恥ずかしさを凌駕する実力とは!?ドライナミックメッシュを着て検証してみた!

2018/10/29 更新

登山ではたくさんの汗をかきます。しかし、そこには汗冷えや体力消耗っといったリスクが潜んでおり、その対策は快適な登山のために重要です。今回ミレーから販売されている「汗冷えを感じない」と評判の『ドライナミックメッシュ』を実際に着用し、汗の残りや体の温度の変化を検証しました。登山の新しい概念として、注目されているドライナミックメッシュ。その実力はいかに?

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

その『アミアミ』恥ずかしくないの?

ドライナミックメッシュ 
撮影・編集:YAMA HACK編集部(背景出典:いらすとや)
ある日、編集部員Nは登山帰りの温泉で友人から「アミアミめっちゃ透けてるし、それ恥ずかしくないのかよ!笑」と言われました。

大きめの網目が特徴なこのウェア。実は見た目のインパクト以上に、”登山の必需品”と言えるほどの機能を持ったアイテムなんです。

冷え対策にめっちゃ優秀!

ドライナミックメッシュ 
撮影・編集:YAMA HACK編集部(背景出典:いらすとや)
その商品とは『ドライナミックメッシュインナー』。ミレーから販売されている、ベースレイヤーの下に着る「汗をすばやく吸い上げ、肌に汗を残さない」という機能を持ったウェア。その人気は口コミだけでなく、山岳ガイドにも愛用者が多数いるほどです。

汗冷え対策は季節を問わず必要

ドライナミックメッシュ 
出典:いらすとや(編集:YAMA HACK編集部)
水分は空気に比べ、熱がすばやく伝わります。そのため汗をかき続ける登山では、肌に残った汗によって体温が奪われ、汗冷えするリスクが一年中あるのです。

冷えは、体力の過剰な消耗や低体温症などの体調の悪化につながります。そのため、汗をすばやく処理し、肌を乾いた状態に保つことが、快適な登山には大切なのです。
▼知らないとヤバイかも。汗冷えってこんなに危険

速乾ウェアだけでも良くない?

ドライナミックメッシュ 速乾Tシャツ
撮影:YAMA HACK編集部
登山で多くの人が着ている「速乾ウェア」。これを着ていれば、わざわざもう1枚着る必要なくない?と思う人も。しかし「速乾ウェア」と「ドライナミックメッシュ」は、どちらも汗に関するウェアですが、少し役割が違うんです。
ドライナミックメッシュ ウェアの機能
作成:YAMA HACK編集部
①ドライナミックメッシュ
かいた汗をすばやく吸い上げ、上に着ている速乾ウェアに汗を運ぶ。
②速乾ウェア
吸った汗を空気中に拡散する。

つまり、ドライナミックメッシュがかいた汗をすばやく肌から遠ざけ、肌を濡らさないようにします
その後、速乾ウェアが汗を乾かしドライな状態をキープ。そのため、ドライナミックメッシュを着る時は、上に速乾性のあるウェアを着ないと、力をうまく発揮できないので注意が必要です。

『ドライナミックメッシュ』のことはわかったけど、本当に「汗は残らないのか」ということが気になりますよね?
編集部員Nが実際にドライナミックメッシュを着て、「汗が残らないか」を検証してみました。

ドライナミックメッシュ検証条件

ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
今回は
①速乾ウェアのみ
②速乾ウェア+ドライナミックメッシュ
の2パターンで、比較。
どちらも同じような機能性の速乾ウェアを着用しました。

しっかりと汗をかくために

撮影:YAMA HACK編集部(辛いラーメンが得意ではない編集部N)
①激辛ラーメンを食べ、しっかりと体をあたためます。
ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
②約6kgの重さのザックを背負いながら走って、会社の階段の上り下りを10分間実施。

この①と②を1セットとして、最初に速乾ウェアの検証を行い、汗を拭いて15分間休憩したのち、ドライナミックメッシュを着用して検証しました。

計測には、発汗チェッカーを使用。

ITEM
ライフケア技研 発汗チェッカー

※今回はメーカーに確認を行った上、『水分の有無』のみを確認するために使用しております。本来この商品は、前腕に貼り、その部分の発汗を吸収し、発汗量に合わせた水分補給目安量を教えてくれる商品です。(⇨発汗チェッカーの正しい使い方)

検証①ドライナミックメッシュで汗は100%乾くのか?

階段の上り下りの直後、ウェアを脱いで肌に汗が残っているかチェックしました。

まずは、速乾ウェアだけの場合

ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
編集部員N(20代前半)の若さと激辛ラーメンの助けもあってか、10分間の上り下りでも汗をかくことができました。速乾ウェアも汗を吸収していましたが、ウェアが接触しきれていない部分には少し汗が残っている様子です。

続いて、ドライナミックメッシュを着た場合

ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
ちらほらと汗が目視できますが、速乾ウェアだけに比べると少なく、チェッカー上も反応はありません。

結果:ドライナミックは汗を肌に残さない!

ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
速乾ウェアのみは、4箇所で汗が確認できました。しかし、ドライナミックメッシュ着用時は、発汗チェッカーの反応はありません。

今回は、100%ドライな状態とまではいきませんでしたが、その実力を十分に発揮してくれました。

検証②:ドライナミックメッシュで汗冷えは防げるのか?

次に浮かんだ「汗冷えはしないのか?」という疑問。
登山中、たっぷり汗をかいた後に風を受けると、最初は涼しくて気持ちいいですが、徐々に冷えて寒くなった経験がある人もいるのでは?

さきほどの計測の後、3分間風を当て、服を脱ぎ、体の表面温度の変化をみてみました。

今回は、ドライナミックメッシュを着た場合から

ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
風を当てると、通気性が良いウェア+あみ目状のインナーなので風は感じるようです。
編集部Nの感想は「体が濡れている感覚がないため、汗冷えのような冷え方というよりは、風が吹いているな~という感じです」というものでした。
ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部(左:風を当てる前、右:風を当てた後)
体の表面温度は34.6℃→33.8℃に変化しています。ただ、これだけだとわかりにくいので、速乾ウェアのみの結果も見てみましょう。

続いて、速乾ウェアのみ着用の場合

ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
「風に押され、濡れた速乾ウェアが体にひっつくのが不快でした」と編集部Nの感想。
その表面温度の変化はいかに?
ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
表面温度は32.6℃→29.2℃に。さらに計測場所だけではなく、その周りも温度が低下。

また、開始時の体温がドライナミックメッシュ着用時よりも少し低くなっており、開始時点ですでに体温低下が起きていた可能性が考えられます。

結果:ドライナミックメッシュを着たほうが汗冷えしにくい

パターン風を当てる前風を当てた後温度差
ドライナミックメッシュ有34.6℃33.8℃0.8℃
速乾ウェアのみ32.6℃29.2℃3.4℃
3分間という短い時間でしたが、結果は一目瞭然。ドライナミックメッシュ着用時の方が、表面温度の低下は小さかったです。いかに体を濡らさないことが大切であるかが、わかります。

編集部員Nの感想

ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
最後に文字通り体をはって2つのパターンを体験した、編集部員Nの感想を聞いてみました。

【冷たさの感じ方】
速乾ウェアだけだと、特に汗をかいているところが体に貼りつき、とても不快でした。
ドライナミックメッシュ着用時は、水分を含まない肉厚のアミアミがあるため、速乾ウェアが体にひっつくような不快な感覚はなかったです。
肌が濡れている感覚がないため、風で冷やされているという感覚もあまりありませんでした。

【着心地】
アミアミの部分は分厚くしっかりしているが、特に動きにくさや窮屈さなどは感じませんでした。

結論:恥ずかしさを凌駕する実力がある!

ドライナミックメッシュ
撮影:YAMA HACK編集部
「大量に汗をかいても快適」「どうしても蒸れるレインウェアの中でも、不快感が少ない」など、幅広い登山者に支持されているドライナミックメッシュ。

季節を問わず、登山に潜む『汗冷え』リスク。そういったリスクを回避し、少しでも快適に登山を楽しむために、ウェアやギアを工夫することもとても大切です。今回その一つとして、ドライナミックメッシュが効果的であることがわかりました。

今回使用した商品

ITEM
ドライナミック メッシュ ショートスリーブ
素材:ポリプロピレン66%、ナイロン28%、ポリウレタン6%
カラー:2色
サイズ:S/M、L/XL、XXL

ITEM
蒙古タンメン中本 カップラーメン

レディスもあります

ITEM
ミレー ドライナミック メッシュタンクトップ
【素材】ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6%
【サイズ】SAB、ACD、MAB、MCD
【カラー】BLACK - NOIR、LIGHT GREY

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今回は人気の商品として、ドライナミックを紹介しましたが、その他にも汗処理インナーはたくさんありますので、気になるものを一度試してみてください。

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ドライナミックメッシュ
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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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