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“登山をはじめたい人”を支える1着!コスパ最強レインウェア「ミズノ/ベルグテックEX」が支持される理由とは(2ページ目)

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【レビュー】質実剛健!雨の登山も安心して任せられるレインウェア

ベルグテック 山で試す

撮影:筆者

ベルグテックEXを実際に使ってみて、低価格帯のレインウェアとは思えないほどの機能性の高さと充実ぶりに驚かされました。

決して特筆した機能があるわけではありませんが、登山に求められる機能が十分に備わったスタンダードなレインウェアです。

文句なしの防水撥水性。ロングスパンで使い込める

ベルグテックEX 撥水

撮影:筆者|1ヶ月ほど使用したベルグテックEXを、雨の中、一日中外に出して実験

撥水性は高く、コロコロと水を弾いてくれます。1ヶ月使い込むなかでも、毎回メンテナンスをすることで機能の低下を感じることはありませんでした。

新品の頃はどんなレインウェアも撥水性はいいのですが、ある程度使い込んだ頃に差が出てくるもの。その点、ベルグテックEXは100回洗濯しても水を弾く耐久撥水加工が施され、長く使えることも大きなメリットだと感じます。

ベルグテックEX 背中

撮影:筆者

防水性も問題なし。雨の日に一日登山をしたところ、さすがに肩や背中などザックに接着する部分は撥水しなくなりましたが、衣類内に水が染み込む気配はありませんでした。

梅雨シーズンの登山や屋久島などの多雨地帯でのトレッキングでも、雨を気にせず登山に集中できそうです。

ほどよい透湿でムレを放出。肌着にも気配りを

撮影:筆者|水蒸気が分子レベルで外へと抜けていく「無孔質膜」の透湿原理を採用

衣類内の汗はじんわりと逃げていく印象。着用しながら歩き、ムレを感じたのちに肌面の生地を触ってみたところ、湿り気はわずかで汗がしっかりと外へ抜けていることがわかりました。

ベルグテックEX 透湿性

撮影:筆者|汗冷えしにくく速乾性の高い肌着もレインウェアとセットで揃えたい

若干のムレやすさを感じましたが、ゆっくり楽しむ登山であれば気にするほどではないかと思います。それ以上に、レインウェアの下に着るウェアが快適性を大きく左右するでしょう。

どんなにハイスペックのレインウェアでも、歩いていれば汗をかいてしまいます。汗を吸い上げ、肌を乾いた状態に保ってくれる肌着(ベースレイヤー)も登山の必需品。ベルグテックEXで抑えられたコストを、こういったウェアに回してみてもよいかもしれませんね。

ストレスのないやわらかい着心地

ベルグテックEX 着心地

撮影:筆者

着てすぐに感じたのが、着心地の良さ。レインウェアの質感はパリパリして動きにくいものも多いのですが、ベルグテックEXはしなやかでナチュラルな着用感が特徴。歩行の妨げになるようなわずらわしさはありません。

ベルグテックEX 腕の上げ伸ばし

撮影:筆者

肩まわりの立体裁断により、腕の曲げ伸ばしも良好です。ウェアがつっぱるような感覚もなく、スムーズに可動してくれました。トレッキングポールを持った歩行や岩場なども快適にこなせそうです。

ベルグテックEX 足上げ

撮影:筆者

パンツもゆったりした履き心地で動きやすいです。

ただ、膝まわりの立体裁断は少なめなので、思いきり足をあげたときにやや裾が引っ張られる印象を受けました。気になる方はレインスパッツ(※2)なども併用すると良いかと思います。

※2)靴の上からひざ下をおおえるアイテムで、靴の中に雨や土、砂利などが侵入することを防ぐ。「ゲイター」とも呼ばれる。

ベルグテックEX パンツの裾口

撮影:筆者

パンツの左右にはファスナーが付いていて、膝のあたりまで解放可能。ローカットやミドルカットのシューズで、靴を履いたまま無理なく着脱ができました。

クリアな視界の調節しやすいフード

ベルグテックEX フード

撮影:筆者|首の左右にあるドローコードで、顔周りの締め付けを調整可能

雨の登山はフードをかぶった状態で長時間歩き続けることもあり、そのフィット感は大切です。

ベルグテックEXのフードはツバ状のひさしがあり、立体的な形状を保持。歩行中も視界をさえぎることなく良好でした。

ベルグテックEX フード調整

撮影:筆者

ひさしの高さは背面のアジャスターで調整可能。ベルクロ式の簡単な仕組みなので、レインウェアを着た状態でも簡単に操作できました。

ベルグテックEX フードを隠せる

撮影:筆者

フードはクルクルと丸めて襟に収納できる仕組みに。雨が降っていないときやレインハットをかぶっているときなど、ジャケットとしても活用できます。

軽量コンパクトで収納も便利

ベルグテックEX 軽くてコンパクト

撮影:筆者|左:ベルグテックEX 右:他メーカーのゴアテックス素材レインウェア

登山では常にレインウェアを着て行動することは少なく、ザックの中に入ったままのこともよくあります。そのため、レインウェアを収納した際の「軽さ」 「コンパクトさ」も大切な要素です。

ベルグテックEXは上下合わせて約550g(Mサイズ)。3層構造のレインウェアとしては申し分ない軽さです。500mlのペットボトル1本ほどの重量のため、ザックにしまったままでも、レインウェアの重さが大きな負担になることは少なそうです。

ベルグテックEX スタッフサックに収納

撮影:筆者

また、付属のスタッフサックはサイズ感が秀逸です。こういった収納袋はキツくてしまいにくいことも多いのですが、これはくるくるっと簡単に丸めただけで綺麗に収まるのがとても気に入っています。

ちょっとしたことですが、慣れていない方だとこういった作業もストレスになりかねない部分。初心者でも使いやすい設計はとてもありがたいです。

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