“街穿きメイン”でトレッキング(できる)パンツを選んでみる
アウトドアブランドから多種、発売されるトレッキングパンツ。機能よし!シルエットよし!ともなれば普段から穿きたくなるってもんですよね。「普段使いも出来るから!」なんていうのもれっきとしたセレクトのポイントだと思うんです。
ということで王道からは離れますが、“ファッションとして穿ける”を基準で選んだトレキングパンツ(?)をご紹介します。
そもそもトレッキングパンツって?
トレッキングパンツというアイテムの定義について考えたとき、まず思い浮かぶのは機能性です。といってもそんなに特殊な機能を持っているワケではないのです。
その機能性を列挙してみると伸縮性、耐久性、速乾性、撥水性といったところでしょうか? 中でも大事なのは伸縮性で、身もふたもない話として正直に言ってしまえば、伸縮性があればある程度どんなパンツでも登山できます。
あとはその人の体型や登り方、スタイルにあった一着を選ぶだけ。選択肢の幅は上半身に着るアウターやベースレイヤーほど多くないのです。
“街で穿く”を基準に選んだトレッキングパンツ3選
ということで今回はライトトレッキングくらいなら対応できそうな機能性を持ったパンツをトレッキングパンツとして、ファッション視点で選んでみました。
せっかくなので【勝手に“街↔山”指標】として、“街穿き度”と“山穿き度”なんて指標も独断と偏見で出してみたいと思います。ちなみに筆者は177cmでガッチリメタボ体型です。ご参考までに!
ジャケット合わせもできちゃう!? タック入りの機能パンツ
<FIRST DOWN>ストレッチアクティブパンツ/ ¥12,100(税込)
ぱっと見どこがトレッキングパンツ?って感じですが、あくまでも「トレッキングもできるアウトドアなお洒落パンツ」という視点で選んでいます。ですのでこちら、ポリエステル100%でちゃんと伸縮性も持った素材ですし、バッチリ撥水性と速乾性も備えています。ただ見た目は完全に普通のパンツですね。
最大の特徴はタックの入った腰回り。ウェストの両サイドにはギャザーが入り、ドローコードが仕込まれたイージー仕様で、フィッティングの調整は楽々。ベルトループも付くので流行りのタックインスタイルなんかもできそうです。
かっちりキレイめな格好にも合わせられる!
ストンと落ちた太めのストレートシルエットはラペルの付いたジャケットに合わせることもできます。しかもくるぶしまでのちょうどいいレングスなので、ローファーなど革靴との相性も抜群です。
太さも長さも非常にいまっぽくて、なおかつ機能素材特有の張り感がいい表情を生んでくれます。ラフにもかっちりにもどちらにふれる、一本あると非常に便利なパンツです。
ユルっとライトな山登りにちょどいい
ユルっとしたシルエットのためフィット感は高くなく、そのためハードでアクティブな登山には向いておりません。その分、しっかり整備された登山道やロープウェイを使ったゆったり登山なんかにはバッチリで、お洒落なスタイルも山もどちらも楽しみたい!なんて人にはピッタリですね!
アクティブさを感じるコンシールジップのついたバックポケットの上には、おなじみのブランドロゴがオン。通常隠れる場所にチラッと配された感じもスタイリッシュです。
アクティブさとカジュアルさ、その両方のバランスを程よくとってくれているのがこの9分丈レングスです。裾を踏む、もしくは足元から冷えるといったトラブルを防いでくれるだけでなく、小慣れたスタイルを描き出してくれるのもポイントです。
ゲーターが必要な登山道にはやや不向きですが、街穿き・山穿きの両面で考えると申し分のない一本といえるでしょう!
▼10月21日(水)より、ZOZOTOWNにて発売予定ZOZOTOWN|FIRST DOWN