エクスペドとは?

1983年、スイス人の『最小限の手段で最大限のアウトドア体験を』をモットーに、シンプルかつ高性能、流行ではなく機能を追求したアウトブランド「EXPED(エクスペド)」。
expedとは【expedition equipment 登山装備】を意味し、バックパックの他にもテントやスリーピングバッグ、マットなどさまざまな製品を作り続けています。
その歴史は古く、夫婦ハイジとアンディが冒険というハネムーンから帰国後、アウトドア用品の販売代理店としてEXPED AGを設立しました。その後1990年に、代理店業から彼らの思いを込めた道具を形にするEXPEDブランドが誕生しました。
2023年には設立40周年を迎え、今では世界中で愛されているブランドです。
エクスペドザックの特徴

エクスペドザックの特徴は、何といっても軽量、シンプルかつ高性能。余分なものをそぎ落とし洗練されたフォルムが多くの登山愛好家の間で支持されています。
そんなエクスペドザックの特徴を詳しく見ていきましょう。
雨の日でも安心の防水・耐水仕様!

エクスペドザックは防水・耐水仕様のモデルが多く、雨の日も安心して使えるザックが豊富。
特に完全防水仕様のモデルは、生地に防水性の高い高品質のナイロン地を使用しており、ジッパーや縫い目もシームシーリング加工を施しているフルシームシーリング防水のため、雨の日はもちろん、たとえ水に浸かってしまっても水がしみこんでくることはありません。
一般的なシームシーリング技術の耐水圧基準は2,000mmのところ、エクスペドのバックパックは2,500mm~20,000mmとかなり高水準。アウトドアの使用はもちろん、決して水に濡らしたくないPCやタブレットを入れても安心なので通勤や通学にも大活躍!
※完全防水ではないモデルもあります。
丈夫なのに軽量なのでどんなシーンでも活躍!

エクスペドザックは軽量で丈夫なリップストップナイロン地を採用。その名の通り「rip(裂ける)」ことを「stop(止める)」という高い引き裂き強度を誇り、ハードな環境でのアウトドア使いでも安心。街使いから雪山登山まで様々なシーンで活躍するザックが豊富です。
ただし、軽量な分強度なフレームを採用しているわけではありません。また背面のパッドも薄いモデルも多いため、縦走などの長期登山で使用する際には、パッキングに工夫が必要な場合も。
エクスペドザックは種類も豊富!
エクスペドには、実にたくさんの種類のザックがあります。まずは、主なモデルをタイプ別に分類し、それぞれの特徴をまとめてみました。
※完全防水…表地の耐水圧が7,000mm以上で、縫製部フルシームテープ処理されているものを「完全防水」として定義しています。(数値上はクリアしていても、“100%濡れない”という意味合いでの完全防水ではないので注意)
タイプ | 用途 | シリーズ名 | 画像 | 耐水性能 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
山向き | 軽量アルパインザック | White Out | ![]() | 完全防水 | 超軽量で耐水圧20,000mmを誇るザック |
Black Ice | ![]() | 完全防水 | ミニマリストのための登山向けザック | ||
高機能で本格的な登山にも対応 | Thunder | ![]() | PUコーティング | 内部にアクセスしやすい軽量ザック | |
Mountain Pro | ![]() | PU コーティング(シームテープ処理有) | 耐候性の高い、全天候型のオールランダーザック | ||
Lightning | ![]() | 撥水 | 羽のように軽いのに高機能 | ||
軽量でアタックザックにもなる | Torrent | ![]() | ライナー二重構造(ライナー部シームテープ処理有) | オールラウンドで活躍する丈夫で防水性の高いザック | |
Serac | ![]() | 完全防水 | サイドジッパーが特徴のオールシーズン用ザック | ||
Summite Hike | ![]() | PUコーティング | ザックカバー付きで雨の日も安心 | ||
Stormrunner | ![]() | PUコーティング フルシームテープ処理 | 通気性が良く汗をかいても快適 | ||
Tyhoon | ![]() | 完全防水 | 高機能かつリーズナブルなデイバッグ | ||
300g以下の超軽量ザック | Cloudburst | ![]() | 完全防水 | 超軽量かつ幅の広いショルダーで負担の少ないザック | |
Splash | ![]() | 完全防水 | 100gと超軽量 ドライバッグとしても | ||
街向き | ー | Centrum | ![]() | 耐水(ライナー二重構造) | 大きな開口部が使いやすい |
Metro | ![]() | 耐水(ライナー二重構造) | 多機能なデイユースバッグ | ||
Cascade | ![]() | 完全防水(止水ジッパー使用) | 止水ジッパーでPCも安全 | ||
Cruiser | ![]() | 耐水(ライナー二重構造) | ショルダーバッグにもなり容量も大きいモデル |
ざっと見ただけでも、本格的な登山に対応しているモデルから、ビジネス使いできるモデルまでさまざまな種類がありますね。
どのような使い方をしたいのかをイメージして、お気に入りのモデルを見つけていきましょう。
エクスペドザックの選び方
このように種類も豊富なエクスペドザックですが、逆にどのように選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこで、自分に合ったエクスペドザックを選ぶ際のポイントをご紹介します。
選ぶ時のポイント
- 使うシーンに合わせて選ぶ
- サイズや容量で選ぶ
- デザインで選ぶ
使うシーンに合わせて選ぶ

どのようなシーンで使いたいのか、によって選ぶモデルは変わってきます。
登山で使うならヒップベルトやショルダーストラップ、フレームのあるモデルを選ぶとフィット感が増し、荷重も分散され快適です。登りや渓流釣りなどで使いたい場合は、完全防水仕様のものを選びましょう。
また、傘のさせない自転車通勤などで使うときは、パソコンやタブレットを濡らす心配のないフルシームシーリング加工を施しているモデルがおすすめです。旅行には荷物がたくさん入り持ち運びしやすいダッフルパックもいいですね。
サイズや容量で選ぶ

エクスペドザックは同モデルでも複数のサイズ展開をしています。
日帰り登山やハイキングなら15L程度、1泊2日の山小屋泊や旅行なら30L程度、2泊3日以上なら60Lを選ぶといいでしょう。
デザインで選ぶ

エクスペドザックはシンプルスマートなデザインも魅力です。
開口部がロールトップ、ラップトップコンパートメントやポケットがたくさんある、荷物を入れることに特化したダッフルパックなどデザインで選ぶのも楽しいですね。
エクスペドザックをシリーズ別に紹介
では、実際にエクスペドザックをシリーズ別に見ていきましょう!
登山向けモデル
- Black Ice:アルピニストのための軽量ロールトップザック
- White Out :超軽量で耐水圧20,000mm
- Thunder:内部にアクセスしやすい軽量ザック
- Lightning :羽のように軽いのに高機能
- Mountain Pro:耐候性の高い、全天候型のオールランダーザック
- Torrent:丈夫で防水性の高いザック
- Serac :サイドジッパーが特徴のオールシーズン用ザック
- Stormrunner :通気性が良く汗をかいても快適
- Summit Hike :ザックカバー付きで雨の日も安心
- Typhoon:リーズナブルなデイバッグ
- Cloudburst:超軽量かつ幅の広いショルダーで負担の少ないザック
- Splash:100gと超軽量ドライバッグとしても
街向けモデル
Black Iceシリーズ
アルピニストのための軽量ロールトップザック。
完全防水で背面のフレームは取り外し可能です。シンプルながら高性能、別売りのパーツをつければスキー板も取り付けられます。
エクスペド Black ice 30
仕様 | 〈メインファブリック〉400D HDリップストップナイロンTPU フィルムラミネート(耐水圧 10,000 mm) 〈フレーム〉取り外し可能な背面のクローズドPEボード |
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重量 | 重量最小重量:660g 最大重量: 820 g |
容量 | 30L |
サイズ | 69 × 32 × 25 cm背面長: 48 - 52 cm |
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White Out シリーズ
雪山での使用も可能な完全防水モデルで、直営通販限定のアイテム。
機能はBlack Iceシリーズと同じですが、バックパックでは珍しいダイニーマコンポジットファブリック地を使い、最上級の防水性と軽量化を実現しました。
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Thunder シリーズ
頑丈なアルミステーと背面パッド、ヒップベルト装備により本格的な登山でも快適。ポケットも多く使いやすく、高い撥水性と引き裂き強度を誇ります。
容量は50Lと70Lの2サイズ。女性モデルがあるのもうれしいですね。
エクスペド Thunder mens 50
仕様 | 素材:210Dリップストップナイロン、カーボネイトPUコーティング、PFCフリー耐水圧:2500mmフレーム:6061-T6 シリーズアルミニウムステー |
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重量 | 1570g |
容量 | 50L |
サイズ | 75×33×25cm 背面長:41 - 58cm |
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Lightning シリーズ
軽量かつ高性能の登山向けモデル。
パッド入りショルダーベルトや頑丈なアルミステー、軽量なサスペンションシステムによりフィット感も増し荷重も分散されます。両サイドにあるストレッチポーチや複数あるポケットなど収納も便利です。
エクスペド Lightning 45
仕様 | 210 D HMPEリップストップナイロン、PUコーティング、耐水圧1500mm |
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重量 | 1180g |
容量 | 45L |
サイズ | 72 × 32 × 25 cm |
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▼実際に山で使ったレビューはコチラ
Mountain Pro シリーズ
プロのマウンテンガイドと共同開発したモデル。White Out同様、直営通販限定のアイテムです。
軽量で日帰り登山に最適。ヒップベルトは取り外し可能でさらに軽量化できます。
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Serac シリーズ
オールシーズン対応の耐水圧10,000mmのフルシームシーリング完全防水モデル。
シンプルなフォルムながらも使いやすさを追求したバックパックです。ヒップベルトは取り外し可能。
こちらも直営通販限定のアイテムです。

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Stormrunner シリーズ
290gと超軽量で完全防水のバックパック。
背面のメッシュパネルは通気性もよく汗をかいても快適です。容量も9Lからとコンパクトなのでスポーツにも◎
エクスペド Stormrunner 9
仕様 | リサイクル70Dタフタナイロン、PUコーティング、耐水圧7,000mm、フルシームテープ、bluesign認証、PFCフリー 〈フレーム〉EVAフォームバックパッド |
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重量 | 290g |
容量 | 9L |
サイズ | 42×20×15cm |
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Summit Hike シリーズ
日帰り登山やハイキングにちょうどいい、軽量で耐久性に優れたモデル。
背面にはピッケルやトレッキングポールを装着できるループもついています。ザックカバー付きで急な雨にも安心です。
エクスペド Summit Hike 15
仕様 | リサイクル600Dオックスフォードポリエステル、PUコーティング、耐水圧1,500mm、PFCフリー、bluesign認証 |
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重量 | 最小重量:350g 最大重量:440g |
容量 | 15L |
サイズ | 49×25×18cm |
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Summit Lite シリーズ
SummitHIkeよりさらに軽量化したモデル。
サイドポケットに収納できアタックザックとしての使用も可能です。
エクスペド Summit Lite 15
仕様 | リサイクル100D ロビックトリプルリップストップナイロン、耐水圧1,500mm、PFCフリー、Oeko-Tex認証 |
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重量 | 最小重量:280g 最大重量:310g |
容量 | 15L |
サイズ | 45×25×18cm |
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Typhoon シリーズ
超軽量のロールトップデイバック。
ハードな使用にも耐える耐候性耐久性の高い生地は完全防水仕様。内ポケットにはキークリップも付いています。
エクスペド Typhoon15
仕様 | 10Dリップストップナイロン、カーボネイトPUコーティング、PFCフリーライニング:150Dリサイクルポリエステル、PUコーティング、PFCフリー耐水圧:2500mm(表地)/ 3000mm(ライニング)フレーム:エアメッシュバックパッド |
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重量 | 380g |
容量 | 15L |
サイズ | 42×20×15cm |
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Splash
100gと超軽量で完全防水仕様モデル。元は川遊び用に作られたドライバックで小さく折りたため、旅行のバックアップバックとしても最適です。
エクスペド Slash 15
仕様 | 仕様〈メインファブリック〉リサイクル70Dタフタナイロン、PUコーティング、耐水圧7,000mm、フルシームテープ、 bluesign認証、PFCフリー |
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重量 | 100g |
容量 | 15L |
サイズ | 41 × 25 × 16 cm |
Metro シリーズ
デイユースに最適なロールトップのバックパック。ポケットも多く整理しやすく、ラップトップコンパートメントには15インチのPCも収納できます。
エクスペド Metro 20
仕様 | 600 D リップストップポリエステル、PUコーティング (耐水圧 1200 mm) ブルーサイン認証 |
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重量 | 720 g |
容量 | 20L |
サイズ | 50 × 28 ×17 cm |
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Centrum シリーズ
おしゃれな見た目でデイユースにおすすめのモデル。
開口部が広く荷物を出し入れしやすいです。内部にはメッシュのポケットや仕切りが複数あり整理しやすく、ラップトップスリーブには15インチのPCも収納可能。
エクスペド Centrum 20
仕様 | 600 D リップストップポリエステル, PUコーティング (耐水圧 1200 mm) ブルーサイン認証ライニング |
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重量 | 770g |
容量 | 20L |
サイズ | 55 × 30 × 21 cm |
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Cascade シリーズ
耐候性の高いアーバンアウトドアモデル。
溶接構造と耐水ジッパーで完全防水のため荷物を濡らしません。ラップトップ収納には15インチのPCも収納できます。
エクスペド Cascade 20
仕様 | 420 D オックスフォードナイロン, TPUフィルムラミネート (耐水圧 10000 mm)高密度ポリエチレンフレームシート |
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重量 | 910g |
容量 | 25L |
サイズ | 47 × 26 ×16 cm |
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Cruiser シリーズ
ショルダーバッグにもなり、ビジネス使いもできるバックパック。
35Lからと大きめのサイズ展開でデイユースや旅行などいろいろなシーンで活躍します。このタイプには珍しいヒップベルト付き。ほとんどの開口部が背面についているので防犯面でも優れています。
エクスペド Cruiser 35
仕様 | リサイクル 840D オックスフォードナイロン, TPU ラミネート, 10‘000 mm |
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重量 | 最小重量:1100g 最大重量:1250g |
容量 | 35L |
サイズ | 49×33×23cm |
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汚れた時のメンテナンス方法は?

エクスペドザックはリップストップナイロンという防水性に優れた丈夫な生地で作られています。そのため、汚れもつきにくいですが、万一汚れてしまっても丸洗いすることができます。
ぬるま湯で中性洗剤を使い、優しく洗った後は陰干しすればOK。汚れを気にせずガシガシ使えるのもエクスペドザックの魅力です。
まさしくシンプルイズザベスト!

みなさんいかがでしたか?
余計なものをすべてそぎ落とし、機能性を追求して作られたエクスペドザックはまさしく「シンプルイズザベスト」のバックパックです。同じスペックの登山用バックパックと比較しても、かなり軽量なため女性にもおすすめ◎
とくに日帰りや一泊で雪山に登る方、沢登りや渓流釣りをする方は一度使ったら手放せなくなるはず。
40年前にアンディとハイジが「大自然の荒野での孤高な経験」しに冒険に出たように、エクスペドザックを背負って「最小限の手段で最大限のアウトドア体験を」しに出掛けましょう!
今回紹介した全アイテム一覧
エクスペドザックの人気売れ筋ランキング
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