秋冬~春先のインナー選び。ポイントは【保温力&速乾力】

標高差や天候の変化、静と動を繰り返す行動によって、夏場でも汗冷えリスクが高い登山。特に暑い時季には、速乾力を重視したスポーツ・トレーニング用機能性インナーを愛用している人が多いと思います。
しかし、外気温がグッと下がる秋冬~春先のインナー選びには、注意が必要。
たくさん動き回って大量にかいた汗が、冷たい風に吹かれて一気に冷えるという危険な状況を回避するためにも、“保温力・速乾力の両方”を兼ね備えていることが、重要なポイントになります。
保温力&速乾力のバランス抜群!頼れるインナー「ジオラインM.W.」
そこで今回ご紹介するのが、モンベルの機能性インナー「ジオラインM.W.」。身体を包み込むような保温性の高さはもちろん、蒸れにくさ、速乾性もハイレベル。春先や秋冬の登山、スノースポーツでの汗冷え対策も万全です。
このジオラインシリーズは、主に生地の厚さごとにL.W.(ライトウェイト)、M.W.(ミドルウェイト)、EXP.(エクスペディション)の3種類が展開されています。
その中でも今回ご紹介するのが、中厚手のM.W.(ミドルウェイト)。
最大の特長は、「ポカポカと包まれるような暖かさ」
「ジオラインM.W.」の最大の特長といえば、やはり保温力の高さ。
袖口から手を入れてみると、若干透けて見えるくらいのメッシュ感で、風が通ってスース―しそうにも思えますが、あえて空間を作ることで暖かい空気をしっかりと蓄えてくれる構造になっています。
また、ジオラインの繊維にはセラミックが練り込まれており、体から出る熱を再利用。遠赤外線効果でポカポカと包み込まれるような暖かさが続きます。
実際に気温5℃を下回るような寒さの日も「コートやダウン無しでも平気!」と言っても過言ではないくらい、接地面の大きい背中部分を中心に暖かさを実感することができました。
汗冷え知らず!サラリとした着心地が持続
モンベルのジオラインシリーズは、独自加工により素早い吸汗性&拡散性を実現。登山やスノースポーツで汗をかいても、嫌なムレ感や肌に張り付くような感じはなく、サラリとした着用感が続くのが特徴です。
保温性が高いだけのインナーだと、風が吹いた時に身体の芯からヒューッと冷えるような感じがしますよね。しかし風の強い日にモンベルの「ジオラインM.W.」を着用してみたところ、暖かさの鎧を被ったレベルに、汗冷え知らずで驚き。まさに、向かうところ敵なしといった感じでした。
ただその分、肌が出ている首の部分などはかなり冷えを感じるので要注意。手持ちのネックウォーマーなどで調整したり、同じく「ジオラインM.W.」のハイネックシャツの購入も検討してみてください。
ロングスリーブシャツも2時間で乾く!驚異の速乾力
ジオラインの優れた速乾性は試験データで実証済みですが、このデータはあくまでも、ジオラインシリーズで最も薄手の生地を用いて、「10cm×10cmの生地に一定量の水を垂らして吊り干し」した際の結果。
今回は「ジオラインM.W. ラウンドネックシャツ(メンズ)」一枚が、実際にはどのくらいの時間で完全に乾くのかを検証してみました。
平均室温 | 平均湿度 | 乾燥時間 |
---|---|---|
19.5℃ | 23.5℃ | 2時間10分 |
太陽の光や風の当たらない屋内で吊り干し、筆者が触って「完全に乾いた」と感じるまでの時間を計測しました。
結果は、2時間10分。ただ、1時間40分程経過した段階で、わきの下や袖口などは若干湿っていたものの、体幹部分はほぼ乾いていました。太陽の光や風の当たる場所、暖房の効いた部屋などで干せば、これ以上に速乾性を発揮してくれそう。
夜干して次の朝にはしっかり乾くので、泊まりでの登山やスキーに行く際の荷物の軽量化にも役立ちますね。
こんな悩みも解決!汗臭&静電気抑制効果に注目
秋冬シーズンの2大悩み、着込んで汗がこもることによる「ニオイ」と、空気の乾燥による「静電気ビリビリ」問題。
この地味なストレスも、ジオラインシリーズならば解消に一役買ってくれます。