初テントならモンベルが有力候補!初心者におすすめの4モデルを深掘りレビュー(3ページ目)

特徴的な前室で<クロノスドーム>が圧倒!

クロノスドーム 前室

撮影・編集:筆者

段違いの前室空間を見せたのが<クロノスドーム>。
一般的な前室は△状になっているのに対し、<クロノスドーム>は富士山型の形状になっているのが特徴。
通気孔部分を張り網で固定することで、上部の空間も広げることができます。
その前室の広さは人が体操座りで2人入れるほど。大型ザックを置いたり、広々とした調理スペースとして有効でしょう。

基本的な前室の機能はどのモデルも問題なし

モンベル 4大テント 前室比較

撮影・編集:筆者 ※画像をクリックすると大きい画像が見れます

前室のサイズは<ステラリッジ>が一番小さかったのですが、「狭くて使いにくい」と感じることはありませんでした。荷物を置いたり、バーナーの使用など、前室に求められる基本的な機能は全てのモデルが備えているようです。

【検証4】登山において持ち運びやすさは大切!携行性をチェック

テント 収納

撮影:筆者

テント泊の醍醐味といえば「衣・食・住」を自らの力で運ぶこと。ザックの限られたスペースの中に、何を、どれだけ、詰め込むかは、場合によって山行全体にも影響を及ぼします。

そのため、テントの重さ・持ち運びやすさは山行における大切なポイント。実際にパッキングして、持ち運びやすさを試してみました。

ステラリッジが軽量・コンパクト性で圧倒!

60ℓザックに収納したテント

撮影:筆者(60ℓザックに収納した画像)

「か・・・軽い!」
言わずと知れたモンベルの<ステラリッジ>は、圧倒的な携行性が持ち味です。総重量1,430g(※3)という世界トップクラスの軽量・コンパクト性は、ザック内でも窮屈さを感じることなくパッキングすることができました。テント本体とフライシートが別々になっているところも使いやすい点です。

※3)ここでの「総重量」とは、本体・ポール・フライシート・ペグ・張り綱・スタッフバッグを含む重量

「山岳用」か「登山対応」かで、重量に大きな違いが

モンベル 4大テント 収納比較

撮影・編集:筆者(60ℓザックを使ったパッキングイメージ)※画像をクリックすると大きい画像が見れます

山岳用モデル(ステラリッジ・ルナドーム)と登山対応モデル(ムーンライト・クロノスドーム)で重量に大きな違いがありました。登山において軽い方が良いのは事実ですが、「どのような目的・山行で使うか」が大切な基準となってくるでしょう。

「おっ!」と思った各モデルの機能をご紹介!

その他、筆者が注目したそれぞれのテントならではの特徴を紹介します。

【ステラリッジ】オプションが豊富

ステラリッジ カラーバリエーション

提供:mont-bell

<ステラリッジ>はテント本体とフライシートが別売りになっており、フライシートは4色の中から好きなカラーを選べるのが嬉しい特徴!ここまでカラーバリエーションが豊富なテントは他にないでしょう。
ステラリッジ

提供:mont-bell

2020年時点に販売されているモデルで、積雪期に対応するのは<ステラリッジ>のみ。オプションのスノーフライシートを使用することで、防寒防風性を高め、過酷な冬山での快適性を保ちます。

【ルナドーム】軽くてタフな新開発素材を使用

ルナドーム 生地

撮影:筆者

<ルナドーム>のテント本体とフライシートには、極薄な新開発素材(※4)が採用されています。
生地を手に乗せてみても空気のように軽く、「こんなに薄いの?!」と驚くほど。
しかし、この素材は高い耐久性も両立しているのがポイント。山岳の厳しい環境でも安心できる強度を備えています。

※4)ステラリッジテントにも同様の新開発素材が使用されています。

【ムーンライト】二方向の出入口でいろんな使い方が可能

ムーンライト

撮影:筆者

<ムーンライト>は出入口が前方・後方の2ヶ所に設けられているのが特徴。どちらも形状は同じで、前室・後室が備わっています。
両方を使うもよし、片方を荷物置き場として使うもよし。状況に応じたさまざまな使い方ができるのが魅力です。

【クロノスドーム】難燃加工で”もしも”の時に安心

クロノスドーム 難燃加工

提供:mont-bell

「テントの中でバーナーを使ったら、テントを燃やしてしまった・・・」という、なんとも悲惨な話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
クロノスドームには燃えにくい「難燃加工」の素材(※5)が採用されており、”もしも”の事態でも被害を最小限に抑えます。

とは言ってもテントの焼損は命にも関わってくるので、火気類は外で使うことを基本としましょう。

※5)ムーンライトテントにも同様の難燃加工の素材が使用されています。

それぞれのモデルに長所あり!レビュー結果のまとめ

今回のレビューした結果をまとめました。

レビュー結果のまとめ

編集:筆者 ※画像をクリックすると大きい画像が見れます

それぞれのテントの特徴とおすすめシーンのまとめ

結果をもとに、4モデルのテントを評価したいと思います。

「オールシーズンのあらゆる山で使っていきたい」という方向け|ステラリッジ

ステラリッジ

撮影:筆者

山岳用テントとしてベストセラーを誇る<ステラリッジ>は、全ての山岳環境に特化したモデルだと言えます。
森林限界を越える山でのテント泊、テントを背負った縦走登山、積雪期のテント泊など「ハードな山でアクティブに使いたい!」と考えている方におすすめです。
万能なテントなので欠点はありませんが、居住性を最優先する場合は他の選択肢を考えてみるのも良いでしょう。

mont-bell ステラリッジテント

「山でガッツリ使えて快適性も欲しい」という方向け|ルナドーム

ルナドーム

撮影:筆者

軽量・コンパクト性を有しながらも広い居住スペースをもつ<ルナドーム>は、山での快適な空間を提供してくれるテントです。サイズは【2型】のみの展開となりますが、単独〜2人のテント泊で活躍すること間違いなし。森林限界以上のテント泊や縦走登山などで重宝するでしょう。
mont-bell ルナドーム

「登山以外にもいろんなアウトドアで使いたい」という方向け|ムーンライト

ムーンライト

撮影:筆者

2020年に大幅なリニューアルがされた<ムーンライト>。従来モデルに比べ約30%軽量化されたことで、より高い携行性を実現しました。
最大の特徴は居住性の高さで、2人での使用であっても快適なスペースが確保されています。登山・ツーリング・キャンプなどさまざまなアウトドアで存在感を発揮するでしょう。登山ではベースキャンプとして使用するのをおすすめします。
mont-bell ムーンライトテント

コスパを重視している方向け|クロノスドーム

クロノスドーム

撮影:筆者

「快適なテントが欲しいけど、予算があんまり・・・」という方におすすめしたいのが<クロノスドーム>。テントとしての十分な機能を持ちながらも、2万円代という価格設定は驚異的。
重量が気になるため、縦走や長時間の歩行を必要とする登山にはあまり向いていませんが、ベースキャンプやツーリングで活躍するテントと言えます。
mont-bell クロノスドーム

自分好みのテントはどれ?最初の一張は<モンベル>で間違いなし!

テント場

出典:PIXTA

自分にピッタリのテントを見つけるためには、自身が「テントにどんな機能を求めているか」を把握することが大切です。
どんな山でテント泊をしたい?予算は?山以外でも使う?などなど、テント泊をしている自分を想像して、どんな機能があれば嬉しいかを考えてみましょう。
<モンベル>にはそんな皆さんの期待に答える、おすすめなテントがラインナップされていますよ。
良いテントと出会い、素敵なテント泊を楽しんでくださいね!

【検証実施場所・写真撮影地:鹿嶺高原キャンプ場】

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