ムーンライトテント

モンベル「ムーンライトテント」ってどうなの? 特徴と選び方を解説!

キャンプや登山、ツーリングでの初めてのテントとして大人気!設営の手軽さからユーザー評価の高い<モンベル>のテントの代表格「ムーンライト」が、2020年春フルモデルチェンジ。より軽く、より広くなって登場します。旧モデルは全6サイズあるので、どの大きさにするか悩んでしまう人も多いよう。特に、1型と2型の違いや、実際の使い勝手は気になるところ。そこで今回は、特徴や選び方、おすすめの用途、設営方法を紹介します。

目次

アイキャッチ画像提供:Facebook/Montbell

一時売り切れも!? モンベルの代表作「ムーンライトテント」

ムーンライトテント

提供:mont-bell(ムーンライトテント2型)

1979年に誕生したモンベルの初代テント「ムーンライト」。モンベルを代表するテントのひとつとして、多くのアウトドア好きに愛され続けている定番モデルです。型によっては一時完売し、次回の入荷待ちになっていることもあります。

「ムーンライトテント」4つの優れた特徴

ムーンライトテント

1.設営・撤収が素早く、簡単に出来る

「ムーンライト」の名の通り、月明りの中でも素早く設営できるのが最大の特徴。独自構造のポールは、ショックコードで一体化されているので簡単にフレームを組むことができ、インナーはフレームに対して吊り下げるだけで素早くテントを立ち上げることができます。また、自立式なのでポールを手で支える手間も省け、設営・撤収が楽ちんです。

2.雨の多い日本の気候に適した機能性

テント本体が風通しの良い構造で通気性は抜群。フライシートとの隙間に余裕があるため風が吹いても接触しにくく、結露したフライシートの内側と本体が接触してテントのインナーが濡れてしまうのを防ぎます。防水加工とシームテープで雨対策もバッチリです。

3.十分な耐風性

上記の構造による通気性の良さで耐風性が気になるところですが、ポールのしなりとインナーのバタつきにより風の力を受け流してくれるので、耐風性も決して低くはありません。

4.安心の難燃加工

生地には難燃加工が施されているので、万一テントに火が当たっても燃え広がらないようになっています。ムーンライトは全型グリーンとアイボリーの2色展開です

2020年春、「ムーンライトテント」がフルモデルチェンジ!

なんと、「ムーンライトテント」が刷新! 前述の優れた特徴はそのままに、平均30%軽量化され、居住空間も拡大しています。展開は、1人用(1型)・2人用(2型)・4人用(4型)の3モデル。より携行しやすく、快適に過ごせるのは嬉しいですね!

ムーンライトテント1(品番:#1122685)

ムーンライトテント1型

提供:mont-bell

ムーンライトテント1

ムーンライトテント1型(旧モデル)

総重量1.65kg2.3kg
価格¥27,800 +税

ムーンライトテント1

ムーンライトテント2(品番:#1122686)

ムーンライトテント2型

提供:mont-bell(2型)

ムーンライトテント2

ムーンライトテント2型(旧モデル)

総重量2.39kg2.8kg
価格¥37,800 +税

ムーンライトテント2

ムーンライトテント4(品番:#1122687)

ムーンライトテント4型

提供:mont-bell(4型)

ムーンライトテント4

総重量5.26kg
価格¥69,800+税

ムーンライトテント4

「ムーンライトテント」旧モデル

選び方のポイントは?

ムーンライトテント

提供:mont-bell

旧型の「ムーンライトテント」は、使用する人数に合わせて6種類のタイプがラインナップされており、無雪期登山やツーリング、キャンプなど様々なアウトドアアクティビティに最適。1型~2型はテーパー状に足下が狭くなるフロア形状、3型から長方形状になるので、登山・ツーリングなら1型~3型(人数による)、キャンプなら3型以上の選択がおすすめです。

【登山・ツーリングにおすすめ】ムーンライトテント1型・2型

ムーンライト1型・2型

提供:mont-bell([左]1型、[右]2型)

ツーリングやキャンプ、無雪期の登山など、ソロでのアウトドアに向いているムーンライト1型・2型。設営・撤収どちらも簡単で、1人での持ち運びも問題なし。通気性も優れており快適に過ごすことができます。軽量なテントが数多く出ている昨今では、登山にはやや重いムーンライトですが、価格面でより手ごろなため選ぶ方もいるようです。

1型と2型の違いは?

▼1型
ムーンライト1型

▼2型

ムーンライト2型

1型はテント内の空間が大人1人がゆったりと眠れる程度のサイズ。寒い時期には暖まりやすいといった効果も。ソロでの使用かつ携行性や価格を重視するなら、より軽くコンパクトな1型を。体が大きい方や、2人での使用を予定していたり、荷物をテント内に入れたい場合は2型が良いでしょう。

<モンベル>ムーンライトテント1型<モンベル>ムーンライト1 グラウンドシート

【ツーリング・キャンプにおすすめ】ムーンライトテント3型

ムーンライト3型
提供:mont-bell(3型)
3型はペアでの登山やツーリング、キャンプといった用途に向いている2~3人用テントです。やや重量があるので、登山での使用がメインであれば、同じくモンベルのステラリッジ3(ペグ・スタッフバッグ込の重量1.75kg)の方が3人用でも2kgほど軽量のため携行しやすいでしょう。

1・2型との違いは?

▼3型
ムーンライト3型

足下が狭くなる形状の1・2型と異なり3型は台形型のため、後室も活用できるのが嬉しいポイント。テント内の空間は、大人が椅子に座ったぐらいの高さと2~3人ほどが身を寄せ合って眠れるスペースが確保されます。また、一人で抱えられる程度のコンパクトなサイズに収納可能です。

【キャンプにおすすめ】ムーンライトテント5型・7型・9型

ムーンライト5型・7型・9型

提供:mont-bell([左]5型、[中]7型、[右]9型

グループや家族でのキャンプに向いているムーンライト5型・7型・9型。一人でも短時間で簡単に設営でき、5型は4~5人、7型は6~7人、9型は8~9人が寝ることができる広々とした空間が確保されます。テントの高さは大人が立ち上がったくらいで、ゆったりと過ごせます。

5型・7型・9型の違いは?

▼5型
ムーンライト5型

▼7型
ムーンライト7型

▼9型
ムーンライト9型

基本的な構造や形状は同じであり、収容可能人数の違いに尽きます。ご家族の人数や天井高の好み、テント内にどんなキャンプ道具を持ち込みたいかで選んでみてはいかがでしょう。

<モンベル>ムーンライトテント5型<モンベル>ムーンライト5 グラウンドシート

<モンベル>ムーンライトテント7型<モンベル>ムーンライト7 グラウンドシート

<モンベル>ムーンライトテント9型<モンベル>ムーンライト9 グラウンドシート

テントマットでさらに快適に!

ムーンライトテントマット

提供:mont-bell

ムーンライトテント5型・7型・9型は、専用のテントマットも展開。クッション性があるので、より快適な居住空間を作ることができます。地面からの冷え防止にも一役買ってくれますよ。

<モンベル>ムーンライト5 テントマット
<モンベル>ムーンライト7 テントマット
<モンベル>ムーンライト9 テントマット

ムーンライト“オプショナルロフト”も活用しよう!

提供:mont-bell

ムーンライト5・7・9型に対応するオプションアイテムのポリエステル製ネットが便利。天井部分のスペースをロフトとして有効活用できるのはありがたいですね。

<モンベル>ムーンライト オプショナルロフト

「ムーンライト」の設営は本当に簡単? 実際に立ててみた!

設営の簡単さが“ウリ”である「ムーンライト」。ムーンライト1を初めて手に取る編集部員が、試しに設営してみました。

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