完成するトマトソースペンネを作ってみました。ペンネ・トマトジュース・顆粒コンソメ・ベーコンをポットに入れて沸騰させ、トータル10分少しで完成です。

トランギア マイクロオリジナル

撮影:筆者

調理中に持ち手が熱くなることがなく、底の焦げ付きもありません。蓋により余熱でチーズがとろけて満足度の高い仕上がりに。このクッカーセットさえあれば、山ごはんも十分に調理可能なことがわかりました!

なお、トマトソースペンネのレシピは以下を参考にどうぞ。今回はツナをベーコンに変えて、ブロッコリーも添えました。

試してみてわかったこと&使用時のコツ

実際に使ってみて気づいたことを4点ご紹介します。

炎が勢いよくあがりやすい⇒ハンドルを上げればOK

トランギアマイクロ

撮影:筆者

使用する環境や風向きによって、五徳の隙間から炎が高く舞い上がります。今回は開けた場所だったため、ときどき強い風が吹いて炎の勢いが増すことがありました。

そんなときは、ハンドル部分を持ち上げておけばOK!ハンドルを炎から遠ざけることができ、持ち手のカバーが溶けてしまうこともありません。クッカーのハンドルカバーが溶けてしまった経験のある筆者にとっては好ポイントです。

ボトルなどに注ぐときは、少し勢いをつけるのがコツ

トランギア マイクロ

撮影:筆者

ポットに注ぎ口は付いていないため、ちょっとずつ注ぐとこぼれやすいので、少し勢いをつけて注ぐのがコツです。

アルコールバーナーの火力調節・消化できる蓋が便利。操作時はヤケドに注意

トランギア マイクロオリジナル

アルコールバーナーには、消火と火力調節を兼ね備えた蓋が付属しています。蓋を少しずらした状態でかぶせれば、五徳に干渉しません。アルコールバーナーに慣れていない人にとっては便利な機能です。

ただし、使用中はバーナーも五徳も高温になるため、取り扱いには十分注意してください。

アルコールバーナー使用時は、ポットの底に少し焼き色がつく

トランギア マイクロ

撮影:筆者(左:ジェルバーナー使用後のポットの裏、右:アルコールバーナー使用後のポットの裏)

ジェルバーナー使用後は、ポットの底にほとんど変色がありません。アルコールバーナーの場合は、ポットの外側に少しだけ焼き色がつきました。直火で使うので多少の変化は仕方がありませんが、燃料による違いも理解したうえで、検討するとよいでしょう。

マイクロシリーズの収納性もチェック

ポットにまとめて持ち運べるなら、隙間も有効活用したいところ。ライターなど、着火に必要なアイテムが収納できるか試してみました。

マイクロ オリジナル⇒ライター1個なら収納可

トランギア マイクロオリジナル

撮影:筆者(マイクロ オリジナルにライターを収納)

マイクロ オリジナルの場合、ライター1本なら、蓋に干渉せず収納できます。

マイクロ ライト⇒ライター1本+固形燃料1個が収納できる

マイクロライト

撮影:筆者(マイクロライトにライターと固形燃料を収納)

マイクロ ライトはジェルバーナーがコンパクトな分、収納に余裕があります。ライターと固形燃料1つ(30g)を収納できました。調理に必要なものがまとめて入るのはうれしいポイントです。

ミニマムなクッカーセットで、山ごはんを気軽に楽しもう

トランギアマイクロ

トランギアのマイクロシリーズは、ポットにまとめて調理ギアを持ち運べるのが魅力。純正セットなのでそれぞれの相性がよく、使い勝手もばっちりです。このセットがあれば、お湯を沸かしたり調理したりと、充実の山ごはんタイムを過ごせます。

よりコンパクトなクッカーを探している人や、アルコールバーナーを始めて使う人にも最適。軽量で機能も申し分ないマイクロクッカーセットをぜひ試してみてください!

    トランギア マイクロ オリジナル

    重量282g
    収納サイズ直径11.2cm×H8.3cm
    満水容量500ml
    実容量400ml
    セット内容リッド&ハンドル付ポット(アルミ無垢)、アルコールバーナー(真鍮)、ゴトク(アルミ)

      トランギア マイクロ ライト

      重量188g
      収納サイズ直径11.2cm×H8.3cm
      満水容量500ml
      実容量400ml
      セット内容リッド&ハンドル付ポット(アルミ無垢)、ソリッド / ジェルバーナー(真鍮)、ゴトク(アルミ)

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