グレゴリーが誇る”最上位モデル”が2021年にアップデート!
「バルトロ」「ディバ」は、グレゴリーを代表するフラッグシップモデル。重装備を背負って長距離を歩く縦走やロングハイクに適した、大型パックです。
最大の特徴はカスタムできる背面。
男性用モデル「バルトロ」のサイズはS、M、Lの3つを用意。さらに、背面の長さ・ヒップベルトはパーツ交換をすることなく、体型に合わせて細かくサイズを調整することができるのです。
フィット感と快適さを追求する、まさにグレゴリーの理想を形にしたモデルといえます。
「ディバ」はバルトロと同様の機能を搭載した女性用の長期縦走用バックパック。サイズは80 PROのみSのワンサイズで、その他はXS、S、Mの3サイズ。
女性の体型に合わせてショルダーハーネスには胸部湾曲を作り、本体の幅などを再設計しているのがバルトロとの違いになります。
背負った様子はこちら(バルトロ)
抜群の安定感と利便性。「バルトロ」「ディバ」の特徴
1: 高い通気性とフィット感を実現する背面システムにアップデート!
2021年のアップデートで最も変わった所といえばこの背面システム。
旧バージョンでは50%ほどが肉抜きされていましたが、新バージョンではほぼ全面立体構造のメッシュに。ムレ感や熱気をさらに軽減してくれるようになりました。背中に汗をかきがちな大型ザックには嬉しいアップデートです。
ヒップベルトは根本が自由に可動する従来のタイプから、背面と一体のタイプに変更。このベルトが体の動きに自動的にフィットし、快適な歩行感を実現してくれます。
ベルト自体もソフトな素材感に変更されているため、無理にギュッと縛らなくても腰でザックを背負いやすくなりました。
フィット感を更に高めているのが、自由に長さを調整できるようになった背面とヒップベルト。これまでは店頭で購入した時だけ、ヒップベルトのサイズを選ぶことができましたが、新作では自在に調整が可能に。体格に合わせたより細かなフィッティングを実現しています。
2:フロントはU字に大きく開口!荷物の出し入れが簡単
フロントパネルはU字に大きく開くシステムを搭載。上蓋を締めたままでもガバっと開くことができるため、奥に入れてしまったアイテムも素早く取り出すことが可能です。
ボトムからも荷室にアクセスでき、行動中に使わない寝袋などを収納しやすいようにデザインされています。
3:トップのリッドポケットは大小の2つに変更
旧バルトロのフタ部分のポケットは、両サイドに同じサイズのポケットが1つずつ配置されていましたが、新作では大きくU字に開くポケットと、その外側に小物を入れられる小さなポケットの2サイズに変更。
どちらが良いかは好みが分かれるところですが、従来型の同じサイズのポケットだと「どっちのポケットに入れたっけ?」と悩むことも多かったため、大小役割がはっきりしたポケットの方が使いやすいかなと感じています。
4:スマホがラク入るサイズのヒップベルトポケットにアップデート
派手さはありませんが、喜びの声が多いのがこのアップデート。ヒップベルトポケットのサイズが大きくなり、大きめなスマホでも収納が可能になりました。これまでは小型のスマホがギリギリ入るかどうかというだいぶ小ぶりなサイズ感。私のiPhone11も入らず、別でボディバックを用意して持ち運んでいたため、このアップデートはかなり嬉しいポイントでした。
一方で、旧作で使われていた防水性の高い生地と止水ジッパーはなくなったため、強い雨のときは濡らしすぎないよう注意が必要です。
5:水筒が取り出しやすい「サイドワインダーボトルホルスター」は踏襲
水筒はサイドポケットに収納する人が多いと思いますが、バックパックを背負ったままでは出し入れしにくい場合もあります。しかしこの「サイドワインダーボトルホルスター」は、歩きながらでもボトルが取り出しやすい角度でデザイン。必要な時にサッと水筒に手が届き、素早く水分を補給できます。
この取り出しやすさは一度体験すると感動間違いなし!
6:ハイドレーションケース兼サブザックは廃止……!
旧バージョンにはハイドレーションボトルを収めるケース、兼サブザックが付属されていましたが、新作では廃止に。
色々なシーンで使えるバックとして便利であったため、個人的にこれはやや残念なポイントです。
男性モデル「バルトロ」のサイズ展開
バルトロのサイズは4種類に分かれています。週末のテント泊縦走なら65がジャストサイズ。もしも山行日数が1週間に及ぶようなら75をチョイスしてもいいでしょう。海外遠征など、数ヶ月に渡るトレッキングやロングハイクには85や100がオススメです。
グレゴリー バルトロ100 PRO
長期間の海外遠征にも対応可能な大容量
バルトロの中でも最も大きなサイズがこちら。冬山での使用はもちろん、海外での遠征でも活躍してくれる大型サイズです。
容量 | 95L(S)、100L(M)、105L(L) |
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重量 | 2520g(S)、2590g(M)、2760g(L) |
サイズ | S、M、L |
税込価格 | 63,800円 |
おすすめ用途 | ・長期間の海外遠征など |
グレゴリー バルトロ85 PRO
重装備の冬山登山から長期縦走まで
冬山登山や長期縦走の大荷物でも対応できる85 PRO。100 PROほど大きくなりすぎないものを選びたい方におすすめです。
容量 | 80L(S)、85L(M)、90(L) |
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重量 | 2400g(S)、2500g(M)、2670g(L) |
サイズ | S、M、L |
税込価格 | 59,400円 |
おすすめ用途 | ・長期間の海外遠征など |
グレゴリー バルトロ75
1週間以上のテント泊縦走から冬山登山まで
長期間の縦走や冬山登山で扱いやすいサイズはこちら。十分な容量はありながらもPROシリーズと比べるとコンパクトになっています。
容量 | 70L(S)、75L(M)、80(L) |
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重量 | 2190g(S)、2260g(M)、2430g(L) |
サイズ | S、M、L |
税込価格 | 52,800円 |
おすすめ用途 | ・1週間以上のテント泊縦走 ・冬山登山 |
グレゴリー バルトロ65
2泊以上のテント泊縦走から冬山登山まで
冬山登山を始めたい方や、2泊以上のテント泊縦走にチャレンジしたい方におすすめなのがこちら。バルトロの中では一番コンパクトで、汎用性も高いサイズになっています。
容量 | 60L(S)、65L(M)、70(L) |
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重量 | 2140g(S)、2230g(M)、2380g(L) |
サイズ | S、M、L |
税込価格 | 48,400円 |
おすすめ用途 | ・2泊以上のテント泊縦走 ・冬山登山 |
女性モデル「ディバ」のサイズ展開
「バルトロ」と同様に「ディバ」にもサイズが3種類あります。週末のテント泊山行には60L、約一週間に及ぶ長期山行には70L、数ヶ月以上の海外トレッキングなどには80Lがオススメです。
グレゴリー ディバ80 PRO
ディバの最大容量!
海外遠征を含む長期間の使用におすすめなのがこちら。ディバで最大のサイズです。
容量 | 80L(S) |
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重量 | 2,400g(S) |
サイズ | S |
税込価格 | 59,400円 |
おすすめ用途 | ・長期間の海外遠征など |
グレゴリー ディバ70
1週間以上のテント泊縦走も可能な中間サイズ
ディバの真ん中のサイズがこちら。1週間以上のテント泊縦走から冬山登山まで幅広く対応が可能です。
容量 | 65L(XS)、70L(S)、75L(M) |
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重量 | 2,110g(XS)、2,130g(S)、2,300g(M) |
サイズ | XS、S、M |
税込価格 | 52,800円 |
おすすめ用途 | ・1週間以上のテント泊縦走 ・冬山登山 |
グレゴリー ディバ60
使い勝手のいい60Lタイプ!
ディバの中でも一番小さいサイズがこちら。冬山登山だけでなく、2泊以上のテント泊縦走でも活躍してくれます。
容量 | 55L(XS)、60L(S)、65L(M) |
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重量 | 2,090g(XS)、2,100g(S)、2,250g(M) |
サイズ | XS、S、M |
税込価格 | 48,400円 |
おすすめ用途 | ・2泊以上のテント泊縦走 ・冬山登山 |
グレゴリーの最上位モデルで、極上の背負い心地を!
今回のアップデートによって体型に合わせた細かな調整が可能になり、元々高かったフィット感がさらに向上しました。さらにはヒップベルトボケットの大型化や収納ポケットの最適化など、細やかなところまで改善されています。
1泊以上のテント泊や長期山行に対応する大型パックは数多くありますが、ここまで背面を細かくカスタムでき、それぞれの登山者にあった唯一無二の背負い心地を提供するモデルは他に類を見ません。大型パックでフィット感と快適さを求める登山者には、「バルトロ」と「ディバ」が最適解になるでしょう。ぜひ店頭でも実際に背負ってみて、その極上さを味わってみてください!