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【徹底調査】ユニクロのウルトラライトダウンって登山で使えるの?(2ページ目)

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調査②:軽さ

多くの荷物を運ぶ登山においては、できるだけ荷物は軽いに越したことはありません。

その差はだいたい500円玉4枚分

ウルトラライトダウンとスペリオダウンの重さ比較

撮影:筆者(左:スペリオダウンジャケット Mサイズ、右:ウルトラライトダウン Lサイズ)

スペリオダウンとウルトラライトダウンでサイズが異なりますが、実測値の差は33g。公式サイト記載のスペリオダウンの平均重量は190gのため、ウルトラライトダウンの方が約30g(だいたい500円玉4枚分ほど)重量があると言えます。

実際に着ると重さの違いを感じます。ですが、休憩中に着用するのであれば、重くて疲れるということはないくらい、十分に軽やかさな着心地です。

ウルトラライトダウンとスペリオダウンの重さ比較

撮影:筆者(左:スペリオダウンジャケット Mサイズ、右:ウルトラライトダウン Lサイズ)

収納時の重さで比較しても、その差は実測値で36g。グラム単位で重さを削りたい登山者であれば別ですが、低山を楽しむのであれば荷物に入れても不都合なく使える範囲です。

調査②:軽さ|まとめ

持っていく時の重さに大差はなく、いずれも十分に軽量。重量に強いこだわりがなければ、気にしなくて大丈夫。

調査③:コンパクトさ

ザックの中に荷物をすべて入れる登山では、なるべくコンパクトで収納性が高い製品が好まれます。

大きさは2回り分くらいの違いが

ウルトラライトダウンとスペリオダウンのサイズ比較

撮影:筆者

大きさのイメージを持ちやすいよう、iPhone11とナルゲンボトル(500ml)、スペリオダウンと比較してみました。収納後の大きさは2回りくらいウルトラライトダウンが大きいです。

ウルトラライトダウンのサイズ感

撮影:筆者

手で持ってみるとこれくらい。「手のひらサイズ」とまではいきませんが、携帯しやすいサイズ感です。

ちょっとした工夫でコンパクト化も可能

ウルトラライトダウンのサイズ感

撮影:筆者(ダウンが出ているのは中が見えるようにです。実際は完全に収納可能です

ウルトラライトダウンをよりコンパクトにしたい場合は、より小さい収納袋に入れればOK。スペリオダウンの袋に入れることもできました。

収納袋が大きい方が出し入れはスムーズ。携行する状況に合わせて、適当なサイズの袋を選ぶとよいでしょう。

調査③:コンパクトさ|まとめ

付属袋の大きさの差により、収納サイズには違いがでるも、別の袋を活用するなどの工夫次第でもっとコンパクトにできる。

調査④:撥水性(はっすいせい)

基本的に休憩中などの停滞時に着用するダウンジャケット。中のダウンが濡れてしまうと乾きにくく、保温力も失われてしまうため、雨を弾く機能がついているのがうれしいポイントです。

ウルトラライトダウンの撥水性

撮影:筆者

ウルトラライトダウンの表地には、素材の会社で有名な東レと共同開発したという、撥水性能のある生地が使われています。また、撥水性のある糸で縫い合わされているんです。

実際に濡らしてみても、ご覧の通りしっかり水を弾いてくれます。なので、突然雨が降ってきても、上からレインウェアを着るまでに間、ダウンの濡れを防げるでしょう。

ただし、防水機能ではないので、雨に濡れ続けると染みてきます。

調査④:撥水性|まとめ

小雨程度なら○。でも、油断せずに雨が降ってきたらレインウェアを着よう。

調査⑤:見た目とディテール

あまり窮屈だと下にウェアを着にくいものですが、そういった部分はどうなのでしょうか。アウトドアだけでなく、日常でも着るなら、やはり見た目も気になるところです。

ウルトラライトダウンとスペリオダウンの見た目比較

撮影:筆者(身長180cm 体重約60kg 左:スペリオダウンジャケット Mサイズ、右:ウルトラライトダウン Lサイズ)

ウルトラライトダウンとスペリオダウンの見た目比較

撮影:筆者(身長180cm 体重約60kg 左:スペリオダウンジャケット Mサイズ、右:ウルトラライトダウン Lサイズ)

ウルトラライトダウンとスペリオダウンの見た目比較

撮影:筆者(身長180cm 体重約60kg 左:スペリオダウンジャケット Mサイズ、右:ウルトラライトダウン Lサイズ)

◆ウルトラライトダウン(Lサイズ)
街着としてスッキリとしたシルエットにするため、丈は短め。とくに窮屈感はないので、登山の休憩中に着ても不自由なく行動できる。
今回はLサイズを着用したためか、お腹周りはスペリオダウンよりもゆったりめ。アウターとしても使いやすいシルエット

スペリオダウン(Mサイズ)
ウルトラライトダウン(Lサイズ)よりもややすっきりとしたシルエットながら、丈は長めで腰回りまでしっかりカバーできる。
また、全体的にスペリオダウンの方が空気を含んでしっかりと膨らんでいて、着た感覚でも見た目にも暖かな印象。

薄手だからこそ、レイヤリングしやすいのがウルトラライトダウン

ウルトラライトダウンのレイヤリング

街着のインナーダウンとして使う前提で作られたウルトラライトダウンは、レイヤリング重ね着)がしやすいというメリットがあります。

それぞれのダウンの上にジャケットを羽織ってみましたが、ウルトラライトダウンの方がモコモコとしづらいため、重ね着による温度調整が簡単。暖かい時期はシャツの上に、寒い時期はアウターを重ね着するなど、より長いシーズンに使いやすいのがウルトラライトダウンの良いところです。

ジッパーにも違いが

ウルトラライトダウンとスペリオダウンのジッパー比較

撮影:筆者

スペリオダウンは山で手袋をしていても開閉しやすいように、ジップの先端がつまみやすい形状になっています。

さらに、ジッパーが肌に当たらないようにする工夫も。これは顎を保護する「チンガード」と呼ばれ、アウトドアウェアでは定番の仕様です。

ウルトラライトダウンとスペリオダウンのジッパー比較

撮影:筆者

サイドポケット部分のジッパーの引き手も同様の作り。ウルトラライトダウンは操作性に欠けるものの、ジッパーが正面から見えないようになっているので見た目がスマート。

ウルトラライトダウンのディテール

撮影:筆者 (ウルトラライトダウンの収納袋を取り付けるバックルと内ポケット)

ウルトラライトダウンのみ、収納袋をワンタッチで着脱できるバックルが付いています。収納袋をなくす心配なし。

また、どちらのジャケットも内側に大きなポケットを搭載。グローブなどの小物を収納しやすいサイズ感です。

調査⑤:見た目とディテール|まとめ

ダウンの下に厚手の服を着ることは難しいものの、インナーとして着やすいのがウルトラライトダウン。ジップの仕様はアウトドアメーカーの快適性や操作性には劣るが、短めの丈感も含めシンプルでスッキリとした印象

キルティングパターンの違いは、「調査①:暖かさ」で紹介したように、保温性の差にも直結している。見た目のデザインとしては、ウルトラライトダウンはキレイ目なスタイルにも馴染みやすい表情。スペリオダウンはスポーティな雰囲気。

結論:試す価値アリの優秀なコストパフォーマンス!

ウルトラライトダウンの着用イメージ

撮影;筆者

実際に着てみるとその機能性の高さに驚きです。雨や雪が降っていない状況であれば、山での休憩中に着用しても問題ないように思いました。

もちろん、スペリオダウンの方が細部まで高スペックで、山での操作性や快適性に優れていましたが、ウルトラライトダウンの価格は半分以下。それを踏まえると、コストパフォーマンスに優れた魅力的な商品だと感じます。

もし、ウルトラライトダウンを山で着用する場合は、今回紹介した特性を踏まえて、他のウェアとの組み合わせや、自分が行く山の環境に適しているのか、という部分を考えて選んでみてください。

スタッフバッグを使えば、ダウンをさらにコンパクトに!

オクトス UL スタッフバッグ 3L

容量 3L
平置きサイズ 縦26cm×直径13.5cm
平均重量 17g
素材 30Dコーデュラナイロン(表:シリコンコーティング、裏:PUコーティング)

撥水性に優れたスタッフバッグ

30Dコーデュラナイロンを使用したスタッフバッグ。衣類や食料など濡らしたくないものを収納するのに便利です。縫い目には止水加工(シームテープ)が施されています。

グラナイトギア エアバッグ 2L

容量 2L
サイズ 11.6×6.8×26cm
重量 12g
素材 30Dシルナイロンコーデュラ

収納しやすい楕円形のスタッフバッグ

30Dシルナイロンコーデュラ素材により、軽量ながらしっかり水を弾いてくれるスタッフサック。バックパックの中に収納しやすい楕円形状もポイント。

ユニクロのアイテムって登山に使える?

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