買う前に知っておきたい電気毛布選びのポイント
電気毛布とは、電気で毛布の中に埋め込まれている被覆された電熱線を温め、発熱するタイプの毛布です。寒い季節、布団に入りたての頃は寒いですよね。でも電気毛布があれば最初から暖かい状態を作れます。一般的には家庭内で使用するものではありますが、電源さえあればキャンプや車中泊にも使えるんです!
実は細かい電気毛布のタイプ
「電気毛布」と一言でいっても、種類は様々。買う前にどのタイプが欲しいのか明確にしておきましょう。
■敷きタイプ
下から体を暖めてくれるので、就寝時に最適です。両用タイプに比べ価格や消費電力が抑えられているので、基本的にベッドで使う想定の人におすすめです。
■掛け敷き両用タイプ
上下のどちらにも使える便利なモデル。自由な使い方ができることが最大の魅力です。部屋中どこでも使いたいという人におすすめです。
■ひざ掛け・ブランケット
上記モデルに比べてコンパクトな設計。リビングなどで羽織るのに最適ですが、電源が確保できれば外でも使えるので、持ち運びたい人にもおすすめできます。
確認してほしい2つのポイント
タイプの以外にも電気毛布には各メーカーによって違いがありますので、買う際には以下の2点も確認しましょう。
■素材
「アクリル」「ポリエステル」のような化繊タイプと「フランネル」「綿」といった天然繊維のものがあります。
化繊はダニに強く、リーズナブルな価格が特徴。天然繊維は肌触りの良さですが最大の魅力ですが、価格が高い傾向にあります。
■機能
コントローラーで好みの温度にセットできる温度調節機能をはじめ、毛布を高温にしてダニを退治できる機能、タイマー機能など、電気毛布には実に様々な機能があります。モデルによって異なりますので、どの機能が備わっているかを確認して選びましょう。
意外と安い!?気になる電気代
当然電気代も気になりますよね。電気毛布の消費電力は、「強」で使用して約30Wh、「弱」で使用すれば3Wh程度です。金額面では、「強」で1時間当たり1~1.5円ほど、「弱」で0.1~0.4円ほどとなります。
就寝前に「強」で暖めておいて、就寝時は「弱」で使用する。そうした使い方の場合、1日当たり約1.2円ほどになります。1ヶ月毎日使用しても約40円と、実は意外と安いんです!
ただし、うっかり電源を入れっ放しにしたり、「強」で使い続けていると金額は変動しますので注意してください。
【掛け敷き両用タイプ】おすすめの電気毛布6選
厳寒期や氷点下まで冷え込む地域では、よりしっかり暖かさを感じられるように掛けて使えるタイプがおすすめです。基本的に掛け敷き両用なので状況に応じて使い分けでき、幅広いシーンで活躍!
山善 ミックスフランネル電気毛布
お値段1万円前後と高めですが、起毛したフランネル仕様により、スベスベで肌触りが良いのが一押しポイント!掛け敷き両用です。
コイズミ 電気掛敷毛布
電源を入れているときに発生する電磁波を約90%以上カットした掛け敷き両用モデルで、電磁波に関する健康面への影響を気にする人に特におすすめ。
コイズミ 電気掛敷毛布
【本体重量】約0.7kg
【コード長】電源側:約1.9m / 本体側:約0.6m
【水洗い】◯
【ダニ退治】◯
【消費電力】40W
【材 質】
・たて糸:ポリエステル100%
・よこ糸(毛羽部分):ポリエステル70%、アクリル30%
ナカギシ 電気毛布
お値段3,000円台と、非常にコスパに優れた掛け敷き両用モデル。冷えやすい足元をより暖かく、胸元はソフト暖めてくれる「頭寒足熱設計」で快適な睡眠をサポートしてくれます。
パナソニック 綿100%のかけしき毛布
表面も裏面も、吸湿性の良い綿素材を100%使った毛布。1万円前後と値は張りますが、その分肌触りは抜群です。温度調節は8段階で細かく設定でき、室温センサーによって急な冷え込みにもしっかり対応。
広電 リフォン 電気かけしき毛布
タイマー付きをお求めの人はこちら。睡眠のリズムに合わせてON/OFFが自動で切り替わるタイマーが付いており、4パターンの中から自分に合うものを設定できます。綿100%なので敏感肌の人にも優しいモデル。
ライフジョイ 洗える 電気かけしき毛布
足元を重点的に温める設計なので、冷え性の人におすすめ。また、「強」で8時間連続使用しても7円以下と電気代も他モデルに比べお得で、本体価格も3,000円台と、総じてコスパ抜群のモデルとなっています。
【敷きタイプ】おすすめの電気毛布4選
続いて敷き専用のおすすめモデルを紹介します。掛け敷き両用モデルより安いのが特徴で、そこまで厳しい寒さでないときや密閉度の高い部屋での使用ならば、程よい保温性が得られる敷き専用がおすすめです。
パナソニック 電気しき毛布
抗菌成分キトサンを繊維に練り込んでおり、優れた抗菌防臭作用あり。寝汗を掻きやすい人におすすめです。温度調節は8段階で細かく設定でき、室温センサーによる自動調節も行われます。縦が160cmのロングモデルもあり。
パナソニック 電気しき毛布(シングルSサイズ)
サイズ:縦140×横80cm
素材:ポリエステル70%、アクリル30%
水洗い:OK
コイズミ 電気敷毛布
電源を入れているときに発生する電磁波を約90%以上カットした敷き専用モデル。電磁波の影響を気にする人におすすめです。室温センサー付きで、自動で温度をコントロールしてくれるのも魅力。
コイズミ 電気敷毛布
サイズ:縦140×横80cm
素材:アクリル30%、ポリエステル70%(毛羽部分)/ポリエステル100%(地糸)
水洗い:OK
ライフジョイ 洗える 電気しき毛布
冷え性には嬉しい頭寒足熱配線で足元が非常に暖かいモデル。「強」で8時間使用しても5円以下の電気代なので他のモデルに比べて安く済み、本体価格も2,000円前後とリーズナブル。フィールドに持ち出しやすい一枚です。
山善 電気毛布
ポリエステル100%の掛け敷き両用モデルです。5,000円を下回るお得さが特徴的。横幅130cmとゆったりしていて、羽織ったり複数人でひざ掛けにしたりと様々な使い方ができ、フィールド使用にも向いています。
【ひざかけタイプ】おすすめの電気毛布4選
リビングで織ったりするようなシーンに最適なモデル。コンパクトなサイズなので屋外での使用も可能です。
山善 ちょっぴり大きな洗えるどこでも電気ブランケット
就寝時に使う掛け敷き両用モデル並みの大サイズブランケットです。リビングでの使用にぴったりなチェック柄デザインで、羽織ったりひざ掛けにしたり、寝具としての利用も可能。
山善 ちょっぴり大きな洗えるどこでも電気ブランケット
商品説明 ●消費電力:60W
●1時間あたりの電気代の目安:強約1.2円・適温約0.6円・弱約0.4円
●ダニ退治機能付
●本体丸洗いOK:洗濯機で丸洗い可能
※ドラム洗濯機使用不可
※こちらの商品は2021年8月に仕様変更をしております
・型番:YMS-23*2→YMS-24*2
・サイズ/デザイン変更
パナソニック 電気ひざかけ くるけっと
ひざ掛けとしてはもちろん、肩掛け用のフックが付いていてショールとしての使用も可能です。ブラックとグレーの落ち着いた色合いで、服装にも違和感なく溶け込みます。
アイリスオーヤマ 電気毛布ひざ掛け
おしゃれな赤のチェック柄のブランケット。ひざ掛けはもちろん、羽織ったり、敷いて座ったりと、幅広い使い方が可能。温度は無段階調整タイプで、好みに合わせて自由にセットできます。
アイリスオーヤマ 電気毛布ひざ掛け
サイズ:縦120×横60cm
素材:ポリエステル50%、アクリル50%
水洗い:OK
コイズミ 電気ひざ掛け
独特な猫の絵柄、マイキー柄でデザインされたひざ掛けです。女性や子どもが使うのに最適!生地の厚みは1mmとやや厚みがあり、覆った部分をしっかり温めてくれます。
電気毛布の洗濯方法(手洗い&洗濯機)
電気毛包は「電気器具」なので洗えないと思いきや、実は最近の電気毛布は洗えるものが多いです。お手持ちの電気毛布が洗えるかどうかは、各製品の表示タグや記載事項を確認してください。
手洗いの手順
①電気毛布を畳む。
②たらいに水かぬるま湯を入れ、中性洗剤を加える。
③押し洗いでやさしく洗う。(20回程度押して引いてを繰り返す)
④洗剤が残らないようにしっかりすすぐ。(※電源接続部に洗剤が残らないように注意)
⑤押しながら脱水。(※ねじって絞ると痛めるのでNG)
⑥2本の物干し竿に跨がせる「M字干し」で乾燥させる。
洗濯機洗いの手順
①電気毛布を畳む。(※電源接続部は折り畳んだ際に中の方になるようにする)
②洗濯ネットに入れる。
③ネットに入れた電気毛布を洗濯機に入れ、中性洗剤で洗う。(※毛布単独で洗うようにしましょう)
④ネットに入れたまま、30~60秒程度脱水する。
⑤M字干しで乾燥させる。
電気毛布を使って暖かく心地良い眠りを!
布団に入りたてのときのあの寒さ。電気毛布があれば布団に入ったその瞬間からあったか快適です。家での就寝時だけでなく、電源さえあればアウトドアシーンにも持ち出せるので、寒い冬の間中ずっと活躍すること間違いなし!