駅から5分、登頂まで10分!でも…福岡天神にある「アクロス山」は想像以上に「山」だった

2022/04/01 更新

駅から徒歩5分、福岡市街のど真ん中にある超低山「アクロス山」って知っていますか?標高60m、緑に囲まれた登山道を登り、山頂からは博多の街を見渡す絶景を楽しむことができます。なんと、会社のお昼休みに登山する人もいるほど。そんなアクロス山に登ってみました。

制作者

ライター

黒田猫太郎

近所の山から遠くの山まで、春夏秋冬、毎週のように山で遊んでいたら、いつの間にか25年、山歴だけは長くなってしまいました。山遊び経験を活かした様々なウェアやギアのレビュー、身近な山や自然の魅力を発信していきます。特に「くじゅう連山」や「脊振山地」あたりに出没中。

黒田猫太郎のプロフィール

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アイキャッチ画像撮影:筆者

”駅から5分!登頂10分” 都会のど真ん中にある「アクロス山」

福岡市天神
出典:PIXTA
山好きの後輩
山好きの後輩
すごい!福岡市街はビルも多くて都会!
便利な街ですね~

そうだな~。せっかく福岡に来たんだから…

よし、今から山にでも登るか!
山好きの先輩
山好きの先輩

山好きの後輩
山好きの後輩
えっ、先輩!
ここは福岡市街のど真ん中。今から山に登りに行く時間なんて、ありませんよ?
ふっふっふっ。それが有るんだよ。
ほら、ここがその山!!
山好きの先輩
山好きの先輩


アクロス福岡
撮影:筆者
山好きの後輩
山好きの後輩
すごいきれいなビルですね。 山…?
こっちこっち!反対側から見てみると……
山好きの先輩
山好きの先輩
 

アクロス山
撮影:筆者
ほら!
山好きの先輩
山好きの先輩
山好きの後輩
山好きの後輩
え!!!すごい!
さっきの風景とは180度違って、緑がたくさんですね。


アクロス山
撮影:筆者
そうだ、これが都会の山「アクロス山」
しかも頂上まで登れるんだぜっ!
山好きの先輩
山好きの先輩


この緑に囲まれた福岡市街のど真ん中にある超低山「アクロス山」。標高60m、緑に囲まれた登山道を登ると、山頂からは博多の街を見渡す絶景を楽しむことができます。

意外とハード!?アクロス山の登山道

アクロス福岡
撮影:筆者
標高所在地最高気温
(6月-8月)
最低気温
(6月-8月)
60m福岡県福岡市中央区天神一丁目1番1号32.6℃18.9℃
気温出典:気象庁
細かい説明は後にして…、どんな山なのか、まずは登ってみましょう。
アクロス山登山口
撮影:筆者
”山”なので、当然、登山口があります。「ステップガーデン屋上展望台入口」が登山口となり、左右2か所のどちらからでもOK。
ちなみに向かって左の東階段は405段、右の西階段はなぜか404段です。

売店
撮影:筆者
登山口の前には売店があるので、必要なら水や食べ物を購入しましょう。アクロス山では、山頂でご飯もできますよ。

アクロス山 階段
撮影:筆者
早速階段を登ります。この山、都会の山という事で・・・階段多めの道になっています。
しかし階段のステップは低めで傾斜はゆるやかなので、軽快に登って行けます。子供やお年寄りにも優しい作りですね。

緑の中の階段をひたすら登る

アクロス山 階段
撮影:筆者
階段は緑に囲まれています。樹木が生い茂っているので南斜面でも陽ざしはきつくありません。階段の幅は広いので、すれ違いも大丈夫。

アクロス山 ベンチ
撮影:筆者
10階あたりになると、さすがに息が上がってきます。何階かおきにベンチがあるので、疲れたら休むことができます。
アクロス山 紅葉
撮影:筆者
今回登ったのは秋。木々が色づき、きれいな紅葉も楽しめました。
樹名板
撮影:筆者
木々には樹名板が付いており、木の名前・説明を見て勉強しながら登ることができます。

いよいよ山頂へ

13階
撮影:筆者
13階まで登ったらいよいよ山頂へ。ちょっとワクワクな瞬間です。
山頂1
撮影:筆者
13階からの階段を上がると南が開けた展望所へ到着します。平日はここまで。ここから上の本来の山頂は土日祭日のみ登れます。
山頂手前
撮影:筆者
最後の階段を登りあがると・・・・
山頂
撮影:筆者
山頂へ到着!お疲れさまでした。
ここまでおよそ10分程度、すべて階段や舗装路で安全でしたが、思っていた以上に…ちょっと疲れました…。
山頂
しかし、疲れなんか吹っ飛ぶ山頂からの景色!福岡市街地は福岡空港から近く、航空法によりビルの高さが制限されているため、遠くまで見渡すことができます。
アクロス山山頂博多風景
撮影:筆者
眼下に九州一の歓楽街「中洲」と博多の街並み、遠くは三郡山地などの福岡の山々が望めます。山頂のすぐ下がビル街というのが「都会の山」らしくていいですね。
山頂ベンチ
撮影:筆者
山頂にはベンチがあるので、景色を楽しみながらゆっくりと休憩することができます。もちろん、飲食も可。ゴミは持ち帰りましょう。

「登頂証明書」をもらおう

登頂証明書
撮影:筆者
山頂標のパネルを撮影してアクロス福岡の指定の店舗に提示すると、「登頂証明書」がもらえます。この登頂証明書で店舗の優待割引などの特典もあるそう。詳しくは山頂標の案内を確認してください。 アクロス山登頂記念にぜひ!

アクロス山は「アクロス福岡」のステップガーデン



アクロス福岡ステップガーデン
撮影:筆者
「アクロス福岡」という8階建ての複合ビルの南側に、たくさんの樹木を植栽した「ステップガーデン」が、通称「アクロス山」です。
夏は木漏れ日の中、秋は紅葉の中をのんびりと、山頂に見立てた展望台までゆるやかな階段で登山することができます。

アクロス福岡内部
アクロス福岡は1995年4月開業した、福岡県の施設とオフィス・商業施設が同居した公民複合施設。自然との共生、心潤う空間づくりをテーマに、建物の中には、コンサートホールや国際会議室などの国際・文化交流の拠点や、ショップや飲食店が軒を並べ、建物の外には、今回紹介するステップガーデンのアクロス山があります。

アクロス福岡公式サイト

50,000本もの樹木は、のちに山へ

アクロス山の森
撮影:筆者(アクロス山の森)
建築当初は全体で76種、37,000本の樹木が植えられました。その後、捕植したり、野鳥が種子を運んだりした結果、今では50,000本もの樹木で埋められた立派な森に。アクロス福岡のテーマの1つ「自然との共生」を実現しています。

土壌は「アクアソイル」という人工土壌で、そこに木々は根を張っています。雨を水分として土壌に浸透し川へ排水される、実際の山と同じような構造になっています。
いつかは自然に
出典:PIXTA
ビルである限りは、いつかは建て替えが必要になります。建て替えサイクルは60年、その際、ステップガーデンの樹木は、九州各地の山林へ帰す予定だということです。60年以上育てた樹木は、さぞ立派になって山へ帰るんでしょうね。

アクロス山登山の注意点とアクセス情報

周辺情報
撮影:筆者
アクロス山の登山道はよく整備された階段と舗装路なので、普段着と普通の靴でOK。付近のビジネスマンは昼休みにスーツ姿で登る人やハイヒールの女性もいます。

ただし、アクロス福岡の施設なので、利用できる時間帯や注意点を守るようにしてください。
開園時間3月〜10月 9:00〜18:00
11月〜2月 9:00〜17:00
入場料無料
注意事項・屋上展望台は、土日祝日(10:00〜16:00)のみ開園いたします。
・12/31〜1/2、雨天、または足元が悪い場合は、ご利用いただけません。
・園内(屋上展望台を含む)は禁煙です。
・ペットをお連れのご入場はできません。

アクセス情報

アクロス福岡の周りは駅やバス停が豊富なので公共交通機関が便利です。

【クルマの場合】
福岡高速道路「呉服町」IC−昭和通り経由−アクロス福岡駐車場
■アクロス福岡駐車場
台数:116台
トイレ:あり
営業時間:7:00〜22:30
料金:最初の1時間 400円 以降30分毎  200円
【公共交通機関の場合】
JR鹿児島本線「博多」駅−福岡市営地下鉄「天神」駅下車−徒歩5分
福岡市営地下鉄

西日本鉄道・天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅−徒歩7分
西鉄バス「アクロス福岡・水鏡天満宮前」バス停−徒歩0分

西日本鉄道

おすすめ周辺情報

アクロス山は都会の山、付近にはおすすめの施設がたくさん。いくつか紹介します。

休憩におすすめ|天神中央公園

天神中央公園
出典:PIXTA
アクロス山の前に広がる芝生がきれいな「天神中央公園」。まさに都会のオアシスです。公園内の売店や周辺のコンビニ、ファストフード店からテイクアウトしてのんびりランチや休憩ができます。アクロス山登山後は、ここで一息入れましょう。
住所:福岡市天神1丁目
電話:092-716-6730(天神中央公園管理事務局)
営業時間:24時間
定休日:無し
料金:無料
天神中央公園

”山”のあとは川で遊ぶ!|那珂川水上バス

那珂川水上バス
撮影:筆者
アクロス福岡から歩いて3分。福岡市を貫く「那珂川」に「那珂川水上バス」があります。活気溢れる福岡の街並みを川から眺めるリバークルーズや、博多湾をめぐるクルーズもできます。アクロス山登山の後は、川や海から博多の街を堪能しましょう。特にナイトクルーズがおすすめ。
住所:福岡県福岡市中央区西中洲6-6
電話:080-5215-6555
営業時間、定休日、料金などは公式サイトで確認してください。
那珂川水上バス

日々成長しているアクロス山


福岡在住の筆者はアクロス山の最初を知っていますが、当時は木々が低く建物の壁が丸見えでした。しかし日を追うごとに山化していき、今では建物を覆いつくすほどに。日々成長しているアクロス山、福岡へ来たらぜひ、”登ってみらんねー(登ってみてー)”。

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