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Black Diamond「ディスタンス22」をレビュー!多彩な収納とフィット感で、行動中のストレスから解放(3ページ目)

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シェルター泊装備を背負って、低山でレビュー!

ディスタンス22を低山でレビュー
撮影:筆者

ベースウェイト4.1kgのシェルター泊装備をパッキングした「ディスタンス22」で、7時間ほど低山を歩いたり走ったりしながら背負い心地と使い勝手を確かめてきました。

よかったポイント
 ・フロントポケットの収納性とアクセス性
 ・面倒なフィット感の調整からの解放
 ・パックの揺れやブレの少なさ

気になったポイント
 ・パック本体もフロントポケットもいっぱいに収納した状態で背負う圧迫感

便利なポケットで、一度もパックを下ろさなかった

アクセス性のいいディスタンス22のフロントポケット
撮影:筆者

ショルダーベルトのポケットは本当に便利でした。移動しながら行動食を摂ったり、水分補給したりできたので、ペースをキープしながら行動し続けられました。行動時間が読みやすくなっていいですね。

サイドスタッシュポケットもごみ入れにちょうどよかったです。ただ、少し小さめのポケットなのでしっかり押し込んで落ちないようにしましょう。

日が傾いて寒くなってきたときには、さすがにパックを下ろしてウィンドシェルを取り出しましたが、それ以外は背負ったままで行動できました。

  • ディスタンス22のフロントポケット
  • 左フロントポケットの収納
  • 右フロントポケットの収納

撮影:筆者

左側に収納したのは、500mlソフトフラスクと行動食用スナック。右側には、シリアルバーやおにぎりなどの行動食と、スマートフォンを収納。

満水のソフトフラスクを収納していると圧迫されるためか、他のポケットが収納しにくかったので、ソフトフラスクは片側だけにしました。

走っても揺れないZポール収納

走っても揺れないZポール収納
撮影:筆者

キャリーシステムでZポールを収納したまま、走ったりもしましたが、揺れやブレは感じませんでした。バンドループでしっかり固定されているので、落とす心配もありませんが、見えないので、たまに手で触れてちゃんと付いていることを確認しながら行動しました。

収納する手順は少し練習して、慣れておくといいですね。公式のホームページには動画もあるので、ぜひ参考にしてください。

フィット感調整からの解放、なのにブレない背負い心地

ディスタンス22を背負ってハイクアップ
撮影:筆者

フィット感を調整するアジャスターがほとんどないのはとても楽でした。いつもは、ウエストハーネスから始まって、ショルダーベルト、チェストベルト、ショルダースタビライザーと、調整するところがありすぎて正直面倒・・・

でも、「ディスタンス22」は2本のチェストストラップだけ。それなのに、体にぴったりフィットして、ブレたり、パックに体を振られることもなく、快適に行動できました。

  • コンプレッション前のディスタンス22
  • コンプレッション後のディスタンス22

撮影:筆者

荷物が少ないときには、フロントメッシュポケット内にあるサイドコンプレッションコードを引けば、パックを圧縮できて荷物のブレも抑えられます。

  • ディスタンス22の背面システム
  • 薄手のショルダーハーネス

撮影:筆者

背負い続けていても、背中に蒸れがこもるような感じはありません。凹凸のあるパッドとメッシュ生地を組み合わせた背面構造と、メッシュ生地のショルダーハーネスの汗抜けがいいからでしょうね。背負う前は、ショルダーハーネスの薄さに不安を感じましたが、装備を満載しても重さによる痛みはなかったです。

ここがもうひとつ、、、荷物が満載時の圧迫感

ディスタンス22の背負い心地
撮影:筆者

収納力もフィット感もとてもよかったのですが、気になったポイントが少しだけ・・・

パック本体にもフロントポケットも満載の状態では、少し圧迫感を感じました。苦しく感じるほどではないのですが、旧モデルのようなサイドの調整がないためでしょうか。

購入時のサイズ選びがとても重要なため、サイズ表をしっかり確認して、自分に合ったサイズを選びましょう。

ひとつのパックでいろいろな遊びをしたいアウトドアズマンに

トレイルランニングにも使えるディスタンス22
撮影:筆者

軽量なのにタフで収納力の高い「ディスタンス22」は、背負い心地もとてもいいパックでした。長距離のトレイルランニングやファストハイクだけではなく、容量も収納力も十分にあるため、日帰り登山から、軽量化した装備でのシェルター泊登山などにも使えそうです。

軽快にスピーディーに行動して、山の懐に入って遊びたい方は、ぜひ「ディスタンス22」を相棒にしてみてください。

容量を選べる「ディスタンスシリーズ」は女性モデルもあり

ディスタンスシリーズは容量が選べる他、男性向け、女性向けも用意されています。それぞれS、M、Lのサイズ展開があるので、自分に適したモデルを探してみましょう。

メンズ向けモデル

ブラックダイヤモンド ディスタンス4ハイドレーションベスト

容量 4L
重量 190g
カラー展開 ブラック、オプティカルイエロー、ウルトラブルー
サイズ展開 S=67cm-85cm、M=80cm-100cm、L=90cm-112cm(肋骨下部周囲長)
素材 デュアル4ウェイストレッチメッシュ、100dナイロン4mmリップストップ

ブラックダイヤモンド ディスタンス8

容量 8L
重量 340g(Mサイズ)
カラー展開 ブラック、ウルトラブルー
サイズ展開 S=67cm-85cm、M=80cm-100cm、L=90cm-112cm(肋骨下部周囲長)
素材 ナイロン100d + UHMWPE 200dリップストップ

ブラックダイヤモンド ディスタンス15

容量 15L
重量 380g(Mサイズ)
カラー展開 ブラック、ウルトラブルー
サイズ展開 S=67cm-85cm、M=80cm-100cm、L=90cm-112cm(肋骨下部周囲長)
素材 ナイロン100d + UHMWPE 200dリップストップ

ブラックダイヤモンド ディスタンス22

容量 22L
重量 424g(Mサイズ)
カラー展開 ブラック、ウルトラブルー
サイズ展開 S=67cm-85cm、M=80cm-100cm、L=90cm-112cm(肋骨下部周囲長)
素材 ナイロン100d + UHMWPE 200dリップストップ

ウィメンズ向けモデル

ブラックダイヤモンド ウィメンズ ディスタンス4ハイドレーションベスト

容量 4L
重量 180g
カラー展開 ダークパティナ、オプティカルイエロー
サイズ展開 S=60cm-75cm、M=67cm-85cm、L=80cm-100cm(肋骨下部周囲長)
素材 デュアル4ウェイストレッチメッシュ、100dナイロン4mmリップストップ

ブラックダイヤモンド ウィメンズ ディスタンス8

容量 8L
重量 321g(Mサイズ)
カラー展開 ダークパティナ
サイズ展開 S=60cm-75cm、M=67cm-85cm、L=80cm-100cm(肋骨下部周囲長)
素材 ナイロン100d + UHMWPE 200dリップストップ

ブラックダイヤモンド ウィメンズ ディスタンス15

容量 15L
重量 354g(Mサイズ)
カラー展開 ダークパティナ
サイズ展開 S=60cm-75cm、M=67cm-85cm、L=80cm-100cm(肋骨下部周囲長)
素材 ナイロン100d + UHMWPE 200dリップストップ

ブラックダイヤモンド ウィメンズ ディスタンス22

容量 22L
重量 406g(Mサイズ)
カラー展開 ダークパティナ
サイズ展開 S=60cm-75cm、M=67cm-85cm、L=80cm-100cm(肋骨下部周囲長)
素材 ナイロン100d + UHMWPE 200dリップストップ

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