落ちたらマジでやばい、日本アルプスの危険地帯
写真で見るだけでも身震いするような岩稜帯。これは北アルプスにある、北穂高岳と槍ヶ岳に横たわる岩の稜線「大キレット」。こんな場所でもしも足を滑らせたら……。もちろん、ただでは済みませんよね。
実際に長野県で起きている山岳遭難は、転・滑落と転倒がワースト1・2位を締めています。データを見ても分かるように、転・滑落は重大な事故に繋がることが多いですが、それでも負傷で助かっている人がいるのも事実。そして、転倒ではほぼ全員が負傷という結果で、命に関わる事故を逃れています。
この負傷事故を、ある道具をかぶることで回避できることがあります。それが今回紹介する登山用ヘルメットです。
最近、山でヘルメット登山者を多く見かけませんか?
北アルプスなどに行った時、ヘルメットをかぶっている登山者を多く目にしますよね。もちろんこれは北アルプスが滑落や転倒による事故が多い場所だからなのですが、じつはもうひとつ理由があります……。
実は「ヘルメット着用奨励山域」が指定されています
実は長野県では「山岳ヘルメット着用奨励山域」というものが定められているのです。これは義務ではありませんが、奨励山域で登山をする場合は、できるだけ登山用ヘルメットを被りましょう、というもの。