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汗抜け抜群&超快適な「アルティメイト7」!雪山からトレッキングまでこなすマムートの秀才ウェア

MAMMUT(マムート)のソフトシェル『Ultimate VII(アルティメイト7)』は、2022年秋冬に7回目のアップデートを経たロングセラーモデル。実際にフィールドを歩いてみたところ、驚異的な汗抜けや着心地の良さをはじめ、「なるほど」と思わせる機能が光る一着でした。本格的な雪山からハイキングまで、幅広いシーンを快適にサポートする万能ウェアの実力に迫ります!

目次

出典表記のない画像はすべて筆者が撮影・制作

雪山や残雪、ハイキングでも使える「アルティメイト7」

アルテメイト7

「控えめに言っても凄い!」と感じたこのアイテム。

今回見ていくのは、マムートの「Ultimate VII SO Hooded Jacket(以下、アルティメイト7)。シーンを選ばず使える汎用性の高さと、雪山にも対応する高スペックを持ち合わせたソフトシェルで、2022年秋冬シーズンに7度目のアップデートがなされたロングセラーモデルです。

雪山を含むオールシーズンで山を楽しむ人」「小雨や雪、擦れなどを気にせずガシガシ使いたい人」「レイヤリング調整を減らして素早い行動をしたい人」におすすめです。
ライター橋爪
ライター橋爪

種類の多いミドルレイヤーだからこそ、気になるポイント

ミドルレイヤー 種類 いろいろ

重ね着(レイヤリング)が重要な登山の服装において、ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に位置し、体温調節を目的とするミドルレイヤー。風や気温、汗冷えなどによって下がりやすい体温キープするとともに、汗を逃がしウェア内をドライな状態に保つ役割があります。

いろんな山を楽しむためには、いろんなウェアが必要?

ミドルレイヤー 解説 図

そんなミドルレイヤーですが、なにかと種類が多く、着用シーンも限定的なものが多いという側面も。

例えば、

・保温性の高いダウンは、基本的に行動時に着ない

 

・通気性の高い山シャツは夏山の行動着に向いているウェアですが、保温力は期待できない

 

・ウィンドシェルは軽く扱いやすいメリットもありますが、薄手のため雪山には物足りなさを感じる

 

・標高が高い山では、より保温性や防風性が求められるため、グズついた天気の日はミドルレイヤーにも撥水機能が欲しい

このように一言でミドルレイヤーといっても、機能や得意なシーンはさまざま。いろんな季節に山を楽しむには、ウェアもいろいろと揃える必要が出てきちゃうんですよね。

一着で万能に使えたらいいんだけど……

でも、ミドルレイヤーっていいお値段ですし、他にも買いたいギアはいっぱい。

もし一着で、いろんなシーンに使えてとことん使い込めるミドルレイヤーがあれば、フィールドの選択肢も広がって、お財布にも優しいので一石二鳥です。

マルチに使えて活躍シーン満載のソフトシェル

マムート アルティメイト7 フィールドテストのイメージ

定価:¥38,500(税込) モデル:身長169cm、アジアMサイズ着用

そんな悩みを解決してくれるのが、アルティメイト7。今回、厳冬期から残雪の山、里山ハイキングなど、さまざまなシーンで着用。タフな冬用ウェアかと思いきや、蒸れを感じさせない驚異的な透湿性や着心地の良さ、防風・撥水などの多才な機能により、どんな山でも妥協なく使える優れものでした。

雪山でも里山でも、
「安心」を感じる高いスペックが魅力

マムート アルティメイト7 アイキャッチ イメージ

というわけで、実際に使ってみた感想を紹介します。

①圧倒的な汗抜けの良さ

②エクストリームな環境でも安心の防風性

③強さと動きやすさを兼ね備えた生地と作り込み

のポイントに注目していきます。

①汗の抜け、良すぎでしょ!

マムート アルティメイト7 雪山登山 登っている人

撮影:Taro Kakumu

まず、アルティメイト7の万能っぷりを可能にしているのが、圧倒的な汗抜けの良さ

雪山では「暑いけど、ミドルレイヤーを脱ぐと寒いから、このまま着ていよう」といって、汗をかいてしまうこともしばしば。しかしアルティメイト7は運動量の大きな急登でも蒸れるような感覚がほとんどなく、汗を気にせずに足を進めることができました。

驚いたのが、汗をかいても蒸れが衣類内に残りにくいこと。

蒸れを感じる前に外へ逃げていく感覚があり、雪山でのラッセル(雪をかきわけて進むこと)でも汗だくになることなく快適でした。

ライター橋爪
ライター橋爪

真夏以外はレイヤリング次第で使える汗抜け感

マムート アルティメイト7 里山 登っている人

また気温15度ほどの里山でも「熱くて着ていられない」ということはなく、雪山と同様の汗抜けの良さを発揮。春の心地よいハイキングを楽しめました。

さすがに30度近い真夏の山で使うには無理がありそうですが、夏でも山の早朝は冷え込むことがよくあります。着用してスタートし、暑くなったら脱ぎ、稜線へ出て寒くなったら着る、といった使い方であれば、気温の高い季節でも出番がありそうです。

非防水だけど快適性◎「ゴアテックス インフィニアム」

マムート アルティメイト7 ゴアテックスインフィニアム

3層で構成された生地の中間にはGORE-TEX INFINIUM(ゴアテックス インフィニアム)のメンブレンが採用されています。ゴアテックスと聞くと優れた防水機能をイメージする人も多いですが、インフィニアムは防水性よりも快適性に重きを置いた素材。

非防水ではありますが、防風性や透湿性、耐久性などの機能に優れ、アクティブに使い込める特徴を持っています。

②エクストリームな環境でも安心の防風性。風の侵入をブロック

マムート アルティメイト7 防風性

写真左:八ヶ岳の天狗岳 写真右:御嶽山

厳冬期登山においても、安心できる防風性を感じました。

1月の八ヶ岳では、稜線上で風速15-20m/sほどの強風。普段の感覚ではアウターを着用してもよいくらいでしたが、ドライ系インナー+ベースレイヤー+ミドルレイヤー(アルティメイト7)での行動でも風はまったく気になりませんでした。

また2月に御嶽山へ行った際は、森林限界より上で風速20m/sを超える爆風。さすがにアウターを重ね着しましたが、風がウェアを抜けて衣類内に侵入してくるような感覚はなく、登りに集中することができました。

一般的に「風速1m/sにつき体感温度は1度下がる」と言われていますが、防風性を高めることで影響を少なくすることができます。

ミドルレイヤーでありながらもアウター並みに信頼できる防風性があるので、過酷なコンディションでも安心して使えました。

ライター橋爪
ライター橋爪

行動中も休憩中も風をシャットアウトしてくれる

マムート アルティメイト7 休憩する登山者

この防風性の高さは普段のトレッキングでも活躍します。

登山中に、少し休憩しただけで寒くなった経験がある人は多いかと思いますが、これは風が要因のひとつ。風をシャットアウトすることで、体感の低下を抑制できます。

山頂での長時間の休憩でも、寒気を感じることはなくアウターや保温着を着ずに過ごせました。

ザックからゴソゴソとウェアを取り出したり、出発時に脱いだり、そういった手間を省けるのも便利ですね。

ライター橋爪
ライター橋爪

③ストレッチの効いた厚い生地でガシガシ使える

マムート アルティメイト7 ストレッチする生地

生地は横方向にストレッチし、動きやすさもいい感じです。行動中はウェアが突っ張るようなわずらわしさはなく、9時間ほどの登山でもストレスなく着ていられました。

肩まわりの立体裁断により腕は曲げ伸ばしやすく、ピッケルやストックを使った動作も行いやすかったです。

マムート アルティメイト7 タフな生地

また今回は検証できませんでしたが、肉厚でタフな印象を与える生地は、岩や木の枝などの擦れにも強そうです。テクニカルな岩稜帯、バリエーションルート、クライミングなどでも活躍するでしょう。

厚い生地ということもあり、アルティメイト7の重量は520g(公式)とソフトシェルとしては重めの部類。ザックに入れたときの、かさばりは気になってくるかもしれません。

ザックから出し入れして使うよりも、常に着用するようなシーンが向いていそうです。

ライター橋爪
ライター橋爪

 

細部の作りに光る、登山者への気配り

マムート アルティメイト7 着用イメージ

アルティメイト7は「扱いやすさ」にこだわった細部の作り込みも秀逸でした。

調整せずとも綺麗にキマるフード

マムート アルティメイト7 フード

左右の首筋にあるドローコードで顔まわりの締め付けが可能

ツバ付きのフードは、調整せずとも形が整いやすくシルエットも綺麗です。頭部を心地よく包んでくれる絶妙なフィット感で、口のあたりまで覆えるのも特徴。視界をさえぎることもなく、強風時など、積極的にかぶっていきたいフードだと感じました。ただし、ヘルメットを着用しながらだと、使用は厳しいサイズです。

マムート アルティメイト7 綺麗なシルエット

また「これはいい」と感じたのが、首まわりがS字を描いて状態でキープされていること。ネックゲイターをしているかの如く、首を保護してくれます。

これにより着用時もスタイリッシュな印象を与えてくれるのもポイント。どんな時でもビシッと決まるので、ウェアをかっこよく着こなしたい人にもおすすめです。

広範囲に開くベンチレーション

マムート アルティメイト7 ベンチレーション

両脇にはソフトシェルでは珍しいベンチレーションが備わっています。開くと、空気の循環が起きて、熱気がが逃げてスーッと涼しい空気を感じます、衣類内の蒸れをより効果的に逃げしてくれました。

また、開放範囲も広く、二の腕からへその位置あたりまでファスナーがあります。ザックを背負った状態でも干渉することはなく、開け閉めも簡単でした。

マムート アルティメイト7 ファスナー

ちなみにすべてのファスナーはつまみやすいプル付きで、グローブをした状態でも開閉がしやすかったです。

大容量ポケットは小物の収納に便利で出し入れもラク!

マムート アルティメイト7 胸ポケット

左胸のちょうど黒色の生地があてがわれた部分は、ファスナー付きの隠しポケットになっています。なかなかの大容量で、大きなスマホもすっぽり収納。ファスナーが見えないので、見た目がスマートなのもグッドです。

マムート アルティメイト7 フロントポケット

左右のフロントポケットは、中の生地が裏地と同じ肌触りの良いメッシュ素材に。開けておけばちょっとしたベンチレーションにもなりそうです。

フィット感のよい袖口

マムート アルティメイト7 袖口

袖口は手の平側のみ伸縮素材が使われています。スッキリした見た目で、袖口からの風や水の侵入を防ぐほどよいフィット感がいい感じです。

マムート アルティメイト7 袖口をまくって時計を見る

腕時計は袖口に隠れてしまいますが、袖をちょっと横にズラせば確認することができます。全体がゴムバンドやベルクロになっていると時計が確認しにくくてストレスなのですが、これぐらいならサッと見れるのでありがたいですね。

定期的な撥水メンテナンスがポイント!

マムート アルティメイト7 生地のアップ

表地と裏地には、どちらも100%リサイクルポリエステルを採用

表地にはシリコン系撥水加工のPFCフリー(※1)が施され、繊維業界において環境、労働、消費者の観点における持続可能なサプライチェーンを経た製品に付与される「ブルーサイン認証」も取得しています。

※1)自然への悪影響を及ぼす「PFC」と呼ばれるフッ素化合物を使用していない製品のこと。

マムート アルティメイト7 撥水性

わたし自身、PFCフリーのウェアをフィールドで試すのは初めてでしたが、風雪の舞う雪山でも水滴や雪をツルツルと弾き、優秀な撥水性で安心して使えました

しかし、メンテナンスをせずに3回ほど山で使用したところ、生地が撥水しにくくなってきている印象を受けました。

PFCフリーは従来の撥水加工に比べて、「撥油性」や「撥水機能の継続性」といった機能が低下しやすい特徴が挙げられています。
ライター橋爪
ライター橋爪

マムート アルティメイト7と撥水スプレー

しかし、この問題もこまめなメンテナンスで解決できます。

今回使った感覚でも、メンテナンスがされていれば1回の登山で撥水性がなくなることはなさそうです。ちょっと手間ではありますが、使うたびに洗濯・撥水処理をするのがよいでしょう。

「環境に良い撥水技術」と「優れた機能」の兼ね合いは難しいところですが、地球への悪影響を考えればやむを得ないことかと思います。

これから普及していく技術でもあるので、今後の進化にも期待ですね!

ライター橋爪
ライター橋爪

オールシーズンで「安心」を感じる超快適ソフトシェル

マムート アルティメイト7 後ろ姿

冬山に特化した高いスペックを持ちながらも、驚異的な透湿性により多用途な使い方を可能にしたアルティメイト7。
結論として、

・雪山を含むオールシーズンで山を楽しむ人

・小雨や雪、擦れなどを気にせずガシガシ使いたい人

・なるべくレインウェアやハードシェルを着たくないという人

・レイヤリング調整を減らして素早い行動をしたい人

など、幅広いシーンに対応しつつも、特にアルプスなどの難易度が高い山を目指すアクティブな人に向いているウェアだと感じました。

雪山や残雪の山、ハイキングでも安心して身を委ねられる心強い一着です。これからも進化を続けていくであろう、マムートのアルティメイトが見逃せませんね!

アルティメイト7をチェック!

フーディータイプ

マムート 【メンズ】アルティメイト Ⅶ SO フーデッドジャケット

重量520g
サイズXS〜XL(アジアフィット)
カラー・deep ice
・dark tangerine
・black
・marine
・woods

フーディータイプ

マムート 【ウィメンズ】アルティメイト Ⅶ SO フーデッド ジャケット

重量431g
サイズXS〜XL(アジアフィット)
カラー・マリン
・ブラック

▼レイヤリングしやすいジャケットタイプも展開!▼

ジャケットタイプ

マムート 【メンズ】アルティメイト Ⅶ SO ジャケット

定価¥34,100(税込)
重量454g
サイズS〜XL
カラー・ice
・hot red